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2016年09月15日

うつ病も引き起こしてしまう隠れ貧血症「フェリチン」不足

 昨日のTVの情報ですが、貧血について特集していました。その中でヘモグロビンは正常値のため、貧血とは判らない「隠れ貧血症」というものがあるのを知りました。

これは、肝臓にある「フェリチン」が不足しているものですが、女性のほぼ半分の方が「フェリチン」不足だそうです。「フェリチン」は、鉄分の貯蔵庫のようなものです。

血液中のヘモグロビンが不足すると「フェリチン」から鉄分を取り出して新しいヘモグロビンを作り、血液中に放出します。そのため、血液中のヘモグロビンの数値は正常範囲内ですが「隠れ貧血症」の人は、「フェリチン」内に貯蔵している鉄分が不足している状態になっています。

この原因は、まだ医学的に原因はわかっていませんが、「フェリチン」内で鉄分が不足してしまうと「うつ病」や「むずむず脚症候群」あるいは「頭痛」になることもあるそうです。

番組では、うつ病と診断された患者が2年間も抗うつ薬を飲んでいましたが、効き目が悪いため、別の医者にかかって「フェリチン」不足が確認できた例を紹介していました。

「フェリチン」が正常化どうかを調べる方法は、血液検査の時に追加の項目で調べてもらうようにたのむだけです。保険が利かなき場合でも1000円程度の追加料です。

何故、「うつ病」になるのでしょうか。

それは、脳の神経伝達物質のドーパミンやセロトニンを生成する時に使う鉄が「フェリチン」不足のために使用できなくなるためではないかと説明していました。

尚、何故「フェリチン」不足になるのかは医学的にはわかっていないようですが、ダイエットによる鉄分不足、生理や子宮筋腫(その他、子宮関係の病気)、や大腸がんなど様々なものがあります。

疲れが取れないとか、貧血症のような症状のある方は、一度調べてもらった方がよいかもしれません。
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