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最近、ヒグチユウコさんはグッチとのコラボで話題ですね！

今回はヒグチユウコの『せかいいちのねこ』をご紹介します。

ちょっぴりぶきみで、かわいい絵本です。

この絵本は

月刊『ＭＯＥ』２０１５年１月号〜１２月号に掲載された作品を、

新たに構成・加筆してまとめたものです。





「ぼく」のなまえはにゃんこ。

なまえをつけた男の子がだいじにしてくれるので

とってもしあわせ。

でも、ほんとうはしんぱいなことがあるの。

実は、男の子が７歳になってしまったの。

だから、男の子がぬいぐるみにあきるのはそろそろだって

みんながいうんだ。

ぼくはどうすれば、ずっとずっとなかよしでいられるのかを

いつもかんがえてるの。

そしたら、おともだちのタコくんとヘビくんが

すごいことを教えてくれたの。

「ほんもののねこになればいいんだよ」

でも、どうやって？

ほんもののねこになるために、ぼくは旅に出ることにしました‥‥。







この絵本の主人公のぬいぐるみの「にゃんこ」は、

表紙中央に描かれている猫のぬいぐるみです。

初めて見たとき、ちょっぴりグロテスクな感じがしましたが

すぐに慣れました(笑)。

古くて薄汚れたぬいぐるみですが、

中身は優しくて思いやりにあふれたにゃんこです。





本物の猫になるため旅に出たにゃんこは

旅先で色々な生き物に出会います。

恥ずかしがり屋の猫や魔法が使える猫、

小さな小さな犬や、おしゃれなカラス。

みんな個性的で表情豊かです。

特に猫の表情は、猫と暮らしている人だからこそ描ける

ユニークでおかしくて可愛い表情です。

猫好きの方にはたまらない本です。

そして、猫たちが着ている服はカラフルで派手で夢があります。

表紙にも可愛い洋服を着た猫の絵が載っていますよね。

笑ったり泣いたり、いろんな表情の猫たちや

カラフルな洋服を見ているだけで楽しくなります。





持ち主の男の子が成長したら

飽きられてしまうと思っていた「にゃんこ」ですが

あちこち旅をして、色んな出会いと経験をして、

そして、同居猫の意外な一面を見て

大切なことに気がつきます。

ラストはきゅんきゅんきちゃいます。

猫と生活したことのある方なら、きっとうるうるくると思います。

優しくて、心が暖かくなるオチがついていますよ。





ユニークでかわいい猫がたくさん登場するカラフルで楽しい絵本です。

大人も子供も楽しめます。

最初は、「にゃんこ」の絵がちょっぴりぶきみ？と思うかもしれませんが

すぐに癖になりますよ。

ストーリーも優しくて、猫と暮らしている方には特にオススメです！


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せかいいちのねこ （MOEのえほん） [ ヒグチユウコ ] 感想(51件)

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※最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。















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