2020年06月27日
「ウルヴァリンX―MAN ZERO」のアメコミ兄弟萌え映画の感想レビュー
2009年ギャビン・フッド監督の映画
「ウルヴァリンX−MEN ZERO」をご紹介します。
アメコミ原作のX−MANシリーズの一作で
ウルヴァリンを主人公にしたアクションSF映画です。
ミュータントが同性愛者のメタファーになっていることは有名ですが
この映画は、兄弟ものが刺さる腐女子には特にごちそうです!
■ 目 次 ■
あらすじ
はなまろさんによる写真ACからの写真
1845年カナダ。
ジェームズ・ハウレット(ローガン)は、体が弱く熱を出してばかりいる少年でした。
ある夜、使用人であるトーマス・ローガンが
父親ジョン・ハウレットを殺害するのを目撃。
衝撃的な場面が彼をミュータントとして覚醒させ、
手から出現したカギ爪でトーマスを刺し殺してしまいます。
しかし、実はトーマスこそがジェームズの実の父親でした。
兄ビクターと一緒に家を飛び出したジェームズは
お互いだけを頼りに、助け合いながら成長していきます。
兄弟は、アメリカの南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦
ベトナム戦争にも前線の兵士として従軍。その後は特殊部隊に入隊し
高い治癒能力と戦闘力で活躍。
しかし、ビクターの残虐性に反発を覚えたジェームズは
ビクターと決別、特殊部隊も脱退。
カナダで静かに暮らし始めます。
穏やかな数年間が過ぎた後、ジェームズの元に
かつて彼を特殊部隊にスカウトしたストライカーがやって来ます。
そして、かつての特殊部隊のメンバーが殺されたことを
伝えますが、程なくビクターが現れ、ジェームズの恋人を殺害。
ビクターに対抗する力を身に付けるため、
ジェームズは体内にアダマンチウムを注入する手術を受け
「ウルヴァリン」に生まれ変わります‥‥。
映画のメインキャスト
ジェームズ・ローガン・ハウレット(ウルヴァリン): ヒュー・ジャックマン (山路和弘)
ビクター・クリード(セイバートゥース): リーヴ・シュレイバー (石塚運昇)
ウィリアム・ストライカー : ダニー・ヒューストン (野島昭生)
ケイラ(シルバーフォックス): リン・コリンズ (安藤麻吹)
レミー・ルボー(ガンビット): テイラー・キッチュ (平田広明)
ジョン・ライス(ケストレル): ウィル・アイ・アム (江川央生)
ウェイド・ウィルソン(デッドプール / ウェポンXI): ライアン・レイノルズ (加瀬康之)
エージェント・ゼロ : ダニエル・ヘニー (磯部弘)
クリス・ブラッドリー(ボルト): ドミニク・モナハン (中國卓郎)
フレッド・デュークス(ブロブ): ケヴィン・デュランド (乃村健次)
スコット・サマーズ(サイクロップス): ティム・ポーコック (宮野真守)
エマ・フロスト(ケイラの妹): ターニャ・トッティ (安原麗子)
ジェームズ・ハウレット(幼少時のローガン): トロイ・シヴァン (本城雄太郎)
ジョン・ハウレット(ジェームズの父): ピーター・オブライエン
トーマス・ローガン(ビクターの父): アーロン・ジェフリー
マンソン将軍: スティーヴン・リーダー (大塚周夫)
トラヴィス・ハドソン : マックス・カレン (藤本譲)
ヘザー・ハドソン : ジュリア・ブレイク (翠準子)
チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX):パトリック・スチュアート(大木民夫)
ローガンとビクターの壮大な兄弟げんか
映画の冒頭で、熱を出して寝込む子どものジェームズに付き添うビクター。
ミュータントとして覚醒し、母親に「お前は何ものなの?」と気味悪がられ
家を飛び出したジェームズと、彼を追ったビクター。
小さな男の子二人が
「兄弟は助けあわなくちゃ。何があっても一緒だよ」
と身を寄せあう姿は、とっても不憫で涙を誘います。
その後150年間、戦場でもどこにいてもずっと一緒に支えあってきたのに
一方的にビクターと絶縁するジェームズ。
「電話もくれない。手紙もくれない。」
と愚痴るビクター兄ちゃんが可愛いwww
「あんな女に惑わされやがって」
と弟の彼女が気に入らないビクター兄ちゃん。
(ビクターのこの発言にはちゃんとした理由があります)
ビクターがジェームズのことをいつまでも
「ジミー」と呼ぶのも小さい頃のままで尊い。
ケンカしてても結局は、弟想いのお兄ちゃんなんですよ。
でも、ジェームズは、ビクターの他人に対する残酷さが許せない。
一度こじらせた兄弟げんかは、修復が難しいですね。
戦闘能力の高い兄弟げんかの取っ組み合いは、
破壊力がすさまじくてはた迷惑w お店一軒潰してるしw
兄弟げんかはおうちでやってくれーーー!w
ちなみに、X―MANシリーズの他の映画に出てくるビクター(セイバートゥース)は
この映画に登場するセイバートゥースとは全然別物なのでご注意下さい。
X―MANシリーズの映画って、それぞれの映画を比べると、
矛盾が一杯あります。でも、深く考えずに、その映画それぞれを
独立したものと考えて楽しんだらいいんじゃないかなと思います。
無口なデッドプールとド迫力のバトル
この映画「ウルヴァリンX−MEN ZERO」は、無口なデッドプールという
非常に珍しいものが見られます。
映画の最初の方に登場するデッドプールは、いつもの通りの
減らず口満載なんだけど、ラストに登場する時はしゃべらない!
デッドプールは「しゃべってなんぼ」のキャラ。
なのに、しゃべらない(笑)。というか、しゃべれない。
でもしゃべらない分(?)、バトルシーンが凄いです!!!
ド迫力だし、スリルもあるし、動きが早すぎて
動体視力が追い付きません!
ネタバレ(↓↓↓)
以下ネタバレですので、ネタバレ大丈夫な方のみ
文字の色を反転させてお読みくださいね。
ストライカーに騙されていたことに気がついたジェームズは
ストライカーの研究施設から脱走。そして、
ミュータントたちが囚われて人体実験に使われている施設に潜入。
そこで、かつての同僚ウェイド・ウィルソンに再会。
様々なミュータント能力を移植されたウェイド(デッドプール)と
戦うことになります。
ウェイドは、今回の映画「ウルヴァリンX−MEN ZERO」の
いわゆるラスボスです。
ウルヴァリンと同じアダマンチウムの刃と高い治癒能力を持ち、
テレポーテーションやオプティック・ブラスト(高熱の光線)も使えます。
さすがのジェームズ(ウルヴァリン)も押され気味。
「ウルヴァリン危うし!!!」
と思った瞬間!!! ビクターお兄ちゃんの登場です!!!
ビクターの「背中を合わせろ!」の一喝で
かつての戦場での絶妙な連係プレーが甦ります!
ぎゃああああーーー!!!
しゃべりすぎるという理由で、
この時口を縫われていた(笑)デッドプールの代わりに
私が悲鳴を上げましたwww
今まで殺しあいしてたジェームズとビクターの突然の共闘!!!
これだから兄弟はーーー!!!
萌え散らかしてジタバタしちゃうでしょうがーーー!!!
結局、ビクターはジェームズの恋人を殺してはいなかったんだし、
ましてやジェームズを殺すつもりもなくて、
本当は仲直りしたかったんでしょうね。
それなのに!!!
映画のラストで記憶をなくしてしまうジェームズo(T□T)o
NOーーー!!!
いやいやいや! 記憶喪失ってBLの鉄板やんか!!!
あああ、この兄弟の続編が見たいなあ♪
ジェームズさあ、弟想いのお兄ちゃんのこと思い出せよ〜♪
違う俳優さんのキャスティングでも良いので、なんとかなんないかな。
ま と め
「ウルヴァリンX−MEN ZERO」は、アメコミ原作の人気キャラ、
ウルヴァリンを主役に据えたアクションSF映画です。
X―MANシリーズの一作品。
CGとアクションが素晴らしいし、愛憎渦巻く兄弟ものとして
腐女子におすすめです!!!
※最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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