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posted by fanblog

2013年05月20日

前もって言ってくれれば・・・・・・・。

今ではよくある、ネットでの名指し批判。
店名をそのまま出しての批判は、個人のブログや食べログなどでも見受けられます。
「店員が不親切だった」
「まずい料理だった」



以前は店名を出すなんて容赦がないと思っていましたが、前にネットで、
「商売をやるなら、そういうことも覚悟するべき」との意見がありました。
確かに今はネットで、誰でも情報発信できる世の中です。
その通りなのかも知れません。



そのように考えると、昔の自分の仕事ぶりというのは、いつ晒されてもおかしくないものでした。
というか、きっとどこかで晒されていたり、口コミで伝わったりしていると思います。
本当にDQN店員でしたから。



しかし、そうなっていった要因は自分の気質もありますが、
前職の教育方針も大きかったと思います。
具体的に言えば、最初に警戒心を植え付ける接客なのですよね。
上司が「アイツは要注意の客だ」と言って事前に教えてくれましたから(笑



確かに、そう教えられた中には、問題行動をする方もいました。
でも、少し距離を置いてみれば、そんなに悪い人でもないような・・・って方もいました。
でも、最初に「アイツは悪い奴だ」と教えられてしまうと、普通は身構えてしまいますよね。
「コイツはいつ襲いかかって来るんだ?」と。
だから、何をしていない状態でも、警戒して接するわけです。
そうすると、向こうも、その雰囲気に気づいて警戒するわけで。
そのため、何も問題が起きる前から、警戒し合う2人。
これではうまくやっていけるわけがありません。



更に自分の場合は、嫌なお客様とあたると、それを引きずって、
どんどん身構えるようになるのです。
関係ない人でも疑ってかかると言いますか・・・。
基本的にお客様は良い人ばかりで、体感ですが、10人中9人はまともです。
しかし、問題なのが残りの1人。
これが考えられないような要求や暴挙をするのです。



この手の奴らは、周りのことには気を使わないくせに、自分の欲求だけを通そうとするのが特徴。
他のお客様に、迷惑が一切かからないなら構いません。
しかし、ほとんどはその要求をのむと、問題が発生します。
断ればキレるし、かといってその通りにすると、まったく関係のないお客様に迷惑がかかるというジレンマ。
でも、この苦労している部分を、他のお客様に説明するわけにもいかないから辛いのです。



このような出来事を繰り返すたび、自分のような人間は身構えて、
最終的に心が重装備しています。
自分が傷つかないように、完全に防弾して、銃を構えて接客。
常連さんならいざ知らず、初見のお客様なら「お前は何をしにきた?」と言う病的な感じでした。



もちろん、それは許されないことで、全ては自分が悪いです。
ちゃんとした人なら、そういうのも受け止めて、きちんと接客しているわけですから。
それが出来なかった自分は、只々、心が弱かったのでしょう。



でも、世間の皆様にも少しは分かっていただきたいのです。
店員に何かを要求するときは、それが無茶なお願いでないかと。
頼むことによって、店員が苦労するなら構いません。
しかし、他のお客様も絡むとなると、これが簡単には割り切れない問題で。
一つの問題を解決したとしても、別な問題が生まれたら良いこととは言えません。



だから、たまに見かけますよね。
ネットで店を自信満々で批判して、返り討ちに遭い、
「お前の方が悪い」と言われても認めずに逃走する。
一歩引いてみれば、ときには無茶ぶりすぎることもあるのですよ。
お客様からの視点だけだと気づきにくいものですが。



お客様の立場なら、お金を払って楽しみにきているのだから、多少の要求は許されると思います。
でも、店側としては状況によっては対応できないこともあります。
じゃあ、その部分をどうやってすり合わせるか。
その解決策はやはり、事前に連絡しておくことだと思います。
DQN店員の自分でも、「前もって言ってくれれば、いくらでも調整できるのに・・・」と思った事は数知れず。



「事前に連絡をしていなくても、対応するのが当たり前」
「お客様の方が何で気を使わなければならない」
と思う方もいるでしょう。
しかし、そこをゆずってこそ、人間社会って成り立つと思いますよ。
俺が、俺がでは・・・・・・、
そこら辺も、まともな方なら分かってくれると信じています(笑



世の中で起こるトラブルであるのが、自分が分かりきっていることだから、
相手も分かっていると思い込み、伝えないパターン。
自分が分かっているとしても、相手が分かっているとは限りません。
また、世間の常識も人によって違います。

無用なトラブルを避けたいなら、事前に連絡をするというのは大事な事だと思います。
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