桑原通夫です。
株の大暴落について・・
8月2日に、日経平均株価が
大暴落しました。
週明けの5日も続落で・・日経平均株価は
終値は3万1458円となり、
年初の終値3万3288円を下回りました。
25.5%の下げ・・ということで、
ブラックマンデー越えの
史上最大の暴落・・となりました。
その要因となったのは・・
アメリカのFRBが利率を据え置くと
発表・・
↓
米国経済に不利な統計が出たため
アメリカの株価が暴落してしまった・・
ということのようです。
そのアオリを受けて日本市場も大暴落・・
つまり、円高の影響とうアメリカ株価の暴落
によって、
株価が大暴落してしまった・・
↓
米株を持っている人はもちろん、
新NISAをやっている人も大変だ・・
↓
政府がお勧めの株が暴落って・・どうよ。
という話ですが・・
↓
これまでの日本の株価上昇を支えてきたのは、
円安による企業利益の増大だったが、
その状況が大きく変わることになります。
今後の為にも暴落の最大の要因は何か?
きっかけとなったのは・・
円安や日銀の利上げ、FRBの利率据え置き・・
といろいろありますが、
一言で言えば・・アメリカ経済の悪化・・
アメリカの景気指標の悪化です。
それによって・・円高が進むことや
米金利が大きく下がるだろう・・という
憶測が市場に広がったためなのです。
株式市場では、予測されていたことは、
すでに株価に織り込み済みになっているはず・・
↓
ということで株価を動かすのは、
予想外のニュース・・ということになります。
↓
日銀利上げやFRBや利下げ予告は
大きな原因でない・・
↓
何が起きたかを時系列的でみると・・
↓
7月の30、31日に日銀が政策決定会合を開いたが
ここでの決定は国債購入の減額だけ・・
↓
利上げの決定は行われないと考えられていたのだが、
急にそれが議題になるとの情報が伝わり、
↓
31日(水)の午前から円高が進み、日経平均株価が下落した。
↓
15時過ぎに植田総裁の記者会見があり、
円高が進んだ。
↓
午前中は1ドル=153円程度であったものが、
150~151円程度にまでの円高になった。
↓
しかし、株価は午後になって午前中の下落を取り戻し、
終値は3万9140円と、前日より高くなった。
↓
つまり、日銀の利上げ決定はサプライズであった
にもかかわらず、
株価には大きな影響を与えなかった。
↓
続いて8月1日に、FRBのパウエル議長が
9月の利下げを示唆した。
↓
これを受けて、ニューヨーク証券取引市場では、
買いが先行して取引が始まった。
こまではほぼ予測されていた展開だった・・
その後、失業率の上昇や
製造業の景況状況指数などが
予想を下回ったため・・
↓
ダウ平均株価が急落し、1時は下げ幅が
700ドルを超えた。
↓
8月1日午前9時頃から急激な円高が進み、
1ドル=150円→146円になった。
↓
これを受けた8月1日の東京市場では、
日経平均株価が寄り付きから値下がりし、
終値は3万8083円となった。
日経平均株価は、8月2日(金)も
寄り付きから下落し、
前日終値から2216円安い3万5909円となった。
そして週明けの8月5日(月)、終値は前営業日比で
4451円安い3万1458円・・
↓
史上最大の下落となった・・ということです。
ところが・・翌6日はこれが一転し、
過去最大となる3217円の上昇・・
異常な乱高下となっています。
そこで、財務省、金融庁、日銀は
6日に緊急の会合を開き、
市場の動向を注視していく姿勢を強調しました。
歴史的な円安水準から一転、
円高が急ピッチで進んだことや、
アメリカ経済の先行きへの不透明感から
リスクを避けようとする動きが
急速に広がったことが、株価下落の要因・・
とされていますが
もう一つの乱高下の大きな要因として、
AIを搭載したプログラムが自動で
売買のタイミングを判断する・・
いわゆるアルゴリズム取引や
高速取引などを駆使して投機筋が
大量に取り引きしていることも
大きな要因である・・
と指摘する市場関係者もいるようです。
いずれにせよ・・株は長期で・・
という基本は変わらないようですね。
最後まで御覧いただきましてありがとうございます。
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