2017年06月08日
活性酸素とは?その悪影響と対策、抗酸化作用の強い成分
化粧品や健康食品に含まれている成分の効果・効能を調べていると、「活性酸素を除去」などと書いてあることが多いです。
でも「活性酸素」がどうしてそんなに除去されなくてはならないのか、それを知らないことには除去されるありがたみも必要性もよく分かりませんよね。
そこで、活性酸素とは身体にどんな悪影響をもたらすものなのか、活性酸素を減らす解決策はないのか?という点について、書いてみたいと思います。
【活性酸素は身体に必要不可欠】
活性酸素とは、「酸化させる力が強い酸素」のことです。
呼吸で取り入れた酸素のうち、約2%が活性酸素になると言われています。
活性酸素は体内に入り込んだウィルスや細菌などを攻撃し、駆除する働きをします。
また、食事で摂った栄養素を燃やしてエネルギーにしたりと、悪いことばかりするわけではないのです。
身体にはどうしても必要なものです。
ただ、必要以上に増えすぎると正常な細胞にまで攻撃をし、身体を錆びつかせ、老化の原因となってしまいます。
【活性酸素はどうすると増えてしまう?】
・紫外線
・喫煙
・過度のアルコール摂取
・ストレス
・激しい運動
・食生活の乱れ(添加物の多い食品、外食など)
・大気汚染
・電磁波、放射線
・医薬品
【活性酸素の具体的なリスク】
・血管の老化(動脈硬化、脳梗塞など)
・心臓病
・がん
・膵臓の機能低下(糖尿病など)
・老人性痴ほう症
・シミ、しわ、そばかす
・薄毛、白髪
・視力の低下、かすみ目、白内障
・疲労、だるさ
・歯・骨・筋肉の弱体
・免疫力の低下
【活性酸素を増やさない(減らす)方法】
・禁煙
・紫外線の防止
・ストレス発散
・食生活の見直し(食品添加物などをあまり摂らずバランス良い食事)
・抗酸化作用の強い食品や健康食品の摂取
・軽めの運動(ウォーキングなど)
【抗酸化作用の強い成分】
・ビタミンA
・ビタミンC
・ビタミンE
・ポリフェノール
・リコピン
・アントシアニン
・アスタキサンチン
・βカロチン
・カテキン
・イソフラボン
・セサミン
・亜鉛
・コエンザイムQ10
※たとえば「カテキン」や「セサミン」などはポリフェノールの一種ですが、上記一覧は独り歩きしている有名な成分なので、別々に書いています
【抗酸化作用が強いことで有名な食品】
アボカド、バナナ、かぼちゃ、人参、大根、小松菜、しょうが、にんにく、玉ねぎ、らっきょう、蓮根、ナス、アーモンド、ベリー類、アサイー、大豆食品、ケール、トマト、緑茶、紅茶、ココア、ココナッッオイル、発酵食品、ごま、海藻類、蕎麦、鮭など
・色の濃い植物性食品
・南国のフルーツや植物
・夏野菜
・においのきつい野菜や植物
・水素水
単体で摂取するより複合で摂取する方が、より効果が高いと言われています。
あまり気にしすぎてストレスを溜めてしまっては意味がないので、ちょっと意識しつつ生活していくのがいいんじゃないでしょうか。
一般的に「健康的」と言われること・・・、和食・菜食・適度な運動などをしていれば自然と対策できると思いますし、あとは紫外線防止ですかね。
紫外線は肌の奥まで入り込んで活性酸素を発生させ、ヒアルロン酸やコラーゲンなどを生産する線維芽細胞の働きを邪魔するため、美容の大敵です。
活性酸素を増やさないよう、アンチエイジングな日々を送りたいですね。
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