2017年12月08日
超初心者向け知的財産のお話し その89
かえるくんです
先日(12月5日)東京都中小企業知的財産シンポジウム(@東京 霞が関)
に参加してきました。
基調講演はあの「下町ロケット」に登場する弁護士のモデルとなった
鮫島正弘氏(内田・鮫島法律事務所代表パートナー)で
「ニッチトップ企業になるための中小企業の知財戦略論」
話の内容は、「販路やブランド力がなく、製造設備しか持たない町工場が
自分たちのアイデアをどのように収益に結び付けるか」というお話で
大変興味深いものでした。
発明は通常、特許などで権利化するか、徹底的に営業秘密として
ブラックボックス化するか、どちらかもしくは双方を使って守ります。
ただ、自分たちの技術がいかに優れていても評価されないことも当然
起こりえます。そうした時に自分たちの技術を一つの分野として確立
して、そのニッチ分野でトップになることでリーディングカンパニー
として市場でしっかりとした足場を造るために2012年に造られたのが
【新市場創造型標準化制度】です。
しかし、安易に飛びつくと非常にリスクのある制度であるとも言われて
おり、関東経済産業局が開催した「知財・標準化戦略セミナー」で
江藤学氏(一橋大学 イノベーション研究センター教授)もその点を指摘
されておりました。
その辺のお話も何回かに分けて上記制度のお話をしようと思います。
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