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2016年05月04日

脳を満足させて無理なくダイエット

 私は、10代には体重51kgと痩(や)せていました。身長も低いですが、当時はがりがりに痩せていました。その頃は、標準体重まで太りたいと必死でしたが何を食べても変わりませんでした。

20歳を過ぎると徐々に太り始めて、60kgを越えた時には、本当に嬉しかったのを覚えています。現在は、70kg位になってしまい、何とか痩せようと努力していますが、一向に体重は減ってくれません。

定年退職したため、椅子に座る時間が殆(ほとん)どですが、日ごろは家の掃除や、スポーツクラブに通って、ジョギング(1時間程度)をするなど健康には気を付けています。

それでも体重は減りません。そこで、ダイエットについて考えてみました。

太っている人に聞くと、水を飲んでも太ってしまうという人がいますが、これはちょっと信じられません。やはり、食べた量(カロリー)が、体を動かして消費した量を上回るから、太るのだと思います。

私は、医者でもなければダイエットの専門家でもありませんが、痩せるためには、消費カロリー以上を食べなければ良いのだと単純に思っています。

但し、消費カロリーが年齢とともに減少するため、食事の量を、それに見合ったものに減らさないと、分岐点をこえてしまい、太る方に向かってしまうのだと思います。これは誰でも、当たり前のように判っている理屈です。理屈は判っているのに大多数の人は、目標にたどり着けません。

では、そんな単純なことが何故できないのでしょうか。自分で自問自答してみました。

(1)何故、少しだけでも食事の量を減らせないのか
  → 満腹にならないと、食事を十分に食べたという満足感が得られない
(2)何故、十分にたべないと満足感が得られないのか
  →色々な不満やストレスを、食事をする(喜び)で、バランスさせていたため、しっかり食べないと満足感が得られなかった

私の場合は、このように他の不満等を解消する手段として食事は重要なものです。このような方は多いと思います。
こう考えると、心のバランスをとるため、脳からの指令で食事をしていた、ということなのかもしれません。

これを逆手(さかて)にとって、脳に、食事の適正量を納得させることができれば、必要以上に食べることはなくなるのではないでしょうか。
つまり自分を納得させることができれば、ダイエットは無理なくスムーズにできると思います。

そして、時々、理想とする体形を妄想して、脳を喜ばせることも必要です。そうすることで、空腹の時間が増えると脳が喜ぶようになります。

食事の量は、普段よりも少しだけ減らすことから始めると良いと思います。これに慣れてくると、それが快適に感じられるようになり、少し空腹ぐらいが丁度よいと思えるようになります。

これは、40代に経験したことですが、その時は、身も心もすっきりした状態で過ごせた記憶があります。
但し、このように脳を納得させて行った場合、やり過ぎると摂食障害(せっしょくしょうがい)になる危険もあります。

あくまで、無理をしないで少しずつ減量することが大切です。体についた余分な脂肪を減らすことを目標として下さい。必要以上に痩せた体を追及すると副作用で健康体ではなくなります。

ダイエットでは、いつも客観的に自分を見ることができる状態を維持することが大切です。

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