世界パスタデー(World Pasta Day)は、毎年10月25日に
世界中で祝われるイベントで、パスタの多様性や魅力を讃える
日です。この日は、パスタの生産者、料理人、そして
パスタ愛好家たちが、パスタの歴史や文化、そして
その栄養価に注目し、パスタの消費を促進する機会と
なっています。
世界パスタデーの背景
この記念日は、1995年にイタリアのローマで開催された
世界パスタ会議(World Pasta Congress)で制定されました。
この会議は、世界中のパスタ業界の代表者たちが集まり、
パスタの重要性を国際的に広めることを目的として行われました。
それ以来、世界各国でこの日を記念してパスタをテーマに
したイベントやキャンペーンが行われています。
目的
世界パスタデーは、以下のような目的で祝われています。
パスタの文化的な価値の啓発:パスタはイタリア料理の
代表的な一品であるだけでなく、世界中で多くの国々で
愛されている食材です。この日を通じて、パスタの多様な
調理法や文化的背景を紹介します。
パスタの栄養価の理解促進:パスタは炭水化物の優れた
供給源で、健康的な食事の一部として重要な役割を果たします。
適切な食材と組み合わせることで、バランスの取れた食事を
楽しむことができます。
パスタ産業の支援:このイベントは、パスタ生産者や
関連産業の発展をサポートする場でもあります。
イベントやキャンペーン
この日には、世界各地でパスタを使った特別なイベントや
レシピコンテスト、料理教室が開かれます。
レストランでは、特別なパスタメニューが提供されることも多く、
消費者は新しいパスタ料理に触れる機会が増えます。
パスタのファンであれば、この日にお気に入りのパスタ料理を
作ったり、新しいレシピに挑戦するのも素敵な方法です。
パスタソースには、さまざまな種類があり、それぞれの味わいや
食材との組み合わせが異なります。
以下は、代表的なパスタソースの種類と特徴です。
1. トマトベースのソース
トマトソース系はパスタソースの中でも特に人気があります。
シンプルで幅広い料理に合うので、初心者からプロまで幅広く
使われています。
マリナーラ (Marinara)
トマト、ニンニク、玉ねぎ、オリーブオイル、バジルを使った
シンプルなソース。シーフードや野菜とも相性が良いです。
アマトリチャーナ (Amatriciana)
トマトソースに、グアンチャーレ(豚のほほ肉)や
ペコリーノ・ロマーノを加えた濃厚な味わいのソース。
スパゲッティやブカティーニによく使われます。
アラビアータ (Arrabbiata)
トマトソースに唐辛子を加えた、ピリ辛のソース。
ペンネと一緒に食べることが多いです。
2. オイルベースのソース
オイルベースは、オリーブオイルを中心にした軽いソースで、
素材の風味を生かした料理に向いています。
アーリオ・オーリオ (Aglio e Olio)
ニンニクと唐辛子をオリーブオイルで炒めたシンプルな
ソース。スパゲッティとの組み合わせが一般的です。
ボンゴレ (Vongole)
アサリ(または他の二枚貝)と白ワイン、オリーブオイル、
ニンニクで作られたソース。ボンゴレ・ビアンコ
(白ワインベース)やボンゴレ・ロッソ(トマトベース)があります。
3. クリームベースのソース
クリームソースは、濃厚でまろやかな風味が特徴で、
特にリッチなパスタ料理に向いています。
カルボナーラ (Carbonara)
生クリームを使わずに卵、ペコリーノ・ロマーノ、
グアンチャーレで作られる伝統的なソース。
生クリームを使うバリエーションもありますが、
伝統的には卵のとろみで仕上げます。
アルフレッド (Alfredo)
バター、生クリーム、パルメザンチーズで作る濃厚なソース。
フェットチーネと合わせて食べることが一般的です。
クアトロ・フォルマッジ (Quattro Formaggi)
4種類のチーズを使ったクリームソース。ゴルゴンゾーラ、
パルミジャーノ、ペコリーノ、モッツァレラなどを
組み合わせることが多いです。
4. ペストベースのソース
ペストは、バジルやその他のハーブを使った鮮やかな
緑色のソースです。風味が強く、さまざまな食材と
相性が良いです。
ペスト・ジェノベーゼ (Pesto alla Genovese)
バジル、松の実、ニンニク、オリーブオイル、
パルメザンチーズで作られたソース。スパゲッティや
トロフィエなどとよく合います。
ペスト・ロッソ (Pesto Rosso)
ドライトマト、バジル、パルメザンチーズ、ナッツなどで
作られた赤いペストソース。ジェノベーゼとは違った
風味で、トマトの甘みが特徴です。
5. 肉ベースのソース
肉を主体にしたソースは、ボリュームがあり、
特に寒い時期やしっかりとした食事を求めるときに人気です。
ボロネーゼ (Bolognese)
牛ひき肉や豚ひき肉、トマト、野菜を煮込んだミートソース。
タリアテッレやスパゲッティとよく合わせられます。
ラグー (Ragù)
ボロネーゼと似ていますが、ラグーはもっと多様な肉を使用し、
長時間煮込んで作るソース。地方によっては、ウサギや牛尾を
使うこともあります。
6. その他のソース
ノルマ (Norma)
トマトソースに揚げたナス、リコッタチーズを加えた
シチリア風のソース。ペンネやスパゲッティとよく合います。
プッタネスカ (Puttanesca)
トマトソースにアンチョビ、ケッパー、オリーブを加えた
独特な風味のソース。スパゲッティやペンネとよく合わせます。
それぞれのソースは、パスタの形状や食材によって最適な組み合わせが
あるので、いろいろなソースを試して自分の好みに合ったものを見つける
のが楽しいです。
ボンゴレが好きです。