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映画全編




原案：長田幹彦
脚色：柳井隆雄
撮影：長井信一
監督：野村芳亭


竹内良一
坪内美子
江川宇礼雄
若松絹子
河村黎吉
他

1933年の「島の娘」。野村芳亭監督作品。松竹配給。
主題歌は同名で小唄勝太郎が唄っています。


オープニングに「土橋式松竹フォーンオールサウンド版」とある。
オールサウンドならトーキーなのかと思ったら、違う。
説明すれば、音楽や効果音は入っているが、セリフは入っておらず字幕。
ほとんどサイレントと言っても過言ではない。
おそらく、まだセリフと演技を同化させる技術が十分でなかったということなんだろう。

セリフは字幕だが、どうであろう。
この時代は歴史的仮名遣いとは言え、少々読みづらい気が。
1933年の映画だが、この当時の人は理解できたのであろうか。
ストーリーは結構単純なので、全部読めなくても理解はできるのであろうが。
メロドラマってやつですね。

旅館寺川屋の娘が借金で身売りされようとなり、恋人と別れる。ひょんとしたことから女に裏切られ、自殺しに来た学生がそれを助ける事になる・・・。といった話。
永遠に結ばれない恋は悲しいですね。