男はつらいよ 4Kデジタル修復版【Blu-ray】 [ 渥美清 ] 価格:2,629円 |
予告編
ロケ地紹介
概要
記念するべき「男はつらいよ」シリーズの1作目。
1969年8月27日公開。
ドラマの終わり、それに抗議の声が出てきて、それを受けて映画にしたもの。
映画は1995年まで48作のシリーズが作られた。
そのシリーズのフォーマットが今作でてきている。
そのフォーマットとは
車寅次郎が柴又に帰ってくる→いざこざを起こし柴又をさり旅に出る→そこでマドンナに惚れる
→再び柴又に舞台を移すも、本格的な恋愛にならずそこにマドンナの恋人が現れ、寅次郎は失恋する。→
再び旅に出る→「数々、今はただ後悔と反省の日々を過ごしております。」という内容のハガキが届き、エンディング。
ストーリー
第1作目のストーリーを上のフォーマットに当てはめると
寅さん、父親と喧嘩して家でして以来、何十年ぶりに柴又に帰ってくる。
↓
さくらの縁談話があり、寅さん見合いに出るも、それをぶち壊し。
↓
柴又を出て旅に出る。
↓
旅先の奈良で御前様の娘、冬子に会う。
↓
再び柴又に戻るも、発展せず、御前様から冬子の婚約相手を紹介される。
↓
失恋した寅次郎はテキヤ稼業の旅に出る。
出来事
さくらと博の結婚
出演者
車寅次郎:渥美清(41)
さくら:倍賞千恵子 (28)
冬子:光本幸子(26) ・・・・・第1作目のマドンナ
御前様:笠智衆(65)
諏訪飈一郎:志村喬(64) ・・・特出(特別出演)
車竜造:森川信(57)
諏訪博:前田吟(25)
川又登:津坂匡章(26)
源吉:佐藤蛾次郎(25)
司会:関敬六(41)
車つね:三崎千恵子(48)
小倉梅太郎(タコ社長):太宰久雄(45)
俳優たちの公開当時の年齢もつけました。
こう見ると、みんな若い。
第1作目。
1作目ということだが、当時は26年もシリーズを続けようと思っていなかったのか、本作だけでも完結といえるラストになっている。
このシリーズは下町人情劇だ。
でも今となっては、過去のものなんでしょうかね。
人間関係なんて、希薄になってますから。
後年の作品と比べると1作目で、みんな若々しく、寅さんも結構暴れてますね。
しかし、渥美さんの長セリフはすごい。
調子といい、極めて自然。不自然さがない。
架空の人物なんだけど、実際にいたんじゃないかと思わせるような演技だ。
もうひとり取り上げるのは博の父親役の志村喬。
志村は生前から映画に出ている名優。
結婚式での挨拶シーンは名シーンと思う。
一つトリビアで。
寅さん、柴又に帰ってくるとき矢切の渡で江戸川を渡って、江戸川沿いを歩いています。
ですが「とらや」に向かうなら、京成電鉄柴又駅を降りて、5分程度歩けばいいです。
帝釈天方面に向かうために、江戸川のところを歩く必要は実際はありません。
矢切の渡にしても、渡った先の近くに駅があるわけでもありません。
ですが、単純に歩いて向かうより、川沿い歩いて向かうほうが絵になるんでしょう。
映画は現実だけを描いているわけじゃないですから。
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