2017年03月30日
そろそろ紫外線対策(UVケア)を考える季節。ところでSPFとPAって?
四月を目前にして、そろそろ紫外線対策を考えなくてはいけない時期に突入です。
出典:気象庁
これは東京の紫外線で、地域によって平均値は違うのですが、月単位の推移はどの地域もこんな感じです。
時間帯でいうと午前10時台から急激に高くなり、12時頃をピークにまたすこしずつ減少しますが、14時台まではまだまだ強いので注意が必要です。
紫外線対策を考える前に、UVケア商品に表示されてる「SPF」と「PA」のおさらいをしておきますね。
SPFは「サンプロテクションファクター」の略で、UVB(紫外線B波)のブロック効果の程度を表します。
PAは「プロテクションガードオブUVA」の略で、UVA(紫外線A波)のブロック効果の程度を表します。
イラストを見ると分かる通り、UVA(紫外線A波)の方が皮膚の奥まで侵入してきます。
【SPFに関わるUVB(紫外線B波)について】
UVB(紫外線B波)は強いパワーで肌の表面を傷つけ、メラニン色素を沈着させ、炎症や皮膚がんやシミの原因になります。
波長が短いため、直接日光に当たらないように工夫することで、ある程度防ぐことができます。
地表に届く全紫外線の約5%にあたり、肌の深層まで届くことはありません。
SPFは肌が赤くなる日焼け(サンバーン)を防ぐ指標で、数字が大きくなるほど効果が高いです。
現在50の表示が最高値で、「SPF50+」というのは、SPFが51より大きいという意味です。
普通皮膚は日焼けするまで(赤くなり始めるまで)20分ほどと言われてますが、SPFの数値はその倍数だけ時間を遅らせることができます。
例えばSPF10なら20分×10で200分、SPF50なら20分×50で1000分(16時間)。
SPFというのは「どれだけの強い日差しに耐えられるか」ではなく、「サンバーン被害に遭う時間をどれだけ遅らせることができるか」です。
【PAに関わるUVA(紫外線A波)について】
UVA(紫外線A波)は地表に届く紫外線の約95%を占め、波長が長く、直射日光を避けてもガラスなどを突き抜け、曇りの日でも雲を突き抜け、肌の奥深くまで入り込みます。
そのことによりコラーゲンやエラスチンなどを変形させ、シミやシワの原因を作ります。
短時間で肌を赤く炎症させるわけではないですが、ジワジワと真皮を痛めつけます。
肌老化の原因の8割は、紫外線だと言われています。
以前は「PA+++」が最高値でしたが、2012年に測定方法と表示方法が改定され、それに伴い2013年から「PA++++」も加わりました。
+の数が多くなるほど、防御効果が高くなります。
SPFとは違い、「どれだけ紫外線を遮れるか」の効果なので、短時間しか出かけなくても紫外線の強い季節や高い場所に出かける場合は、PAの+の数が多いものを選ぶのがいいでしょう。
何も塗ってない場合と比較して、+→2~4倍の効果、++→4~8倍の効果、+++→8~16倍の効果、++++→16倍以上の効果です。
【UVケアの注意点】
上記の効果は、1平方センチメートルあたり2gの日焼け止めを塗った場合です。
あまり薄塗りだったり途中で汗で落ちてしまうと効果を発揮できないため、じゅうぶんな量を数時間おきに塗り直すことが大切です。
数値が高ければそれだけでいいというわけではなく、数値が高い分、肌に負担をかける成分が入っていることもあります。
UVケア商品を選ぶときは負担をかける成分について厳選したり、出かける場所や時間帯や時間の長さやその日の天気、時期などによって、使い分けることも大事です。
私もこれからの季節、紫外線対策を強化していく予定です。
すでにシミ対策のサプリメント(ロスミンローヤル)は3月から飲んでて、着々と準備はしているのですが。
それにしても、去年の真夏なんて、すっぴんのまま外をうろうろしてました・・・
いま考えたら恐ろしすぎる><
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