10月8日は「木の日」
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「木の日」は、日本で毎年10月8日に制定されている記念日です。
1986年に**日本木材青壮年団体連合会(木青連)**が「木に親しむ
ことで、木材や森の大切さを見つめ直す」という目的で制定しました。
なぜ10月8日かというと、「十」と「八」を組み合わせると漢字の
「木」に見えることから、この日が選ばれています。
この日には、森林保護や木材利用の促進、木を使ったものづくりの
普及活動が行われたり、木の文化に触れるイベントが開催されたりします。
木の持つ多様な役割や、環境保全、持続可能な資源としての重要性を
再認識する良い機会となっています。
広葉樹と針葉樹は、樹木を大きく分ける際の2つの主要なカテゴリーで、
それぞれ特徴や用途が異なります。
1. 広葉樹
広葉樹は、名前の通り広い葉を持つ木で、葉の形が多様です。
多くの場合、落葉性で季節ごとに葉を落とし、新しい葉を芽吹かせます。
日本で見られる広葉樹には、カエデ、ブナ、ケヤキ、ナラ、サクラなどがあります。
特徴
葉の形:広くて平らな葉。
木材の性質:広葉樹の木材は一般的に硬くて重いため、耐久性が高く、
家具やフローリングなどに適しています。
木目が美しいため、高級家具や楽器などに使われることが多いです。
生育速度:一般的に成長が遅いため、木材として使われるまでに
時間がかかります。
葉の特徴:多くは落葉性で、秋になると葉を落とします。
主な用途
家具、建具
フローリング
楽器
高級な内装材
2. 針葉樹
針葉樹は、細長い針のような葉を持つ木で、主に常緑性
(1年中葉を保つ)です。
日本の針葉樹には、スギ、ヒノキ、マツ、モミなどが挙げられます。
特徴
葉の形:針のように細い葉。葉が小さくて水分の蒸発を抑えるため、
乾燥した環境にも適応しています。
木材の性質:針葉樹の木材は軽くて柔らかいことが多く、
加工しやすいため、建築材や紙の原料として広く使われます。
生育速度:広葉樹に比べて成長が早いため、森林再生がしやすく、
木材供給が安定しています。
葉の特徴:多くは常緑性で、年中葉が残っています。
主な用途
建築材(柱、梁、外装材)
紙の原料
合板
パルプ
比較まとめ
特徴
広葉樹
針葉樹
葉の形状 広くて平ら
針状
木材の硬さ 硬くて重い
柔らかく軽い
成長速度 遅い
早い
葉の状態 多くは落葉性 多くは常緑性
用途 高級家具、内装材 建築材、紙の原料
広葉樹と針葉樹は、それぞれの特性に応じて異なる用途に使われ、
森林のバランスや生態系を支える重要な存在です。
そろそろ紅葉の季節
広葉樹が好きですね。