店名をそのまま出しての批判は、個人のブログや食べログなどでも見受けられます。
「店員が不親切だった」
「まずい料理だった」
以前は店名を出すなんて容赦がないと思っていましたが、前にネットで、
「商売をやるなら、そういうことも覚悟するべき」との意見がありました。
確かに今はネットで、誰でも情報発信できる世の中です。
その通りなのかも知れません。
そのように考えると、昔の自分の仕事ぶりというのは、いつ晒されてもおかしくないものでした。
というか、きっとどこかで晒されていたり、口コミで伝わったりしていると思います。
本当にDQN店員でしたから。
しかし、そうなっていった要因は自分の気質もありますが、
前職の教育方針も大きかったと思います。
具体的に言えば、最初に警戒心を植え付ける接客なのですよね。
上司が「アイツは要注意の客だ」と言って事前に教えてくれましたから(笑
確かに、そう教えられた中には、問題行動をする方もいました。
でも、少し距離を置いてみれば、そんなに悪い人でもないような・・・って方もいました。
でも、最初に「アイツは悪い奴だ」と教えられてしまうと、普通は身構えてしまいますよね。
「コイツはいつ襲いかかって来るんだ?」と。
だから、何をしていない状態でも、警戒して接するわけです。
そうすると、向こうも、その雰囲気に気づいて警戒するわけで。
そのため、何も問題が起きる前から、警戒し合う2人。
これではうまくやっていけるわけがありません。
更に自分の場合は、嫌なお客様とあたると、それを引きずって、
どんどん身構えるようになるのです。
関係ない人でも疑ってかかると言いますか・・・。
基本的にお客様は良い人ばかりで、体感ですが、10人中9人はまともです。
しかし、問題なのが残りの1人。
これが考えられないような要求や暴挙をするのです。
この手の奴らは、周りのことには気を使わないくせに、自分の欲求だけを通そうとするのが特徴。
他のお客様に、迷惑が一切かからないなら構いません。
しかし、ほとんどはその要求をのむと、問題が発生します。
断ればキレるし、かといってその通りにすると、まったく関係のないお客様に迷惑がかかるというジレンマ。
でも、この苦労している部分を、他のお客様に説明するわけにもいかないから辛いのです。
このような出来事を繰り返すたび、自分のような人間は身構えて、
最終的に心が重装備しています。
自分が傷つかないように、完全に防弾して、銃を構えて接客。
常連さんならいざ知らず、初見のお客様なら「お前は何をしにきた?」と言う病的な感じでした。
もちろん、それは許されないことで、全ては自分が悪いです。
ちゃんとした人なら、そういうのも受け止めて、きちんと接客しているわけですから。
それが出来なかった自分は、只々、心が弱かったのでしょう。
でも、世間の皆様にも少しは分かっていただきたいのです。
店員に何かを要求するときは、それが無茶なお願いでないかと。
頼むことによって、店員が苦労するなら構いません。
しかし、他のお客様も絡むとなると、これが簡単には割り切れない問題で。
一つの問題を解決したとしても、別な問題が生まれたら良いこととは言えません。
だから、たまに見かけますよね。
ネットで店を自信満々で批判して、返り討ちに遭い、
「お前の方が悪い」と言われても認めずに逃走する。
一歩引いてみれば、ときには無茶ぶりすぎることもあるのですよ。
お客様からの視点だけだと気づきにくいものですが。
お客様の立場なら、お金を払って楽しみにきているのだから、多少の要求は許されると思います。
でも、店側としては状況によっては対応できないこともあります。
じゃあ、その部分をどうやってすり合わせるか。
その解決策はやはり、事前に連絡しておくことだと思います。
DQN店員の自分でも、「前もって言ってくれれば、いくらでも調整できるのに・・・」と思った事は数知れず。
「事前に連絡をしていなくても、対応するのが当たり前」
「お客様の方が何で気を使わなければならない」
と思う方もいるでしょう。
しかし、そこをゆずってこそ、人間社会って成り立つと思いますよ。
俺が、俺がでは・・・・・・、
そこら辺も、まともな方なら分かってくれると信じています(笑
世の中で起こるトラブルであるのが、自分が分かりきっていることだから、
相手も分かっていると思い込み、伝えないパターン。
自分が分かっているとしても、相手が分かっているとは限りません。
また、世間の常識も人によって違います。
無用なトラブルを避けたいなら、事前に連絡をするというのは大事な事だと思います。
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