2016年10月20日
無限の可能性を秘めた昆虫研究と生物模倣技術への期待
生物(動物、虫、鳥、植物)等の仕組みを模倣して、技術に取り入れることで、私たちの生活は随分恩恵を受けています。
生き物たちの仕組みなどをまねることで生活にいかすことをバイオミミクリー(生物模倣)と呼んでいます。
(1)バイオミミクリーの例
@新幹線のパンタグラフ
新幹線は、超高速走行のために車体は流線型を採用していますが、電気を取り入れるパンタグラフは、どうしても出っ張ってしまいます。そこで、採用したのが、羽ばたいても音のしない「フクロウの羽根構造」を応用してものです。
フクロウの羽根は夜間に、とても敏感ですばしこい「ねずみ」などを捕獲するために、羽ばたき音はしないように進化しています。
フクロウの翼の羽根の1枚1枚の「羽弁(うべん)」のへりには、細かい刻み込みがあります。この刻み込みで、羽ばたき音を吸収しています。
新幹線では、この構造を応用して、パンタグラフの取り付け部に細かいひだをつけることで空気の渦流を押さえることで風切音を小さくしています。
A6足歩行ロボットの開発
人を手助けするロボットの開発が進んでいますが、昆虫の6足歩行は、最も安定度が高いため、これをロボットの足に採用した開発が進められています。
Bヨーグルトが付着しないようにした蓋の裏側
以前は、ヨーグルトの蓋の裏側にヨーグルトが付いてしまう問題がありましたが、最近のヨーグルトでは、そのような問題が無いものが増えてきました。
これは、水をはじく「ハスの葉」を研究して原理を究明し、その仕組みを蓋の裏に取り入れることで実現したものです。
(2)昆虫研究への期待
このように生物の仕組みを研究して、人の生活に活用するような新技術には、様々なものがあります。
特に、昆虫は、名前が付けられたものだけで、約100万種におよぶと言われています。地球上のすべての生き物の種の合計は、約175万種ですので半数以上は昆虫です。
昆虫の研究は、まだまだこれからですが、不思議な生態の昆虫は数多く存在しますので、バイオミミクリーという観点で昆虫をみると無限の可能性があります。
私は
昆虫は、色々な意味で人類の未来を助けてくれる存在だと考えています。(昆虫大好き人間の独り言です)
生き物たちの仕組みなどをまねることで生活にいかすことをバイオミミクリー(生物模倣)と呼んでいます。
(1)バイオミミクリーの例
@新幹線のパンタグラフ
新幹線は、超高速走行のために車体は流線型を採用していますが、電気を取り入れるパンタグラフは、どうしても出っ張ってしまいます。そこで、採用したのが、羽ばたいても音のしない「フクロウの羽根構造」を応用してものです。
フクロウの羽根は夜間に、とても敏感ですばしこい「ねずみ」などを捕獲するために、羽ばたき音はしないように進化しています。
フクロウの翼の羽根の1枚1枚の「羽弁(うべん)」のへりには、細かい刻み込みがあります。この刻み込みで、羽ばたき音を吸収しています。
新幹線では、この構造を応用して、パンタグラフの取り付け部に細かいひだをつけることで空気の渦流を押さえることで風切音を小さくしています。
A6足歩行ロボットの開発
人を手助けするロボットの開発が進んでいますが、昆虫の6足歩行は、最も安定度が高いため、これをロボットの足に採用した開発が進められています。
Bヨーグルトが付着しないようにした蓋の裏側
以前は、ヨーグルトの蓋の裏側にヨーグルトが付いてしまう問題がありましたが、最近のヨーグルトでは、そのような問題が無いものが増えてきました。
これは、水をはじく「ハスの葉」を研究して原理を究明し、その仕組みを蓋の裏に取り入れることで実現したものです。
(2)昆虫研究への期待
このように生物の仕組みを研究して、人の生活に活用するような新技術には、様々なものがあります。
特に、昆虫は、名前が付けられたものだけで、約100万種におよぶと言われています。地球上のすべての生き物の種の合計は、約175万種ですので半数以上は昆虫です。
昆虫の研究は、まだまだこれからですが、不思議な生態の昆虫は数多く存在しますので、バイオミミクリーという観点で昆虫をみると無限の可能性があります。
私は
昆虫は、色々な意味で人類の未来を助けてくれる存在だと考えています。(昆虫大好き人間の独り言です)
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