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2016年05月13日

ナメクジは合理的で先進的な生き物

 子供の頃、「カタツムリ」は飼育したことがありますが、「ナメクジ」には興味がありませんでした。但し「ナメクジ」を見つけると、塩を振りかけて遊んでいたことを思いだします。(かわいそうなことをしましたが、当時は虫やカエルに残酷(ざんこく)なことをした思い出があります)

 最近知ったのですが、「カタツムリ」と「ナメクジ」は、ともに陸貝で、殻(から)のないものを「ナメクジ」と呼んでいるそうです。本来は殻があったのですが、退化して無くなったものです。

確かに「カタツムリ」と「ナメクジ」は似ていますが、「ナメクジ」が陸貝の一種とは知りませんでした。

「カタツムリ」は、ヤドカリのように殻をかぶっているのではありません。「カタツムリ」の殻は、体から分泌される石灰分(せかいぶん)で作られていて、体と繋がっています。そのため、血液も通っていて、殻に穴などがあいて傷を負っても、数日で治ります。

この説明では「ナメクジ」は、カタツムリの殻が少しずつ退化して、体内に入ってしまうと「ナメクジ」になることになりますが、実は、そのように退化していく途中段階の種類もいます。

それは「ヒラコウベッコウガイ」というもので、動いている時は、殻は体の肉に埋もれて見えませんが、静止している時は、薄くて楕円形の殻が見えるそうです。

殻は退化して無くなったということですが、それは生物が生き残りをかけて環境に適合したからです。昔は、このように進化論で説明されたと思いますが、現在の生物学では、貝殻が無い方が生存しやすかった。

つまり、貝殻を持っていない種類が生き残っている、と説明すると思います。

学問的な解釈はともかく、大雑把(おおざっぱ)な分類では「ナメクジ」も「カタツムリ」の仲間らしいということが判りました。

「カタツムリ」の仲間と考えると「ナメクジ」にも大分、親しみがわいてきましたが、ここで、少し気になるのは、殻が無くて都合が良いという理由です。

これも調べてみましたが、まだ研究段階で解明されていないそうです。尚、ミミズを食べているような巨大な「ナメクジ」類は、殻が無い方が餌(えさ)を追いやすいからだろうと考えられています。

「ナメクジ」は身を守るシェルターよりも、動き回りやすい形体を選んだ生き物だったとするとすごいですね。確かに完全無欠(かんぜんむけつ)の殻なんて存在しません。

「ナメクジ」は、核の傘(かさ)で守ってもらっているなんて考える人類よりも、はるかに合理的で先進的な生き物だったようです。
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