2018年11月12日
パンダの白黒模様の意味は?
そろそろパンダ見学できるかな

上野動物園のパンダの子供が生まれてパンダ人気は再燃してしまい、パンダ舎に近づくのもためらっていましたが、加熱報道も治まってきたようなので、見学しようかと思っています。
生まれたてのパンダは、ちょっとピンクの入った白一色でしたが、成長するたびに白黒模様が浮き出てきました。
そんなニュース映像を見ているうちに、パンダの体はどうして白黒模様なのかという疑問が頭から離れなくなりました。
パンダとは?
パンダと呼ばれる動物は、レッサーパンダとジャイアントパンダの2種がいます。中国語では、レッサーパンダは「小熊猫」、ジャイアントパンダは「大熊猫」と記載されますが、どんな関係があるのでしょう。
中国語から見るパンダとは?
現在では、両者は「レッサーパンダ科」と「クマ科」に分類されていますが、2種のパンダには、第6の指と呼ばれる人の親指のような骨があることから近縁種と考えられていました。
そのため、レッサーパンダの「小熊猫」より大きい、ジャイアントパンダは「大熊猫」になったのでしょう。
では、猫という文字は何を意味しているのでしょうか?
猫の意味は?
おそらく、この「猫」は、「ネコ目」から来たものでしょう。分類学上ではクマもパンダも「ネコ目」です。
「ネコ目」は別名「食肉目」と呼ばれていて、主に肉食です。ササの葉を主食としているパンダは草食だと思っていましたが、実は雑食動物でした。パンダの消化器官は草食動物のように進化していないため、ササを食べても1/6程度しか吸収しないそうです。
パンダの体の模様の意味は?
パンダは、まだ判っていないことが多く、白黒の意味にもさまざまな説がありました。その中の代表的なものを紹介します。
白黒模様の意味の代表例
- 雪仲や暗い森内での保護色
野生のパンダは、山岳地域にすんでいます。昔は、トラなどと同じ場所にいたかもしれません。そのため、肉食獣に見つかりにくいように、雪が降った時や、暗い森や竹林の中での保護色になるように白黒模様になったというものです。 - 黒い耳で相手を威嚇
白い顔に飛び出るように出ている黒い耳は相手を驚かすためで、目の周りの黒い模様は、雪から反射する強い光から目を守るためという説です。 - 体の模様で仲間を識別
この説は、パンダの仲間同士で、微妙に違う体の模様から仲間を特定するために使われているというものです。
まとめ
パンダの体の白黒模様を調べた結果、まだよく判っていないことが多いということに気が付きました。
レッサーパンダとジャイアントパンダの祖先は同じ動物から派生したものと思っていましたが、あまり関係ないことが判ってきました。
ただし、可愛いらしいパンダも、クマ科で、肉を食べることもある雑食の動物です。もしも中国の森で子連れのパンダと遭遇してしまったら、きっと怖いでしょうね。
パンダは判っていないことが多くて、体の模様の意味も調べている段階ですが、大きく分けると「保護色」としての役目や、微妙な模様の違いで「仲間の識別」をしているようです。
動物園でパンダを見るのが楽しみになってきました。
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