2017年07月25日
手の甲のシミは、顔のシミより消えにくい?手の甲と顔の皮膚の違い
※イメージ画像
先日からシミを薄くする目的でハイドロキノンを使い始めていますが、顔のついでに左手の甲にも塗っています。
左手は右手甲よりシミが気になるのと、あえて片方だけ使ってみて比較してみたい気持ちと。
顔の老化も気になりますが、けっこうお化粧でごまかせる部分もあります。
でも手だけはどうにも年齢を隠しようがなく、数年前からとても気になっていたんですよね。
最近はシミについての記事を何回か書いていますが、いただいたコメントの中で「手の甲のシミ」についての話が出てきたため、調べてみました。
顔のシミ消しには効いても手の甲には効きにくいとのことで、いったいその違いはなんなんでしょう?と、大変興味を持ちました。
原因はほとんどが老人性褐色斑
「老人性褐色斑」というのはシミの中では一番ポピュラーで、できてしまってからすぐにケアすれば、比較的消しやすい部類に入ります。
主な原因は紫外線で、老人性とはいっても、早い人では20代後半から症状が出ます。
頬骨・こめかみ・手の甲にできやすいシミです。
手の甲のシミの原因は、ほとんどがこの老人性褐色斑だと言われています。
女性は家事で手に火傷や怪我をする機会も多いため、傷口がそのまま色素沈着し、「炎症性色素沈着」というシミができることも多いです。
こちらもケアが早ければ消えやすいと言われています。
手の甲は他の部分に比べ、「脂漏性角化症」という盛り上がりのあるシミに発展しやすいです。
こうなるとスキンケアだけではどうにもできなくなります。
気になり始めたらすぐに「シミ消し」のケアをするのがベストのようですね。
顔と手の甲、皮膚の違いと特徴
手の甲の皮膚は顔の皮膚と比べて、
・皮脂腺が少ない(皮脂膜が作られない)
・角層が厚い
・外部からの物理的な刺激に強い
・乾燥しやすい
顔と比べて角質が固く、皮脂膜でバリアをされたり潤いを保たれていない状態です。
極端にいうと、ゴワゴワでカサカサということですね(顔比)。
顔でもそうですが、ゴワゴワでカサカサの状態は、非常に有効成分が浸透しづらいです。
手の甲のシミの消し方
大きく分けて、3種類の方法が主流になっているようです。
・レーザー
クリニックなどでの治療。
シミ治療には一番効果があり確実ですが、他の方法に比べると金額が高いことと(それでも昔に比べるとかなり安くなりました)、術後の傷の不安がデメリットです。
・ハイドロキノン
医療機関で処方される塗り薬ですが(基本的には保険適用外)、今は市販でも買えます。
トレチノインとの併用で高い効果が期待できるものの、刺激が強いのが難点。
「シミ予防」だけでなく「できてしまったシミを薄くする」という、数少ない成分のひとつです。
・L-システイン
錠剤などの経口摂取でよく使われている成分です。
穏やかに効く分、即効性がないのがデメリットです。
ハイドロキノンとの併用もお勧めです。
まとめ
まず、これ以上作らせない、増やさない、という点では、なんといっても紫外線対策が一番のようです。
日焼け止めを塗るのはもちろん、抗酸化作用の強い食物を積極的に摂ったり、生活習慣の乱れを直すこともシミの防止には役立ちます。
できれば手袋などもしたいですが、スーパーの買い物程度だとなかなか勇気がいりますね^^;
でも、ガーデニングなどで外に長くいる方にはお勧めです。
実際にガーデニングを始めてから手のシミが増えたという話もチラホラ聞きます。
顔と比べて効果が出にくいのは、肌・シミの仕組みや特徴が両者で違うなど様々な理由があると思いますが、有効成分の浸透力も大きな要因のようです。
上にも書きましたが、手の甲は顔の皮膚に比べてゴワゴワカサカサなので、成分がなかなか奥まで届きません。
普段からハンドクリームで保湿したりすることも大事です。
週に1~2回のピーリングで角質を柔らかくするのも有効です。
手は水仕事ですぐにクリームなど落ちてしまいやすいのですが、面倒でもとにかく保湿しまくるのがコツだそうです
手の甲のシミ消しに効果を出している人は、手にも顔と同じスキンケアを施したりするそうです。
美容成分により角質が柔らかくなって潤いが出ますので、その後に使う美白成分が効きやすいという話には納得できますね。
顔のケアのついでに、余った化粧水などを叩きこんだりしてみてはどうでしょうか。
ハイドロキノンは日中は使わない方がいいようなので、日中はUVケアと保湿、夜だけハイドロキノンを使ってみようかと思います。
果たして顔と同じような効果が出るか・・・(顔に効果が出るかも今はまだ分かりませんが^^;)
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