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映画
製作スタッフ
製作:山口松三郎
原作:菊田一夫
脚色:斎藤良輔
音楽:古関裕而
監督:佐々木啓祐
配役
加賀見修平:佐田啓二
加賀見勘造:井上正夫
加賀見かね:英百合子
秦野豊:菅井一郎
秦野芳枝:平野郁子
秦野由利枝:高杉妙子
立花:笠智衆
しの:飯田蝶子
源吉:山路義人
泉沢万次:山口勇
隆太:野坂頼明
修吉:本尾正幸・・・・・修平の弟
桂一:鈴木豊明
俊次:前田正次
他
「謹んでこの一篇をフラナガン神父の霊に捧ぐ」
こんな一節が映画の前に。
「鐘の鳴る丘」というのは元々NHKで放送されていたラジオドラマ。
(当然、この時はテレビドラマなどない)
それを映画化した作品で三篇に分かれているが、本作はその一つ。
なぜフラナガン神父が出てくるかというと、神父は1947年に日本に来ています。
その後GHQがフラナガン神父の精神を踏まえた戦争孤児救済キャンペーンのドラマを作れと命令したことにあります。
タイトルにある隆太を演じたのは野坂頼明という人。
あんまり検索してもヒットしないが、この記事が出てきた。
6年前に82歳ということは、現在88歳か。俳優の道は進んでいないよう。
戦争から復員した修平。弟を探すうちに浮浪児と会い、彼らが住める家を作ろうとする。
こういう話だが、フラナガン神父が少年の家を作った話に似ている。
本作では宗教色はないが。
加賀見兄弟はすれ違いが続き、弟は兄が都電に乗り込むとこを見るが、兄修平はそれに気づかずというところで第一篇は終了する。
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