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今日は以前書いた「或る殺人」という映画をもう一度見ました。1959年公開ジェームズ・スチュワート主演の映画です。この映画を監督し製作したのは上記の写真の人物、オットー・プレミンジャーという人です。
オーストリアハンガリー帝国出身ですがナチスの台頭してきたためハリウッドに渡ります。しかしうまくいかずブロードウェーでしばらく仕事をします。写真を見ればなんとなくわかりますが、結構悪そうな人相なので自分が嫌ったナチスの役などを多く演じることになります。1953年の「第十七捕虜収容所」はその典型例です。ドイツ人捕虜収容所所長を演じています。私が最初この映画を見たときは、「ある殺人」を監督した人物と同一人物だとは気づきませんでした。

監督業自体は1930年代からやっているようですが、本格的にやりだしたのは1944年の「ローラ殺人事件」以降でしょう。この映画で成功し、その後さまざまな大胆な映画を送り込むことになるのです。

プレミンジャーの主な監督作品
1944年　ローラ殺人事件
1945年　堕ちた天使
1953年　月蒼くして
1955年　黄金の腕
1959年　ポギーとベス
　　　　或る殺人
1960年　栄光への脱出