おばあちゃんの寝床と台所の間には、三分の一帖ほどの通路があって、両側から襖を開けて通れるようになっている。昔はそこを行き来があったのだが、いつの頃からか、物置代わりに使われており、特に猫らにイタズラされやすいペットの餌はそこに保管するなどしていた。
両側に襖があるので、いつも襖を閉め切っていれば大丈夫と思い、ついでに米など保存食品を保管するのにも便利で重宝していた。ところが、この間(5/24)のこと、2月にポイント貯めるために先走って買ってあった米10キロの袋に穴が開いているとも知らず、米びつに移すまでに米粒がポロポロと床に零れ落ちてしまった。
それが厄介なことに、いろいろな隙間に入り込み、これを全部拾い出すのに30分も掛かった。最初、ちゃんと自分らが食べるつもりで拾い集めていたのだが、余りに量が多く指で拾い上げるには手間が掛かりすぎため、リンゴ保護用の発泡スチロールで床を拭き取るように米粒を集めるしかなかった。
それがいつも掃除機が届かない場所だったりで、猫の毛やらゴミなら埃まみれの米粒となり、洗えば取れるとは思うが相当数のすすぎが必要だったので自家消費は諦め、でも単純に捨てはせず、スズメちゃんらに食べて貰うことにした。毎月一日には敷地内のお明神様を拝んでいるが、その時米粒をお供えしているので、スズメちゃんらにとっては臨時ボーナス配給みたいなものだったに違いない。
それはそうとして、今回の一件にて、猫三匹もいてネズミに舐められたもので、易々と米袋を食い破られるとは、ふつうは猫三匹もいて有り得ないことだ。これはいつも猫がイタズラしないいように襖を閉じていたことが、逆にネズミの悪事を呼び込んでしまったことになる。実はその前日の朝、人参の苗を豆腐パックに植え替えて地下室に保管していたら、たった一晩でめちゃくちゃにされていたことがあったばかりだった。
これは間違いなくネズミの仕業で、以前地下室にいて種芋を食べていたネズミを、多分シロタンが地下室の上の旧猫部屋で捕まえ丸ごと食べてしまい、ミンチ状の肉片になって寝床の枕付近に吐いてあったことがあった。うちにはプロ級ハンターのミネちゃん、モグラを捕まえるのが得意なジロタンとシロタンと精鋭の猫三匹がいるので、この三匹でネズミに対抗することにした。
それ以降は、その通路の両襖は常時解放状態にした。すると、猫らはすぐにここは何だ?とばかりに視察に来て効果抜群。おそらく、ネズミくんも猫らがたびたび来ることになり、もう来なくなっただろう。常時解放状態にしても猫らは米袋はイタズラしないので、猫餌だけは別の物置に保管することに変更になっただが、その程度のことでネズミを寄せ付けないのであればお安いものだ。
いつもただ飯を食わせ好きなだけ寝るなど好き放題させているのだから、せめてネズミが出たり、もう出そうもないように常時家の中の監視と警戒を三匹で活動して欲しいものだ。
猫日記より(2021.6.6)
ジロタンがどこに行ったのか、午後行方不明で、12時過ぎには確かに机の上で寝てたが、バイクで戻った2時過ぎに、シロタンとミネちゃんのみで姿を現さない。外へ出てったのかもと思ったが、3時半どこからか出てきた。
2023年06月06日
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