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2016年10月28日

3Dプリンターは特許権利期間切れで注目された技術でした

 最近は、3Dプリンターというもので簡単に物を作ることができるようになりました。この仕組みは、コンピューターで作った設計図をもとにしています。その設計図は、物の形を立体的にすることが出来るものです。

このコンピューターから指示を受けたプリンターは、ノズルから樹脂のような柔らかい物質を噴出します。その樹脂は、噴出される時には溶けていますが、温度が下がると直ぐに固まるものです。

そのため、樹脂はノズルから出て空気に触れると直ぐに固まって、何層にも重ねることができるのです。1つの層の厚さは、1mm以下ですが時間をかければ立体的な形にできます。

このような性質から、ノズルから噴出した樹脂は、コンピューターの指示通りの形に作られていきます。
最初は随分画期的なものができたと思いましたが、原理は驚くほど単純なものでした。

しかし、もっと驚いたのは、この技術は1980年代には考えられていて、近年になってから注目されたのは、それらの特許の権利期間が切れたためだというのです。

特許の権利期間が切れたおかげで、安価で販売できるようになったことから注目を集めるようになったというのです。

3Dプリンターで、単純に層を重ねるだけでは、立体構造物の強度を満足しないのではないかなどと、出来ないことの理屈を考えてしまいますが、そんなことを考えるのはバカでした。

現在では、上記の手法の他にも粉末状の素材をレーザー照射などで固める「粉末型」、インクジェット式のヘッドから樹脂を噴射して、紫外線で硬化させる「インクジェット型」、さらに、光硬化タイプの液体樹脂を紫外線レーザーで固める「光造形型」等の様々な手法が登場しています。

コロンブスの卵の話のように、内容を聞いてしまうと自分にもできるように思えてしまいますが、最初に考えついた人は本当に素晴らしいと思います。

何か良い発明はないかな〜。
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