四季ラビオリ

つい先日、『このまま一生、バイトでも食べていくことが出来ると思う』的なブログ記事を見ました。
確かにそれは一理あるし、フリーターとして生きている人もいるでしょう。
自分一人で生きていくだけのお金が必要と考えたら、社員にならずとも生きていく事は可能だと思います。



でも、今はそれでよくても、やはり人間は先のことは分からない。
一人で生きていくつもりだったとしても、好きな人や彼女・彼氏が出来た場合、バイト生活では辛いのですよね・・・



「まず、そういう人はいないし、自分はこのままずっと一人だから・・・」なんて言っていても、
可能性はゼロではありません。
見た目が悪くても、恋人が出来ることもありえます。
人はいつどこで出会いがあるか分からない。



色々なものがうまくいき、付き合うとなって頑張るとしても、
それまでバイト生活しかしてこなかった人間が急に正社員になれるかと言えば・・・なかなか難しいです。
仕事を積み重ねるというのは、基本的には年数が必要。
20代から頑張っている人と30代からスタートでは、よほどの才能でもない限りは埋められないほどの差があって当然です。
上で仕事をするために必要な能力の一つ『信頼』を作るには、年数がかかります。
それは継続してきた人の特権で、楽をして生きてきた人間が手に入れられるものではないのですよね。



もちろん、バイトしながら付き合っていくという選択史もありますが、ある程度、年齢がイっていると結婚なども考えざるを得ません。
そういうものも全て無視して付き合っていくのもアリだとは思いますが、そうなると関係が破綻するのも早い。
ゴールが見えないと付き合っていても、お互いにしんどくなるだけですから・・・・・・



数か月前に友人から「今のうちに仕事を頑張っておかないと大変なことになるぞ」と助言をもらいましたが、この短い言葉にも深い意味が含まれていたのだなと、今さら痛感しています。
仕事を子供で例えるなら、20歳で子供を産めば40歳のころには成人した息子や娘がいます。
しかし、40歳で子供を産んだとしたら、息子や娘が成人するのは60歳。
歳をとっている分、若い頃のように身体は動かないから、育てるのも大変。
だから、若いうちから頑張らなければどうにもならないというわけで・・・・・・



バイトだけで生きていくことも可能だけど、責任を負わずに生きていく分、手にいれられるものも少ない。
50歳、60歳になったときにどんな自分でありたいか？
真剣に考えれば、色々と答えは見えてくるような気がします。



体を壊すまで働くのは反対ですが、正社員として働くチャンスがあるのなら、バイトに甘んじることなく働くのが正しい道なのでしょう。
苦労する分、その経験は今後の人生において絶対に無駄にならないから。