2018年01月23日
クエン酸とグリセリンの手作りリンスで、石鹸シャンプー後のキシキシを解決
12月から洗顔に固形石鹸を使い始めたのですが、何の気なしに身体と髪も洗ってみたら、その使い心地の良さにすっかりハマってしまいました
私が使っている固形石鹸は「うるおいファクター」の「UFソープ」。
実際に使ってみた体験談を書いていますので、興味のある方はご覧ください。↓
【口コミレビュー】美容成分たっぷりの透明固形石鹸 うるおいファクター「UFソープ」で保湿しながら優しく洗顔
今回は、グリセリンとクエン酸で手作りしたリンスのお話です。
何で手作りリンスを使うのか、リンスの作り方と使い方、使い心地や仕上がりなどについて書いていきます。
手作りリンスを作ることになったキッカケ
冒頭にも書いた通り、ここ1ヶ月ちょっと、固形石鹸での洗髪に凝っています。
ただ、石鹸シャンプーはノンシリコンシャンプー以上に、洗い流す時の指通りが悪いのです。(洗髪中は泡立ちもよくスムーズに洗えます)
現在私は髪と地肌に刺激を与えないことを最優先としているため、普通のシャンプーに比べて洗いにくいこと自体に問題はありません。
多少の努力は覚悟の上です。
でも指通りが悪すぎると髪を引っ張ることになって、かえって負担をかけてしまうことになり、それが問題。
せっかく地肌に優しいことをしても、これだと意味がありません><
引っ張らないように気を付けるのはけっこう面倒で時間がかかるし、どちらにしても多少なりとも引っ張ることになると思います。
そのことに悩んでいる時、ブロガー仲間のビー玉さんから、グリセリン+クエン酸の手作りリンスのことを聞きました。
ビー玉さんはアレッポ石鹸を使っているのですが、やはりキシキシや指通りが気になっていたようで・・・
ビー玉さんも以前、リンスの作り方や使用感などを記事に書いているので、詳細を知りたい方はこちらからどうぞ↓
石鹸1つで勝負する(`・ω・´)キリッ
石鹸シャンプーはなぜきしむのか
程度の差はありますが、基本的にノンシリコンシャンプーも石鹸も、きしんだり指通りが悪くなると思います。(全部ではありません)
主な原因は、以下の2つです。
1.コーティング剤や潤滑剤が使われていない
2.アルカリ性だから
1について、シリコンには毛髪をコーティングしてくれる役目があるのですが、当然ながらノンシリコンシャンプーにも石鹸にもシリコンは含まれていません。
毛髪が濡れていてコーティングが無い場合は、どうしてもきしみます。
一般的なシリコンシャンプーに含まれるシリコンは油溶性で手触りは良くなるのですが、毛髪の表面に蓄積してベタつくこともあります。
水溶性のシリコンは蓄積せずベタつきもないのですが、水溶性シリコンを使ったシャンプーは高価です。
2について、髪の毛は元々弱酸性に傾いていて、通常(酸性)の時はキューティクルが閉じています。
でも一般的なほとんどのシャンプーや石鹸はアルカリ性で、毛髪はアルカリ性に傾くとキューティクルが開いてしまうのです。
しばらく経つとまた自然と酸性に戻ってキューティクルが閉じてくるのですが、そうなるまでは指通りが悪くきしみます。
水(雨なども)でもアルカリ性に傾くので、髪の毛を濡らしただけできしみますよね。
弱酸性やアミノ酸系のシャンプーだときしみにくいですけれど、デメリットもあります。
左が酸性の状態、右がアルカリ性の状態です。
グリセリン+クエン酸で指通りが良くなる理由
先ほどの項目でも触れたように、アルカリ性石鹸で洗髪すると、キューティクルが開いてキシキシと指通りが悪くなります。
そこで、すぐに頭皮と毛髪を酸性に戻すため、クエン酸を使うのです。
グリセリンには保湿効果があるので一緒に混ぜますが、酸性に戻すだけならクエン酸の作用だけでも効果が出ます。
私の作り方と使い方
前述のビー玉さんの分量で作るつもりでいたのに、なぜか初めて作る時、異様に忙しくて・・・
なんでそんな忙しい時に作るのかという話はおいといて、その時はとりあえず、検索で一番上に出てきたサイトの分量で作ってしまいました(笑)
水道水250CC、クエン酸大さじ1.5杯、グリセリン大さじ1杯
香りが欲しい方は、これに数滴の精油を混ぜてください。(精油は種類によってかなり刺激の強いものがありますので、少しずつ様子を見ながら)
保存ボトルの中に全部の材料を入れてガシャガシャ振ればいいか!と思っていましたが、クエン酸は液体ではないため、保存ボトルに入れる時、口に付いてしまいます。
ですから先に大きな容器の中でかき回してしっかり溶かし(すぐ溶けます)、それをじょうごなどでボトルに移し替える方が簡単ですね。
洗面器の1/4〜1/3ほどお湯を張り、そこにリンスを大さじ3〜4杯ほど入れて使います。
「洗面器にお湯200CCくらい+リンス100CC(大さじでいうと6.5杯)」という濃いめの希釈でも試しましたが、これだと刺激が強く、頭皮や首筋、肩のあたりがピリピリしてしまいました。
どのくらい希釈するのがベストかは人それぞれでしょうが、最初は少しから試してみて、「そこそこ指通りが良くなり刺激がない程度」で良いと思います。
ビー玉さんのレシピは私のレシピと比べるとけっこう濃度が低いので、洗面器にお湯は張らず、そのまま使うタイプじゃないでしょうか。
「洗面器に頭を突っ込んでそのまましばらく時間を置く」という方法もあるのですが今は冬なので寒いということもあり、次回からは洗面器を使わないであろう、ビー玉さんのレシピで作ろうかと思います。
私は洗面器のお湯で希釈する方法ですが、頭にかけて髪の毛に馴染ませただけで、「漬けて時間待ち」はしていません^^;
グリセリンは少しとろみのある液体で、たくさん入れるとツヤツヤしっとりになりそう!というイメージがあるのですが、あまり入れすぎると逆にキシキシするそうですので、ご注意ください。
色々調べていると、ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドなどを入れている人もいました。
私も慣れてきたら、このような保湿美容成分を入れてみたいですね!
保存方法
シャンプーするたびに1回分だけ作ってもいいのですが、私は数回分まとめて作りました。
作ったリンスはペットボトルや保存容器などに入れます。
一度作ったものは冷蔵庫保存で、10日〜2週間以内に使い切るのが目安です。
気になる人は、1週間くらいで使い切っているようです。
使い心地と仕上がり
最初に使った時は希釈しすぎて、あまり変化がありませんでした。
私の毛髪には合わないのかな?なんて思いながらもう少しだけ濃くしてみたら、髪の毛を引っ張ってしまうほどの指通りの悪さやキシキシは、ずいぶん良くなりました。
濃度しだいですね。
もちろん市販のリンスのように潤滑剤が配合されているわけではないですから、とぅるんとぅるんにはなりません。
でも私が目指しているのは「頭髪にできるだけ刺激を与えず、余計な成分は使わず、でも汚れはしっかり落とす」ということですから、洗い流す時に強く髪の毛を引っ張らなくて済む程度の指通りがあればじゅうぶんです。
ドライヤー後の仕上がりは、ノンシリコンシャンプーの時と同じでふんわりします。
しかも初めての時は「洗い流さないトリートメント」を使っても静電気が起きたのに、段々毛髪や頭皮が慣れてきたのか状態が良くなっているのか・・・
そのまま乾かすと相変わらず静電気が起きますがずいぶん軽減されましたし、洗い流さないトリートメントを使うと全然静電気が起きなくなっています。
私が使っているのは、ドライヤーなどで熱を与えると美髪効果が発揮されるという、ラサーナの「海藻ヘアエッセンス」です。
ベタつかず、ふわふわを残してくれます。
以前レビュー記事も書いていますので、髪のダメージケアに興味のある方はご覧ください。
【レビュー】洗い流さないトリートメント ラサーナ(LaSana)海藻ヘアエッセンス
石鹸シャンプーのメリット
・石油系の合成界面活性剤不使用
・川や海を汚さず、環境に優しい
・皮脂をすっきり取り除くので、脂性肌でベタつきが気になる人にお勧め
・余計な成分が少ないので、敏感肌やアレルギー肌にお勧め
・洗いあがりがサッパリ
・髪がベタつかずふんわりする
・髪質や肌質に合えば、健康的な毛髪と頭皮になれる
・毛穴の詰まりをしっかり取る
石鹸シャンプーのデメリット
・洗い流す時に指通りが悪いので、洗い流すのが大変
・しっかり洗わないと石鹸カスが残ってしまい、フケのようになる
・洗い上がりがツルツルしない
・慣れるまでにちょっと時間(数ヶ月)が必要
・乾燥肌の人にとっては、洗浄力が強すぎて皮脂を取られすぎてしまうかも
・乾燥肌の人が使うと、皮脂がなくなりすぎて皮脂の過剰分泌を促してしまうかも(つまり、逆にベタベタになる)
まとめとポイント
・石鹸で髪の毛を洗うとキシキシと指通りが悪く、洗い流すのが大変
・石鹸で髪の毛を洗うとアルカリ性に傾いてキューティクルが開いてしまうため、クエン酸を使って弱酸性に素早く戻し、指通りを良くする
・石鹸で髪の毛を洗うと、仕上がりがふわふわになる
・頭皮が乾燥肌の人は、洗浄力の高すぎない弱酸性かアミノ酸のシャンプーが良い
・頭皮が脂性の人には(インナードライではない)、石鹸シャンプーが合っているけれど、良くも悪くも一般的なシャンプーよりは洗浄力が穏やか
元々私は、石鹸シャンプーを洗い流す時の指通りの悪さ→それだとかえって頭皮(毛根?)を傷めるのではないかというのが気になり、グリセリン+クエン酸のリンスを使うことにしたのです。
でも石鹸シャンプーのデメリットとして「普通のシャンプー以上にしっかり落とさないといけない」「シャンプーが残っているうちにリンスをするとベタつく」などの情報を見て、私の望んでいることとズレがあることを知りました。
リンス前にしっかりシャンプーを落とそうとすれば指通りが悪いままで、髪の毛をグイグイ引っ張ることになりますから。
それで自己流なのですが・・・
シャンプー中は指通りは悪くありませんが、シャワーで泡をサッと洗い流した瞬間からすぐキシキシになります。
そうなるともうこれ以上は髪に負担がかかりそうなので無理に頭皮を洗おうとはせず生え際だけ洗い、そのあとはもうリンスをしてしまいます。
リンスをすると指通りが良くなりますので、そうなってから頭皮を丁寧に洗っています。
そのやり方で今のところ状況が悪化するようなことはありませんし、フケのようなものも出てこないし、ベタつきもありません。
石鹸シャンプーは使ってみたいけど、髪の毛をギュウギュウ引っ張りながら洗うのは不安!という方は、クエン酸リンスを使いながらこのような洗い方にしてみたらいかがでしょうか。
グリセリンとクエン酸は、ドラッグストアの消毒液なんかが置いてあるあたりにあると思います。
ネットでも簡単に買えます。
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