あかりの日
「あかりの日」は、日本で毎年10月21日に行われる記念日です。
この日は、光や照明に関することに感謝し、電気の大切さを再認識
するための日とされています。
特に、エジソンが白熱電球の実用化に成功した日(1879年10月21日)
にちなんで制定されました。
「あかりの日」では、環境に優しい照明の普及や、省エネルギーへの
意識を高める活動が行われます。
また、家庭や公共の場所で使用される照明器具について、見直しや
メンテナンスが推奨される日でもあります。
LEDや省エネ電球など、エコロジーな「あかり」を選ぶことが奨励
されることも多いです。
この日を通じて、私たちが普段あまり意識しない「照明」の重要性に
目を向ける良い機会となっています。
照明の色と心理的効果について
照明の色(色温度)には、私たちの心理や気分に大きな影響を与える
効果があります。色温度は、照明が発する光の色を表し、ケルビン(K)と
いう単位で表されます。
主に「暖色系」「中間色」「寒色系」の3つに分類され、それぞれが
異なる心理的効果を持ちます。
1. 暖色系の照明(約2,700K〜3,000K)
特徴: オレンジや黄色の光を含む、温かみのある色合い。
心理的効果: リラックスや安心感を与え、居心地の良さを感じさせます。
このため、リビングや寝室、レストランなどリラックスしたい場所に
適しています。夕日やキャンドルのような柔らかい光が、心を落ち着かせ、
リラックスした気分にさせてくれます。
使用場所: 居室、寝室、カフェ、リビングルーム
2. 中間色の照明(約3,500K〜4,500K)
特徴: 白っぽい光で、暖色と寒色の中間に位置する自然な光合い。
心理的効果: バランスの取れた効果を持ち、落ち着きつつも、
活動的な気分を保てるのが特徴です。作業に集中するのにも
適しているため、オフィスやキッチン、勉強部屋などでよく
使用されます。過度に刺激的ではなく、自然な感覚を維持します。
使用場所: オフィス、キッチン、勉強部屋、浴室
3. 寒色系の照明(約5,000K〜6,500K)
特徴: 青みがかったクールな光で、昼間の自然光に近い色合い。
心理的効果: 覚醒作用が強く、集中力を高める効果があります。
そのため、職場や学校、作業場など、集中力やパフォーマンスを
必要とする場所に適しています。
ただし、長時間浴びると疲れやストレスを感じることもあります。
また、夜遅くに使うと、睡眠の質に影響を与えることがあります。
使用場所: 職場、教室、病院、デザインや創作作業が行われる場所
補足情報
青色光と睡眠: スマートフォンやPCから発せられる青色光
(ブルーライト)は、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌を
抑制するため、夜遅くに強い青白い光を浴びると、睡眠の質が
低下する可能性があります。
光の明るさと心理的効果: 色温度だけでなく、照明の明るさ
(ルーメン)も心理的効果に影響します。明るい光は覚醒効果があり、
暗い光はリラックスや落ち着きを与えます。
このように、照明の色や明るさを工夫することで、居住空間や
職場環境における快適さや生産性を高めることができます。
好きな照明の色
白色系統