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2022年12月20日
観たい!『俺たちは天使だ!』
沖雅也が演じるキザだけどコミカルなキャラクターのキャプテンを中心に、柴田恭兵、神田正輝ら、ゴージャスなメンバーを そろえた探偵アクションコメディードラマ! レギュラー陣はもちろん、小野寺昭、江守徹、勝野洋ら現在も活躍する出演者たち の、若き日の姿にあらためて感激の作でもある・・・。
振り返り
なんといっても、このドラマは沖雅也演じるキャップの魅力に尽きます。
沖雅也という名前が知られるようになった時代劇の必殺シリーズは、子供の私には他の時代劇よりも怖いイメージがあり、チャンネルを合わせることがありませんでした。『太陽にほえろ』では口数の少ない役だったこともあり、近寄りがたい雰囲気の人に見えていました。
見た目が整い過ぎてるくらいの人だったので、「近寄りがたい」「暗い」「何を考えているかわかり辛い」というミステリアスなイメージが出来上がってしまい、むしろ「怖い」と感じてしまうほどでした。
そんなイメージを覆してくれたのが、ドラマ『俺たちは天使だ!』です。
小気味よい会話と軽快な動き。あれは柴田恭兵という人との相乗効果だったのかもしれませんが、ワクワクするようなストーリー展開と画面の華やかさは、それまで味わったことが無いものでした。
私史上はじめての「おしゃれな大人のドラマ」だった気がします。
そんでもって、OPに流れる「男達のメロディー」ね。これがサイコー!
時代もあって今では無理な表現があるとしても、こうしたエンタメ性のある底抜けに楽しくてバカバカしいドラマを、今の時代に合わせて、今の俳優陣で作ってほしいものです。
余談ですが、沖雅也大ファンの友達がいたので、彼の悲劇を知った時の彼女の姿は忘れられません。今調べると、彼が亡くなったのが31歳の時とあります。なんと若いことか!しかも本来の彼はキャップに近かったようですね。年を重ねた彼の演技も見てみたかった…。
せっかくBDボックスを見つけたけど、
チッ、つい先日、別のボックスに手を出したばかりだ…
絶対配信したほうがいいよ、このドラマ。ぜひ今の若い人にも見て欲しい。
番組概要
放送局: 日本テレビ
放送期間:1979年4月15日〜11月4日(全20回)
放送時間:日曜 20:00 - 20:54
【主なキャスト】
CAP(キャプテン) / 麻生雅人: 沖雅也
YUKO(ユーコ) / 藤波悠子: 多岐川裕美
NAVI(ナビ) / 島岡到: 渡辺篤史
DARTS(ダーツ) / 入江省三: 柴田恭兵
JUN(ジュン) / 芹沢準: 神田正輝
余談の余談…
キャプテン・・・
わたしゃ「キャップぅ〜」という多岐川裕美さんの甘い声が耳に沁みついてるんだけど、「キャプテン」だったかなぁ?
リンク
リンク
2022年12月11日
コミック『真綿の檻』
ネット広告ホイホイ。
「真綿の檻」というコミック。
暗い話かな?
と思ったら、案外「泣かせる」はなしで、
結構「わかるぅ〜」という良作だった。
少し前にまとめて読んで、完結したものと思っていたら続きが出てた。
おぉ、、、それなら!と読んでみたら、なんか違うぞ…
主人公の結婚までの経緯に話が戻ったのか?と思ったけど…
よくよく確かめたら、登場人物の名前が違うじゃないのっ!!
あぁぁぁぁ〜
それでも手に取ってしまったばかりに、また気になる展開。
「真綿の檻」というコミック。
暗い話かな?
と思ったら、案外「泣かせる」はなしで、
結構「わかるぅ〜」という良作だった。
少し前にまとめて読んで、完結したものと思っていたら続きが出てた。
おぉ、、、それなら!と読んでみたら、なんか違うぞ…
主人公の結婚までの経緯に話が戻ったのか?と思ったけど…
よくよく確かめたら、登場人物の名前が違うじゃないのっ!!
あぁぁぁぁ〜
それでも手に取ってしまったばかりに、また気になる展開。
2022年06月11日
80年代、うろ覚えドラマ
「なんか、面白いドラマがあったんだよなぁ〜」
頭ん中では懐かしむ気持ちはあるものの、朧げな記憶で思い出せないドラマってありますよね。
今探すとしたら、キーワードは「中条静夫、社宅、ドラマ」ですが、
これを聞いて「知ってる!」と即答できる人はいるんだろうか?
80年代のドラマで、これしかキーワードが出てこないのに不思議と「面白い」という記憶だけは残ってるとは此れ如何に?
人に聞くほどの情報もないので、ず〜っと心の中に溜めていたドラマでした。
急に思い立って検索してみたら、どうやら『間違いだらけの夫選び』か『間違いだらけの女磨き』かのどちらかだとわかってきました。
自分的には『昼ドラ』だった感覚で、社宅内での妻たちの攻防を描いたストーリーってイメージが強かったのに、『いろんな夫婦の形』を描いたものだったみたい。
ドラマの名前がわかってくると調べやすい!
女優陣の名前だけでは「誰?」という方たちでも、写真を探すと「おぉ!知ってる!」という顔ぶれが揃っていて、いかにも社宅で揉めそうな面々なのでした。
あのころは自分的に結婚の「け」の字も見当たらない頃だったけど、確かこのドラマの社宅内での妻たちをみて「社宅って怖〜い」というイメージが焼き付いた気がするんですよね。
現実に社宅に住み始めたときは身構えたけど、世代交代で随分と静かな雰囲気になった頃だったらしいです。それ以前にはドラマの内容も嘘とは言えないようなこともあったと聞かされて、内心「セ〜フ!」と思ったものです。
私は俳優「中条静夫」が好きなんだけど、どちらかというと中条氏は脇役としてドラマにかかわる存在。
とはいえ存在感が強く、それでいて主役もストーリーも支える大切な役を担いますね。
そのせいか、今回このドラマを調べるきっかけになった時、ドラマの主役は誰だった?という肝心な情報が記憶からスッポリ抜けているほどでした。
こうしてドラマの題名がハッキリとわかってくると、あらためて記憶が呼び覚まされます。
そのひとつが、三田村邦彦と中井貴恵のあるシーン。
確か、三田村邦彦と中井貴恵は不倫関係にあって、二人で会う時はコンポの音量をMAXにして濃密な時間を過ごす…みたいな設定になってたような?
眠っていたのに案外鮮明に残るあのシーンが思い起こされて、思わず
「あれかっ!」と歓喜の声をあげてしまいました。。。
にしても、候補のドラマは2つです。
wikiによると、『夫選び』の同じスタッフやキャストが再集結して『女磨き』が制作されたとあります。
社宅を舞台にしたところは同じでも決して『夫選び』の続編ではない・・・ということなので、多分この辺りが私の頭の中の混乱を招いてるんだと思います。
「若い奥さんに振り回される中年男」の中条静雄ドラマが観たい!ということであれば、多分『女磨き』だった可能性のほうが高いけど、こうなると、もうどっちも観たいです。
出演者被りすぎで、記憶がとっ散らかるわけです・・・
「課長!」でお馴染み、こちらのドラマでも欠かせない存在でしたね〜
頭ん中では懐かしむ気持ちはあるものの、朧げな記憶で思い出せないドラマってありますよね。
今探すとしたら、キーワードは「中条静夫、社宅、ドラマ」ですが、
これを聞いて「知ってる!」と即答できる人はいるんだろうか?
80年代のドラマで、これしかキーワードが出てこないのに不思議と「面白い」という記憶だけは残ってるとは此れ如何に?
人に聞くほどの情報もないので、ず〜っと心の中に溜めていたドラマでした。
急に思い立って検索してみたら、どうやら『間違いだらけの夫選び』か『間違いだらけの女磨き』かのどちらかだとわかってきました。
自分的には『昼ドラ』だった感覚で、社宅内での妻たちの攻防を描いたストーリーってイメージが強かったのに、『いろんな夫婦の形』を描いたものだったみたい。
ドラマの名前がわかってくると調べやすい!
女優陣の名前だけでは「誰?」という方たちでも、写真を探すと「おぉ!知ってる!」という顔ぶれが揃っていて、いかにも社宅で揉めそうな面々なのでした。
あのころは自分的に結婚の「け」の字も見当たらない頃だったけど、確かこのドラマの社宅内での妻たちをみて「社宅って怖〜い」というイメージが焼き付いた気がするんですよね。
現実に社宅に住み始めたときは身構えたけど、世代交代で随分と静かな雰囲気になった頃だったらしいです。それ以前にはドラマの内容も嘘とは言えないようなこともあったと聞かされて、内心「セ〜フ!」と思ったものです。
私は俳優「中条静夫」が好きなんだけど、どちらかというと中条氏は脇役としてドラマにかかわる存在。
とはいえ存在感が強く、それでいて主役もストーリーも支える大切な役を担いますね。
そのせいか、今回このドラマを調べるきっかけになった時、ドラマの主役は誰だった?という肝心な情報が記憶からスッポリ抜けているほどでした。
こうしてドラマの題名がハッキリとわかってくると、あらためて記憶が呼び覚まされます。
そのひとつが、三田村邦彦と中井貴恵のあるシーン。
確か、三田村邦彦と中井貴恵は不倫関係にあって、二人で会う時はコンポの音量をMAXにして濃密な時間を過ごす…みたいな設定になってたような?
眠っていたのに案外鮮明に残るあのシーンが思い起こされて、思わず
「あれかっ!」と歓喜の声をあげてしまいました。。。
にしても、候補のドラマは2つです。
wikiによると、『夫選び』の同じスタッフやキャストが再集結して『女磨き』が制作されたとあります。
社宅を舞台にしたところは同じでも決して『夫選び』の続編ではない・・・ということなので、多分この辺りが私の頭の中の混乱を招いてるんだと思います。
「若い奥さんに振り回される中年男」の中条静雄ドラマが観たい!ということであれば、多分『女磨き』だった可能性のほうが高いけど、こうなると、もうどっちも観たいです。
ドラマ覚え書き
出演者被りすぎで、記憶がとっ散らかるわけです・・・
ドラマ『間違いだらけの夫選び』
- 放送時期
- 1985/4/4〜6/27 フジテレビ系列「ナショナル木曜劇場」(22時台)
- 放送回数
- 全13回
- 主な出演者
- 市毛良枝、三田村邦彦、中井貴恵、中条静雄、佳那晃子
- OP
- 安全地帯『ワインレッドの心』
- ED
- 安全地帯『恋の予感』
- 放送時期
- 1987/1/8〜3/19 フジテレビ系列の「ナショナル木曜劇場」(22時台)
- 放送回数
- 全11回
- 主な出演者
- 市毛良枝、三田村邦彦、中井貴恵、角野卓造、中条静雄、佳那晃子
- イメージソング
- 三田村邦彦『In My Loneliness〜哀しみの部屋〜』
「課長!」でお馴染み、こちらのドラマでも欠かせない存在でしたね〜
2022年04月08日
ドラマ『ミステリと言う勿れ』最終回視聴完了
世間が盛り上がってる時期からズレてしまったけど、『ミステリと言う勿れ』の最終回を視聴しました。
そうかぁ〜、と。
原作が続いてるから仕方ないけど、アンジュのことは全く訳の分からない状態で終わってしまいましたねw
精神科医の存在が見え隠れし始めたところまででした。
続編があるとして、みなさん覚えてられるのかしらね?
気になるのは、やっぱり「姉」設定が「妹」設定に変わったこと。
あのガロ君が「最悪の暴君」「女王様」って表現した女だよ?
「親の歓心を独り占めしてて、わがままで乱暴」という表現の女性を、家族の中で見つめる立場としては、やっぱりガロ君が弟の立場にいるほうがシックリ来ない?
ビジュアル的には白石さんはとっても合ってるなぁ〜と思うんだけど、ガロ君役の瑛太さんとの年齢差はねぇ〜。姉と弟というには無理だもんねぇ〜。ん〜、難しいかぁ〜。
それにしても、ここまでの何話かが、最初はバラバラに見えてたものが繋がってくるというストーリー展開は、予想外だった人も多いことでしょう。
原作既読組のわたしも、映像化されてテンポよく進むので、むしろ原作の時よりも「おぉ〜!」という感動が大きかったです。
ガロ&アンジュ兄妹の事件
↓
病院で元刑事から聞かされた事件(羽喰玄斗)
↓
羽喰玄斗模倣犯(羽喰十斗)←本当はアンジュを殺すはずだった人
↓
アンジュの死の真相に別の第三者が関わってる気配←ドラマの「今ここ」
ドラマになってない原作のストーリーが何個も残ってて、それも早く映像化されないかな〜とワクワクしちゃうけど、どれもこれも、今までの事件に繋がって来そうな気がしてならないんですよ。
終わったと思ってた事件が後々影響してくるという、斜め上の展開が待ってるんじゃないかと…
なにせ、田村作品ですから。
それにしても、新幹線の話は『ミステリ〜』の中でも地味な、どちらかというと次の事件へのつなぎ的な感じに思ってたんだけど、まさかこれが最終回に配置されるとは意外でした。
それでも、やっぱり高畑さんは流石でした。
最初は遠く離れた座席に座りながら、少しずつジワジワと近づいてくるオバサンが、物凄く「あり得る」雰囲気を持ってて、「来てる来てる…」と楽しみながら観てました。
最後、娘のいない場所で整君と交わした会話は意味深だけど、それ以上は触れるなという「圧」もね。
流石でしたw
今回はたまたま原作の主人公が男子でしたが、田村作品は少女漫画ですから、当然主人公は女の子であるケースがほとんどでした。最近までは。なんか、最近はちょっとずつテイストが変わってきてるんだけど、まぁそれはそれで面白いんですよね。
そんな中で、ドラマをきっかけに田村由美作品に興味を持ったという方に、まずはコレ読んで!という推しは2作品。
どちらも完結してるので、一気読みにも最適!
文明崩壊後の日本を舞台にしていて、冒険譚&LOVEを描いた物語です。
わりと絵が苦手〜という声を耳にしますが、ストーリーは滅茶苦茶おもしろいです!当時の少女漫画としては異色の冒険物語ですが、緻密に練り上げられたストーリー展開と心理描写はすんばらしいです。
ある時期から「BASARA」で検索すると『戦国BASARA』が出て来るようになってしまい、田村作品の『BASARA』は影が薄くなってしまってますが、アニメ化だってされたことがあるんですよ〜。
ビックリしたことに、今はAmazonPrimeで観られるようになってます!
ある日目覚めると、そこは荒れ狂う海の上。
小さなボートに乗り合わせた人たちは見たこともない人たち。
自分の部屋で寝たはずなのに…。なぜ?どうして?
それぞれが何もわからないままに、放り出された世界でたくましく生きていかなれればなりません。次第に明らかになる事実は衝撃的です。
この作品では登場人物全てが主人公と言えるほど、それぞれの試練が凄まじいものです。生きることの素晴らしさ、残酷さ、悲しさ、そして愛。いろんな感情を引き出してくれる作品です。
そうかぁ〜、と。
原作が続いてるから仕方ないけど、アンジュのことは全く訳の分からない状態で終わってしまいましたねw
精神科医の存在が見え隠れし始めたところまででした。
続編があるとして、みなさん覚えてられるのかしらね?
気になるのは、やっぱり「姉」設定が「妹」設定に変わったこと。
あのガロ君が「最悪の暴君」「女王様」って表現した女だよ?
「親の歓心を独り占めしてて、わがままで乱暴」という表現の女性を、家族の中で見つめる立場としては、やっぱりガロ君が弟の立場にいるほうがシックリ来ない?
ビジュアル的には白石さんはとっても合ってるなぁ〜と思うんだけど、ガロ君役の瑛太さんとの年齢差はねぇ〜。姉と弟というには無理だもんねぇ〜。ん〜、難しいかぁ〜。
それにしても、ここまでの何話かが、最初はバラバラに見えてたものが繋がってくるというストーリー展開は、予想外だった人も多いことでしょう。
原作既読組のわたしも、映像化されてテンポよく進むので、むしろ原作の時よりも「おぉ〜!」という感動が大きかったです。
ガロ&アンジュ兄妹の事件
↓
病院で元刑事から聞かされた事件(羽喰玄斗)
↓
羽喰玄斗模倣犯(羽喰十斗)←本当はアンジュを殺すはずだった人
↓
アンジュの死の真相に別の第三者が関わってる気配←ドラマの「今ここ」
ドラマになってない原作のストーリーが何個も残ってて、それも早く映像化されないかな〜とワクワクしちゃうけど、どれもこれも、今までの事件に繋がって来そうな気がしてならないんですよ。
終わったと思ってた事件が後々影響してくるという、斜め上の展開が待ってるんじゃないかと…
なにせ、田村作品ですから。
それにしても、新幹線の話は『ミステリ〜』の中でも地味な、どちらかというと次の事件へのつなぎ的な感じに思ってたんだけど、まさかこれが最終回に配置されるとは意外でした。
それでも、やっぱり高畑さんは流石でした。
最初は遠く離れた座席に座りながら、少しずつジワジワと近づいてくるオバサンが、物凄く「あり得る」雰囲気を持ってて、「来てる来てる…」と楽しみながら観てました。
最後、娘のいない場所で整君と交わした会話は意味深だけど、それ以上は触れるなという「圧」もね。
流石でしたw
田村由美作品のおすすめ
今回はたまたま原作の主人公が男子でしたが、田村作品は少女漫画ですから、当然主人公は女の子であるケースがほとんどでした。最近までは。なんか、最近はちょっとずつテイストが変わってきてるんだけど、まぁそれはそれで面白いんですよね。
そんな中で、ドラマをきっかけに田村由美作品に興味を持ったという方に、まずはコレ読んで!という推しは2作品。
どちらも完結してるので、一気読みにも最適!
BASARA
文明崩壊後の日本を舞台にしていて、冒険譚&LOVEを描いた物語です。
わりと絵が苦手〜という声を耳にしますが、ストーリーは滅茶苦茶おもしろいです!当時の少女漫画としては異色の冒険物語ですが、緻密に練り上げられたストーリー展開と心理描写はすんばらしいです。
ある時期から「BASARA」で検索すると『戦国BASARA』が出て来るようになってしまい、田村作品の『BASARA』は影が薄くなってしまってますが、アニメ化だってされたことがあるんですよ〜。
ビックリしたことに、今はAmazonPrimeで観られるようになってます!
7SEEDS
ある日目覚めると、そこは荒れ狂う海の上。
小さなボートに乗り合わせた人たちは見たこともない人たち。
自分の部屋で寝たはずなのに…。なぜ?どうして?
それぞれが何もわからないままに、放り出された世界でたくましく生きていかなれればなりません。次第に明らかになる事実は衝撃的です。
この作品では登場人物全てが主人公と言えるほど、それぞれの試練が凄まじいものです。生きることの素晴らしさ、残酷さ、悲しさ、そして愛。いろんな感情を引き出してくれる作品です。
2022年03月26日
ドラマ『如懿伝』完走&感想
ドラマ『瓔珞』が面白かったから、それと同じ時期の中国王朝ものということで『如意伝』を見始めたのは1月の終わり頃。
なにせ全部で87話もあるもんだから、1日2話分観たとしても1か月以上かかっちゃうわけよ。
瓔珞(エイラク)の時は結構サクサクと観てしまったんだけど、如意伝のほうはなぜか途中で息切れしてしまい、途中で休憩を入れたりしたので時間がかかってしまいました。
比べちゃいけないと思いつつ、「どっちが面白かった?」と聞かれたら、私は「エイラク!」と答えるね。
ただ、ドラマの質の良さを語れば、それはもう間違いなく「ニョイデンのほう!」になると思うね。
たまたま同じ時代の、しかも実在する人物たちをモデルにしたことで比較されちゃってるけど、この2つのドラマはジャンルとしては全くの別物。
だから『面白い』という言葉は同じでも質の違う面白さがあって、「楽しかった」という意味で面白かったのは瓔珞のほうで、「見応えがあって素晴らしかった」という気持ちを「面白かった」と言い換えてもいいなら、如意伝も相当面白かった。
瓔珞は、最初から最後まで一貫して復讐劇を描いた勧善懲悪ドラマ。
それに対して如意伝は、一途な愛と誠実な心を貫いた女の一生を描いたヒューマンドラマ。
瓔珞を観ていると、毎回それなりに「はぁ〜、スッキリした」という爽快感を味わえるのに、如意伝のほうはじっくりと時間をかけて如意の過酷な人生を描いていくので、「いつになったら幸せになれるの?」っていうキツイ日々が続いて続いて、、、まだまだ続いて続いて…。やぁ〜っと幸せになれたの?と思うと、またまたどん底。そんなことが繰り返されるから、途中で休憩が欲しくなっちゃうのかもしれないなぁ。
エンタメ性を求める人には如意伝は単調に映って、つまらない作品に思えるかもしれないな。登場する妃嬪たちの綺麗さも瓔珞の女優さんたちのほうが若々しくて華があるように見えるのも影響するかも。
初めて瓔珞を観た時もそうだったけど、中国ドラマは役者さんたちが「はじめまして」の人ばかりだから、はじめのうちは誰が誰なのかを見分けることすら難しくて苦労しちゃいますよね。
そのうえ私は瓔珞を観終えたばかりということもあって、心理的にも映像的にも切り替えのスイッチがしっかり切りかわるまでは「エイラクではこうだったのに〜」と変な比較をしてしまい、ちょっとしたストレスになるんですよ。
何話か観てるうちに違和感は薄れてくけど、そこまでに挫折する人が出てきてもおかしくないかなって思います。
逆のパターンで【如意伝→瓔珞】だったら、「軽っ!」と思ったかもしれないけどね。
瓔珞の場合は何か事件が起きると「やっておしまい!」とばかりに主役の瓔珞を応援してしまうけど、如意伝の場合はちょっと違うんですよ。
登場人物が多いわりに、なぜか共感できる人がいないってのも不思議なドラマだったなぁと。だって、主人公の如意にですら、なんでそんなに耐えるのか…ってイラッとすることがあるのよね。
自分の高潔は守ったけど、かわりに一番身近な海蘭(はいらん)や蕊心(ずいしん)を傷つけることになるんだもんねぇ〜。
まぁ結局、最後の最後に爆発しちゃうわけだけど。。。
紫禁城の中で起きる女の権力争いに巻き込まれる主人公っていう軸があるから、日本のドラマで言えば『大奥』なわけだよ。けど、紫禁城の後宮には歴然とした階級制度があって、その権力と差の激しさと言ったら大奥の比ではない感じ。
ただその権力も皇帝から与えられたものだから、皇帝の意に反すればアッという間に転落。いとも簡単に妃たちの階級が上がったり下がったりするのも笑っちゃうよね。
とはいえ、皇帝も馬鹿じゃないから真偽を見極めようとする態度はあるし、できる限り如意を守ろうとしている。
ところがだよ。色〜んな事件が繰り返しおこり、周囲の顔ぶれも変化し、皇帝自身の権力も安定してくると、感じ方や考え方に変化が出てきちゃいます。気づくと、如意と皇帝の間には深い溝が生まれてしまって、最後に如意を突き落としたのが皇帝自身だったというのが皮肉。
何度画面に向かって「このバカ朕がぁ〜!」と叫んだことか。
常々「周囲の者は信用できない」なんて、いかにも警戒する言葉を発してるのに、一番怪しい人物のことをいっつも許してきたのは皇帝自身。皇后の時も、嘉妃の時も、怜妃のことすら。
怜妃(=エイエンエン)の「温泉大作戦」(58話)なんて爆笑モンだよね。あんな分かりやすい大胆な作戦にコロッとやられてさ。それが「朕が育てた可愛い妃」なんだから、バカ朕と言わずになんと言う?
後で登場する寒部のお姫様(寒香見)にメロメロになっちゃった時なんか、お姫様を喜ばすために着慣れない寒部の衣を身に着けて「やぁ、やぁ!」って得意げに登場するんだけど、集まってた妃嬪たちはビックリ!系と素敵!系に分かれたものの、視聴者的には大爆笑だったよ。
ドロドロの陰謀渦巻く後宮内…って言うけど、実際にドス黒い感情を持ってた人って実は限られてるんだよね。その限られた人にかき回されて痛ましい事件が次々と起きてしまう中で、一服の清涼剤的な人物として登場していたのが、エイエンエンの元恋人・凌雲徹(りょううんてつ)でした。
凌雲徹は最初から最後まで善良な人で、如意が信頼できる数少ない人のうちのひとり。まぁ、最後は怜妃(=エイエンエン)に利用されちゃうんじゃないの?という嫌な予感はあったんだけどね。これが、まさか、、、
まさか、まさかの、、、皇帝からの信じられないような最悪な仕打ちが待ってました。
如意への当てつけ? 嫉妬?
子供か!
「ドラマ、ドラマだから・・・」と心に言い聞かせるけどさぁ。
あの爽やかで実直な凌雲徹が見る影も無く俯いて歩く姿は悲しすぎるよ!
わたし、如意が凌雲徹を呼ぶときに「リーリンチャ」って発音に聞こえてたんですね。二人が知り合った頃からの、親しみを込めた優しい呼び方だった大好きなこの発音。
ところが乾隆帝に罰せられて姿の変わってしまった凌雲徹を前にして、堪えて堪えて、やっと二人きりになって、如意が絞り出した「リーリンチャ」の声が、もう、、、もう、も〜〜、悲しすぎて…
後に「リーリンチャ」改め「リー・ユンチャ」が正しいことを知りましたが…
如意のモデルになった乾隆帝の2番目の皇后・嫻妃(継皇后)には『乾隆帝の江南巡幸の際に断髪してしまった』という史実が残ってるんですよね。
こんなドラマティックな話をドラマで使わないわけが無いので、いずれこの断髪に向かってドラマも進んでくんだろうなぁとは思ってたんですよ。
ただ、想像してた「悲しみに暮れた皇后が断髪」というものじゃなくて、あくまでも「毅然と皇帝との関係を断ち切った」という使われ方だったのが痺れましたよ。
それまでに起きた事件では必ず如意を疑ったし、たしか前皇后に関連した事件は、長い間純貴妃を疑ってたんだよね。
どっちかっていうと善良な二人を疑って、嘉妃がクネクネ踊ったり、怜妃がナヨナヨおねだりしたりすると鼻の下を伸ばして「あの者に悪意はない」とか庇っちゃって、ダメだコリャって皆が思ってるのにさぁ〜。
全然人を見る目がないよね、この皇帝。
如意が自ら人を陥れる人間じゃないって信じてれば、事件の調べ方は別の角度から入るはずだもんね。
ここでひとつ浮かんだ言葉「讒言(ざんげん)」
如意からの進言 ⇒ 「うるさい!ゴルァ〜 ヽ(`Д´)ノプンプン」
悪い奴らの讒言 ⇒ 「予に任せておけ〜」
こんなん、堪忍袋の緒も切れるってもんですわ。
こっちから願い下げ。上等、上等。
あ。
でも、こうしてじっくり感想を書いてみると、如意の断髪を「アッパレ!」って思えるように持って行った構成は、やっぱり素晴らしいな。
最後の最後に怜妃(この頃は貴妃)の悪行が表沙汰になって、これまでの行いが断罪されます。
ところが、あんなに調べてた乾隆帝側の調査結果じゃなくて、如意の仕掛けた罠に自ら嵌った怜貴妃を、如意を信じる人たちが協力して暴いた形になってるので、むしろ皇帝ひとりが蚊帳の外だったというのもおマヌケな話ですよ。
しかも怜貴妃に「後宮内で唯一誠実な人を、アンタ自身が幽閉しちゃってるよね〜、アハハハッ!」みたいに最後っ屁をかまされちゃって、案外スッキリしちゃった。
ところで。
イケメン度を比較してみると、乾隆帝オンリーで語れば【にょいでん乾隆帝】のほうが見目麗しいのは間違いないと思います。ただ、頭のキレ具合やお茶目度がある分、私は【えいらく乾隆帝】のほうが好き。
乾隆帝の太監・李玉はどちらにも同じ名前で登場したので実在してるんでしょうか?
李玉の場合は、瓔珞のほうではポッチャリ姿の柔らかい印象ですが、イザという時には頼りになる感じでしたね。イケメン度や誠実さという意味では【にょいでん李玉】に軍配があがるかな。
こうして如意伝には乾隆帝、李玉というふたりのイケメンが連なりますが、申し訳ないが、個人的にはこの二人を足しても及ばない・・・と思ってるのが、瓔珞に登場した富察傅恒の存在。この方が居るか居ないかで、瓔珞の評価は全く別物になった気がしま〜す…笑
如意伝のお気に入りキャラ凌雲徹。彼があまりにも悲しい結末を迎えたので、せめて彼を演じたジン・チャオという人の別の作品を見てみようと、新たに『白華の姫 〜失われた記憶と3つの愛〜』を見始めちゃいました。
こっちのドラマはヒロインを愛する3人の皇子が登場するんですが、そのうちの1人をこのジン・チャオが演じてます。主役ではないので二番手の男として報われないんだろうなぁ〜とは思うけど、大将軍という役どころなので見せ場はいっぱいあるに違いない!
そんな期待の中、
ヒロインを守る大将軍なんだね!
こっちでも悲しくヒロインを見守る役なんだね…涙
と、勝手なストーリーを妄想して見始めてみました。
ところがストーリーが進むにつれて「凌雲徹よりも過酷じゃ?」と思う内容になってきちゃいました。
凌雲徹として見ちゃってるから、大将軍が悲しい顔をするたんびにこっちまでキューっと心締め付けられちゃってます。
なんか、心が持たない。。。
この『白華の姫』も全部で68話という長いドラマなんです。だから先はわからないけど、凌雲徹、、、いや違う、大将軍が幸せになるように願いながら、今後を楽しみたいと思います。
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なにせ全部で87話もあるもんだから、1日2話分観たとしても1か月以上かかっちゃうわけよ。
瓔珞(エイラク)の時は結構サクサクと観てしまったんだけど、如意伝のほうはなぜか途中で息切れしてしまい、途中で休憩を入れたりしたので時間がかかってしまいました。
比べちゃいけないと思いつつ、「どっちが面白かった?」と聞かれたら、私は「エイラク!」と答えるね。
ただ、ドラマの質の良さを語れば、それはもう間違いなく「ニョイデンのほう!」になると思うね。
たまたま同じ時代の、しかも実在する人物たちをモデルにしたことで比較されちゃってるけど、この2つのドラマはジャンルとしては全くの別物。
だから『面白い』という言葉は同じでも質の違う面白さがあって、「楽しかった」という意味で面白かったのは瓔珞のほうで、「見応えがあって素晴らしかった」という気持ちを「面白かった」と言い換えてもいいなら、如意伝も相当面白かった。
瓔珞は、最初から最後まで一貫して復讐劇を描いた勧善懲悪ドラマ。
それに対して如意伝は、一途な愛と誠実な心を貫いた女の一生を描いたヒューマンドラマ。
瓔珞を観ていると、毎回それなりに「はぁ〜、スッキリした」という爽快感を味わえるのに、如意伝のほうはじっくりと時間をかけて如意の過酷な人生を描いていくので、「いつになったら幸せになれるの?」っていうキツイ日々が続いて続いて、、、まだまだ続いて続いて…。やぁ〜っと幸せになれたの?と思うと、またまたどん底。そんなことが繰り返されるから、途中で休憩が欲しくなっちゃうのかもしれないなぁ。
エンタメ性を求める人には如意伝は単調に映って、つまらない作品に思えるかもしれないな。登場する妃嬪たちの綺麗さも瓔珞の女優さんたちのほうが若々しくて華があるように見えるのも影響するかも。
初めて瓔珞を観た時もそうだったけど、中国ドラマは役者さんたちが「はじめまして」の人ばかりだから、はじめのうちは誰が誰なのかを見分けることすら難しくて苦労しちゃいますよね。
そのうえ私は瓔珞を観終えたばかりということもあって、心理的にも映像的にも切り替えのスイッチがしっかり切りかわるまでは「エイラクではこうだったのに〜」と変な比較をしてしまい、ちょっとしたストレスになるんですよ。
何話か観てるうちに違和感は薄れてくけど、そこまでに挫折する人が出てきてもおかしくないかなって思います。
逆のパターンで【如意伝→瓔珞】だったら、「軽っ!」と思ったかもしれないけどね。
瓔珞の場合は何か事件が起きると「やっておしまい!」とばかりに主役の瓔珞を応援してしまうけど、如意伝の場合はちょっと違うんですよ。
登場人物が多いわりに、なぜか共感できる人がいないってのも不思議なドラマだったなぁと。だって、主人公の如意にですら、なんでそんなに耐えるのか…ってイラッとすることがあるのよね。
自分の高潔は守ったけど、かわりに一番身近な海蘭(はいらん)や蕊心(ずいしん)を傷つけることになるんだもんねぇ〜。
まぁ結局、最後の最後に爆発しちゃうわけだけど。。。
紫禁城の中で起きる女の権力争いに巻き込まれる主人公っていう軸があるから、日本のドラマで言えば『大奥』なわけだよ。けど、紫禁城の後宮には歴然とした階級制度があって、その権力と差の激しさと言ったら大奥の比ではない感じ。
ただその権力も皇帝から与えられたものだから、皇帝の意に反すればアッという間に転落。いとも簡単に妃たちの階級が上がったり下がったりするのも笑っちゃうよね。
とはいえ、皇帝も馬鹿じゃないから真偽を見極めようとする態度はあるし、できる限り如意を守ろうとしている。
ところがだよ。色〜んな事件が繰り返しおこり、周囲の顔ぶれも変化し、皇帝自身の権力も安定してくると、感じ方や考え方に変化が出てきちゃいます。気づくと、如意と皇帝の間には深い溝が生まれてしまって、最後に如意を突き落としたのが皇帝自身だったというのが皮肉。
何度画面に向かって「このバカ朕がぁ〜!」と叫んだことか。
常々「周囲の者は信用できない」なんて、いかにも警戒する言葉を発してるのに、一番怪しい人物のことをいっつも許してきたのは皇帝自身。皇后の時も、嘉妃の時も、怜妃のことすら。
怜妃(=エイエンエン)の「温泉大作戦」(58話)なんて爆笑モンだよね。あんな分かりやすい大胆な作戦にコロッとやられてさ。それが「朕が育てた可愛い妃」なんだから、バカ朕と言わずになんと言う?
後で登場する寒部のお姫様(寒香見)にメロメロになっちゃった時なんか、お姫様を喜ばすために着慣れない寒部の衣を身に着けて「やぁ、やぁ!」って得意げに登場するんだけど、集まってた妃嬪たちはビックリ!系と素敵!系に分かれたものの、視聴者的には大爆笑だったよ。
ドロドロの陰謀渦巻く後宮内…って言うけど、実際にドス黒い感情を持ってた人って実は限られてるんだよね。その限られた人にかき回されて痛ましい事件が次々と起きてしまう中で、一服の清涼剤的な人物として登場していたのが、エイエンエンの元恋人・凌雲徹(りょううんてつ)でした。
凌雲徹は最初から最後まで善良な人で、如意が信頼できる数少ない人のうちのひとり。まぁ、最後は怜妃(=エイエンエン)に利用されちゃうんじゃないの?という嫌な予感はあったんだけどね。これが、まさか、、、
まさか、まさかの、、、皇帝からの信じられないような最悪な仕打ちが待ってました。
如意への当てつけ? 嫉妬?
子供か!
「ドラマ、ドラマだから・・・」と心に言い聞かせるけどさぁ。
あの爽やかで実直な凌雲徹が見る影も無く俯いて歩く姿は悲しすぎるよ!
わたし、如意が凌雲徹を呼ぶときに「リーリンチャ」って発音に聞こえてたんですね。二人が知り合った頃からの、親しみを込めた優しい呼び方だった大好きなこの発音。
ところが乾隆帝に罰せられて姿の変わってしまった凌雲徹を前にして、堪えて堪えて、やっと二人きりになって、如意が絞り出した「リーリンチャ」の声が、もう、、、もう、も〜〜、悲しすぎて…
後に「リーリンチャ」改め「リー・ユンチャ」が正しいことを知りましたが…
如意のモデルになった乾隆帝の2番目の皇后・嫻妃(継皇后)には『乾隆帝の江南巡幸の際に断髪してしまった』という史実が残ってるんですよね。
こんなドラマティックな話をドラマで使わないわけが無いので、いずれこの断髪に向かってドラマも進んでくんだろうなぁとは思ってたんですよ。
ただ、想像してた「悲しみに暮れた皇后が断髪」というものじゃなくて、あくまでも「毅然と皇帝との関係を断ち切った」という使われ方だったのが痺れましたよ。
それまでに起きた事件では必ず如意を疑ったし、たしか前皇后に関連した事件は、長い間純貴妃を疑ってたんだよね。
どっちかっていうと善良な二人を疑って、嘉妃がクネクネ踊ったり、怜妃がナヨナヨおねだりしたりすると鼻の下を伸ばして「あの者に悪意はない」とか庇っちゃって、ダメだコリャって皆が思ってるのにさぁ〜。
全然人を見る目がないよね、この皇帝。
如意が自ら人を陥れる人間じゃないって信じてれば、事件の調べ方は別の角度から入るはずだもんね。
ここでひとつ浮かんだ言葉「讒言(ざんげん)」
【讒言】とは
事実を曲げたり、ありもしない事柄を作り上げたりして、その人のことを目上の人に悪く言うこと。
如意からの進言 ⇒ 「うるさい!ゴルァ〜 ヽ(`Д´)ノプンプン」
悪い奴らの讒言 ⇒ 「予に任せておけ〜」
こんなん、堪忍袋の緒も切れるってもんですわ。
こっちから願い下げ。上等、上等。
あ。
でも、こうしてじっくり感想を書いてみると、如意の断髪を「アッパレ!」って思えるように持って行った構成は、やっぱり素晴らしいな。
最後の最後に怜妃(この頃は貴妃)の悪行が表沙汰になって、これまでの行いが断罪されます。
ところが、あんなに調べてた乾隆帝側の調査結果じゃなくて、如意の仕掛けた罠に自ら嵌った怜貴妃を、如意を信じる人たちが協力して暴いた形になってるので、むしろ皇帝ひとりが蚊帳の外だったというのもおマヌケな話ですよ。
しかも怜貴妃に「後宮内で唯一誠実な人を、アンタ自身が幽閉しちゃってるよね〜、アハハハッ!」みたいに最後っ屁をかまされちゃって、案外スッキリしちゃった。
ところで。
イケメン度を比較してみると、乾隆帝オンリーで語れば【にょいでん乾隆帝】のほうが見目麗しいのは間違いないと思います。ただ、頭のキレ具合やお茶目度がある分、私は【えいらく乾隆帝】のほうが好き。
乾隆帝の太監・李玉はどちらにも同じ名前で登場したので実在してるんでしょうか?
李玉の場合は、瓔珞のほうではポッチャリ姿の柔らかい印象ですが、イザという時には頼りになる感じでしたね。イケメン度や誠実さという意味では【にょいでん李玉】に軍配があがるかな。
こうして如意伝には乾隆帝、李玉というふたりのイケメンが連なりますが、申し訳ないが、個人的にはこの二人を足しても及ばない・・・と思ってるのが、瓔珞に登場した富察傅恒の存在。この方が居るか居ないかで、瓔珞の評価は全く別物になった気がしま〜す…笑
如意伝のお気に入りキャラ凌雲徹。彼があまりにも悲しい結末を迎えたので、せめて彼を演じたジン・チャオという人の別の作品を見てみようと、新たに『白華の姫 〜失われた記憶と3つの愛〜』を見始めちゃいました。
こっちのドラマはヒロインを愛する3人の皇子が登場するんですが、そのうちの1人をこのジン・チャオが演じてます。主役ではないので二番手の男として報われないんだろうなぁ〜とは思うけど、大将軍という役どころなので見せ場はいっぱいあるに違いない!
そんな期待の中、
ヒロインを守る大将軍なんだね!
こっちでも悲しくヒロインを見守る役なんだね…涙
と、勝手なストーリーを妄想して見始めてみました。
ところがストーリーが進むにつれて「凌雲徹よりも過酷じゃ?」と思う内容になってきちゃいました。
凌雲徹として見ちゃってるから、大将軍が悲しい顔をするたんびにこっちまでキューっと心締め付けられちゃってます。
なんか、心が持たない。。。
この『白華の姫』も全部で68話という長いドラマなんです。だから先はわからないけど、凌雲徹、、、いや違う、大将軍が幸せになるように願いながら、今後を楽しみたいと思います。
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タグ:如懿伝
2022年03月24日
ドラマ『ミステリという勿れ』の辻褄合わせ…
3/21に放送された『ミステリという勿れ』の第11話(episode.2.5 前編)。
今度はどの事件を扱うのかな?と思っていると、どうやらあの話らしい。
夜の街を、ゴロゴロと音を鳴らしながらスーツケースを押して歩く女の子が映し出されます。
原作ファンなら、この印象的な始まりは忘れられないはず。
そしてその結末までも、忘れることのできないエピソードです。
2話、3話で登場したガロ君(永山瑛太)たちが久しぶりに登場。妹(原作では姉)の愛珠(アンジュ)の死の真相を追っています。アンジュが集めていた寄木細工の箱の中に何か入っていると感じたガロは、箱を開けるために寄木細工ミュージアムに向かいます。そこで出会った職員が辻浩増(北村匠海)です。
この「辻」という男の元へ、連続殺人事件を追う刑事が訪ねて名刺を差し出すシーンがありますが、この時に映し出された横顔のアップを見た瞬間、北村匠海さんのまつ毛の長さに「おぉっ!」と感動しました。
結末を知ってるからこその「おぉっ!」です。
あれ、付けまつ毛?
あまりに見事なまつ毛に「付けまつ毛でしょ?」「いや、そうに違いない」と言い聞かせる自分と、「彼ならあるか?」と思う自分もいます。それくらい違和感が無い。
あれが地毛だと、普通女子は完全に負けるよねぇ〜。ハハハ。
今回の事件はドラマ終盤である程度答えが出てるので書いちゃいますが、原作でこのエピソードが描かれたとき、最初に登場した「スーツケースを押した女の子」のアップシーンがあるんですが、その時のカットは「ゾッ」とするような「目」の描写だったんです。
たったワンカットで、その子の狂気的な何かを感じさせるものでした。
しかも、今となれば・・・だけど、マスクしてるんだよね。このストーリーはコロナ前に描かれたお話なのに、まさに今ならマスク姿が全く違和感なく受け入れられる世の中。
前から、不思議と田村先生の描くストーリーには「未来が見えてるんじゃ?」と思わせるものがあって、コロナでのパンデミックがなかなか収まらない中、私は真っ先に田村先生の描いた『7SEEDS』の中にあるエピソードを思い出したくらいでした。
犯人は女の子・・・と思い込んでいた警察と視聴者に、ガツンと一発パンチを入れる「実は男」なんて話、一体誰が犯人役をやるんだろう?って思ってたけど、まさにまさにピッタリの人を当ててきました。
さて、そんなところに感動した原作ファンにとって、またしても今回のエピで大きな変更が行われたことにショックを受けました。
原因は、フジテレビの「なぜか風呂光推し」問題です。
ここも風呂光さんに代えたのかぁ〜!という残念さ。
今回は風呂光が所属する署とは別の所轄で起きた事件がメインのお話ですョ。
ここに無理やり風呂光さんを手伝いに参加させることで、原作とは変わってしまったことが色々出てきます。ドラマで風呂光とペアを組んだ猫田は、本来なら新人刑事とペアを組むはずでした。その新人君が、最後の最後に怒涛の成長を遂げる部分が風呂光に入れ替わっちゃったわけです。
猫田にしても、ほんの一瞬なんだけど刑事の在り方を問うような試練が描かれていて、それは他の刑事ドラマでは絶対に描かれないだろうなぁというエピソードでもあるので、これも入れて欲しかったなぁ〜と思います。
(ヒント:タレコミおじさんの話)
これは、、、
これはラブ路線がどうこうとは別に、犯人役ゲストが豪華すぎるから他の登場人物は最小限で行こう!という予算問題なんじゃないかって思えてきちゃいましたよ〜
時間の問題とか諸々の要因とか、ある程度の改変は仕方ないとは思ってるんだけど、田村作品には「ことば」に刺さるものが多いのに、その会話が半分減らされて大切な深みが削られてることが勿体なくて…。
個人的には、『ミステリという勿れ』は単なる推理マンガではなくて、人間の心の部分を掘り下げ、寄り添い、悲しく凝り固まってしまった心を温かく溶かしてくれる「会話劇」がメインの物語だと思ってます。いろいろな問題が起こるものの、その事件にはいつも「案外誰もが抱えてる問題」が含まれていて、整君が語ることで、読者も考えたり、優しい気持ちになったりして、最後はどこかホッとする内容になっています。
ドラマはドラマで、原作を知らなければしっかり成立してるのは確かなんだけど、いつも「あれ?」という物足りなさがあって、原作を読み返してみると「あ、これが削られちゃったから印象が違うのか…」というケースがちょこちょこ出て来ます。いっそのこと風呂光がモヤモヤと悩む場面をバッサリ削り、新しい登場人物でパキッと事件を始めたほうがメリハリが付いたんじゃないか?なんて考えたりもします。
これだけ登場人物が削られてしまうと、後になってコミックに「あの時に登場した人が再登場」というサプライズ的なストーリーが出しにくくならないのかな?と、いらぬ心配をしちゃいます。
特にアイビーハウス編で登場した整君の同級生は魅力的だったから、登場させなかったことが惜しい!
そういえば、この前のエピソードでライカが退院してしまいましたね。
ライカとは、コミックではもっと整君とふたりで足湯に浸かって事件を整理する場面が多い印象だったし、つい最近も別の事件を一緒に解決してるので、退院したことがとっても意外でした。
こういった部分も、どんな形でつじつま合わせをしてくるのか、今後に注目ですね。
ただ、、、
ドラマでの変更が原作に影響するってことは、、、無いと信じたい。
『ミステリという勿れ』見逃し配信ならFODプレミアム ⇒
今度はどの事件を扱うのかな?と思っていると、どうやらあの話らしい。
夜の街を、ゴロゴロと音を鳴らしながらスーツケースを押して歩く女の子が映し出されます。
原作ファンなら、この印象的な始まりは忘れられないはず。
そしてその結末までも、忘れることのできないエピソードです。
2話、3話で登場したガロ君(永山瑛太)たちが久しぶりに登場。妹(原作では姉)の愛珠(アンジュ)の死の真相を追っています。アンジュが集めていた寄木細工の箱の中に何か入っていると感じたガロは、箱を開けるために寄木細工ミュージアムに向かいます。そこで出会った職員が辻浩増(北村匠海)です。
この「辻」という男の元へ、連続殺人事件を追う刑事が訪ねて名刺を差し出すシーンがありますが、この時に映し出された横顔のアップを見た瞬間、北村匠海さんのまつ毛の長さに「おぉっ!」と感動しました。
結末を知ってるからこその「おぉっ!」です。
あれ、付けまつ毛?
あまりに見事なまつ毛に「付けまつ毛でしょ?」「いや、そうに違いない」と言い聞かせる自分と、「彼ならあるか?」と思う自分もいます。それくらい違和感が無い。
あれが地毛だと、普通女子は完全に負けるよねぇ〜。ハハハ。
今回の事件はドラマ終盤である程度答えが出てるので書いちゃいますが、原作でこのエピソードが描かれたとき、最初に登場した「スーツケースを押した女の子」のアップシーンがあるんですが、その時のカットは「ゾッ」とするような「目」の描写だったんです。
たったワンカットで、その子の狂気的な何かを感じさせるものでした。
しかも、今となれば・・・だけど、マスクしてるんだよね。このストーリーはコロナ前に描かれたお話なのに、まさに今ならマスク姿が全く違和感なく受け入れられる世の中。
前から、不思議と田村先生の描くストーリーには「未来が見えてるんじゃ?」と思わせるものがあって、コロナでのパンデミックがなかなか収まらない中、私は真っ先に田村先生の描いた『7SEEDS』の中にあるエピソードを思い出したくらいでした。
犯人は女の子・・・と思い込んでいた警察と視聴者に、ガツンと一発パンチを入れる「実は男」なんて話、一体誰が犯人役をやるんだろう?って思ってたけど、まさにまさにピッタリの人を当ててきました。
さて、そんなところに感動した原作ファンにとって、またしても今回のエピで大きな変更が行われたことにショックを受けました。
原因は、フジテレビの「なぜか風呂光推し」問題です。
ここも風呂光さんに代えたのかぁ〜!という残念さ。
今回は風呂光が所属する署とは別の所轄で起きた事件がメインのお話ですョ。
ここに無理やり風呂光さんを手伝いに参加させることで、原作とは変わってしまったことが色々出てきます。ドラマで風呂光とペアを組んだ猫田は、本来なら新人刑事とペアを組むはずでした。その新人君が、最後の最後に怒涛の成長を遂げる部分が風呂光に入れ替わっちゃったわけです。
猫田にしても、ほんの一瞬なんだけど刑事の在り方を問うような試練が描かれていて、それは他の刑事ドラマでは絶対に描かれないだろうなぁというエピソードでもあるので、これも入れて欲しかったなぁ〜と思います。
(ヒント:タレコミおじさんの話)
これは、、、
これはラブ路線がどうこうとは別に、犯人役ゲストが豪華すぎるから他の登場人物は最小限で行こう!という予算問題なんじゃないかって思えてきちゃいましたよ〜
時間の問題とか諸々の要因とか、ある程度の改変は仕方ないとは思ってるんだけど、田村作品には「ことば」に刺さるものが多いのに、その会話が半分減らされて大切な深みが削られてることが勿体なくて…。
個人的には、『ミステリという勿れ』は単なる推理マンガではなくて、人間の心の部分を掘り下げ、寄り添い、悲しく凝り固まってしまった心を温かく溶かしてくれる「会話劇」がメインの物語だと思ってます。いろいろな問題が起こるものの、その事件にはいつも「案外誰もが抱えてる問題」が含まれていて、整君が語ることで、読者も考えたり、優しい気持ちになったりして、最後はどこかホッとする内容になっています。
ドラマはドラマで、原作を知らなければしっかり成立してるのは確かなんだけど、いつも「あれ?」という物足りなさがあって、原作を読み返してみると「あ、これが削られちゃったから印象が違うのか…」というケースがちょこちょこ出て来ます。いっそのこと風呂光がモヤモヤと悩む場面をバッサリ削り、新しい登場人物でパキッと事件を始めたほうがメリハリが付いたんじゃないか?なんて考えたりもします。
これだけ登場人物が削られてしまうと、後になってコミックに「あの時に登場した人が再登場」というサプライズ的なストーリーが出しにくくならないのかな?と、いらぬ心配をしちゃいます。
特にアイビーハウス編で登場した整君の同級生は魅力的だったから、登場させなかったことが惜しい!
そういえば、この前のエピソードでライカが退院してしまいましたね。
ライカとは、コミックではもっと整君とふたりで足湯に浸かって事件を整理する場面が多い印象だったし、つい最近も別の事件を一緒に解決してるので、退院したことがとっても意外でした。
こういった部分も、どんな形でつじつま合わせをしてくるのか、今後に注目ですね。
ただ、、、
ドラマでの変更が原作に影響するってことは、、、無いと信じたい。
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2022年03月17日
ネット広告の誘惑【小悪魔教師サイコ】
どうなんでしょう? 最近、ネットサーフィン中に目にすることが増えてませんか?「小悪魔教師サイコ」という電子コミック。私だけ?
あれ、不思議なんですよね。
コミック広告でも、全然気にならないものと気になってしょうがないものがあって、これぞ「ザ・好み」というものなんでしょう。
ていうか、そういった好みも蓄積されて表示されてるんじゃ?と、たまにキョロキョロと周りを見回したくなるようなところ、ありますよね。
あぁそうだ、前回は「しょせん他人事ですから」が気になって1巻に手を出してしまったんですけどね…苦笑
この「小悪魔教師サイコ」はコミックシーモアで立ち読みしてきたんですが、スカッとしそうな予感で続きが気になってます。
あれ、不思議なんですよね。
コミック広告でも、全然気にならないものと気になってしょうがないものがあって、これぞ「ザ・好み」というものなんでしょう。
ていうか、そういった好みも蓄積されて表示されてるんじゃ?と、たまにキョロキョロと周りを見回したくなるようなところ、ありますよね。
あぁそうだ、前回は「しょせん他人事ですから」が気になって1巻に手を出してしまったんですけどね…苦笑
この「小悪魔教師サイコ」はコミックシーモアで立ち読みしてきたんですが、スカッとしそうな予感で続きが気になってます。
2022年03月11日
ドラマ『ミステリという勿れ』第9話
今週の月曜に放送された『ミステリという勿れ』の第9話は、アイビーハウス回の後編でした。
大学生の久能整はゼミの担当教授・天達から、高校時代の同級生とゲストを呼んで、別荘でミステリー会を開くので手伝って欲しいと頼まれます。
原作ではもう一人のアルバイトに相良レンという男子学生も来ていましたが、ドラマ版ではこれまでの事件で関わった刑事・風呂光にチェンジしています。
雪に囲まれたアイビーハウスには、天達(鈴木浩介)とその友人である橘高(佐々木蔵之介)、蔦(池内万作)の他に、蔦がネットで知り合ったミステリー仲間のデラ(田口浩正)とパン(渋谷謙人)も招かれていました。
夜、ミステリー会が始まると、整の推理で事件…いや、ひとつのミステリーの謎が解けますが、そのことがきっかけで、かつてこの別荘で天達のパートナーである喜和(水川あさみ)がストーカーに殺害されたという事実を知らされます。
喜和は整が子供の頃に親しくしていた女性で、喜和を通して天達とも親しくなっていました。天達は、事件に第三者がかかわっているのではないかと疑っていました。
整は別荘に来る前、天達から「参加者の中に一人だけ嘘をつく人物がいるので見ていて欲しい」と頼まれていました。そのことを風呂光に打ち明けると、実は風呂光も頼まれていて、その内容は「嘘をつかない人を見ていて欲しい」というものでした。
翌朝、皆で雪かきを済ませて部屋に戻りますが、その際、停電になって整と風呂光の二人はガレージに閉じ込められてしまいます。暗闇の中で、二人は天達から頼まれたことの答えが出たかを話し合いますが、お互いにまだ分からないという結論に至ります。
ただ、嘘ではなくてお芝居をしている人がいるので、まだ別のゲームが続いているのではないか?という疑問を感じている整。
それを聞いてから、アイビーハウスに集う人々全員が怪しく見えてくる風呂光でしたが…
前回の記事で、整君と同様にバイトとしてアイビーハウスに来ていた相良レン君の役割が風呂光さんに代えられていたことに対する違和感と期待を書きましたが、さて、実際にドラマを視聴してみると…
原作を知らないでドラマを観れば、十分成り立った内容になってました。
整君と風呂光さんがガレージに閉じ込められてしまった時の、風呂光さんのピョンピョンジャンプが可愛かったですw
レン君が橘高の持っている地図を見て暗渠の存在を知るシーンは、停電になった暗闇の中で、テントの中の照明を探す時に整君が偶然目にしてしまう…という状況に変更されていました。
結末を知ってる身としては、前回の放送で橘高がグローブをはめたまま部屋で過ごす様子に、視聴者が違和感を抱かないかハラハラしてましたが、今週の雪かきのシーンで登場人物全員がグローブをしていたため、なんとなく違和感が薄れた気がして、これ、わざと?と思いながら観てました。
そして昼食用にカレーを作るシーンで、橘高が率先してジャガイモの皮むきを手伝いに来るシーンがあります。このシーンはむしろ原作では違和感ありありでしたが、ドラマでは実に自然に描かれていたので「ほぉ〜」っと感心してしまいました。
そうだそうだ、橘高が携帯を自宅に忘れてきたというやり取りも、ドラマのほうが無理なく描かれてましたw
原作だと「ここでこれを描く意味ある?」と思えるような部分がしっかりとクローズアップされてることが多いので、そういう部分はしっかり記憶に残るし怪しんだ状態で先に進むけど、ドラマでのやり取りは物凄ぉ〜く自然な会話をしてるので、まさかこの中に伏線が隠れてるとは気づかない人も多かったんじゃないかな。
しかも今回のミステリーは過去の事件を解決する話…と思わせながら、実はもうひとつ別の事件が現在進行形という、実に複雑な内容だったわけです。
原作既読組としては、登場の瞬間から橘高のことがわかってしまってるんだけど、嘘をついたことと本当のことを言ったことを指摘されてどんどん窮地に追いこまれ、実は最近の事件にも関わっていたことが判明したところで、ふっとひと呼吸あったあとの
「これって罪になるの?」
は?
思わず「は?」ですよ。
知ってるのに・・・
まぁ、細かいところまで覚えてないとはいえ、、、それにしても、その場にいる全員と同じような感覚で「は?」と思ってしまった自分に笑ってしまったw
しかも、さっきまでの怯えっぷりと、ここからの開き直りっぷりの落差!
このドラマは犯人役の役者さんが皆さん素晴らしい。単なる謎解きドラマとは違うところはそういう所でしょうね。というのも原作ありきです。
あらためてタイトルを思い起こせば『ミステリという勿れ』ですよ。
これって「ミステリ? そんな単純なお話じゃありません」ってことです。
整君は色んな事件に巻き込まれてしまうけど、事件の謎を解くだけじゃなくて、最後は犯人の心も解きほぐしてくれる不思議な人。
これまで読んできた田村作品の主人公たちは、どちらかというと自分の運命を切り開こうとする自立型の女の子が多かったし、そのパートナーになる男性たちもワイルド系が多かったので、整君のようなキャラを生み出した田村先生の引き出しの多さにも驚きます。
さて、次回は焼き肉屋さんの回です。
実は、この焼肉屋さんでの数コマが頻繁にネット広告に表示された時期がありました。ミステリ〜の連載が始まったころ、私は絶賛 7SEEDS 愛読中で、これ以上田村作品を追いかけるのはやめておこうと思って見て見ぬふりをしていたのに、あまりにもネット広告が現れるので、ある時我慢できずにクリックしてしまったのが運の尽き。
コミックが当分の楽しみになったといえばそうだけど、簡単に終わりそうにないし、かといって気になる事件が解決しないままなのは気になるし…。
とりあえずはドラマがどんな形で終わるのか、楽しみにしています。
そういえば、ネットニュースでミステリ〜のシーズン2が制作決定したとか見ましたよ。だけど、そんなに原作のストーリーは残ってないような…? テレビオリジナルを挟むんでしょうか?
アイビーハウス編の簡単なあらすじ
大学生の久能整はゼミの担当教授・天達から、高校時代の同級生とゲストを呼んで、別荘でミステリー会を開くので手伝って欲しいと頼まれます。
原作ではもう一人のアルバイトに相良レンという男子学生も来ていましたが、ドラマ版ではこれまでの事件で関わった刑事・風呂光にチェンジしています。
雪に囲まれたアイビーハウスには、天達(鈴木浩介)とその友人である橘高(佐々木蔵之介)、蔦(池内万作)の他に、蔦がネットで知り合ったミステリー仲間のデラ(田口浩正)とパン(渋谷謙人)も招かれていました。
夜、ミステリー会が始まると、整の推理で事件…いや、ひとつのミステリーの謎が解けますが、そのことがきっかけで、かつてこの別荘で天達のパートナーである喜和(水川あさみ)がストーカーに殺害されたという事実を知らされます。
喜和は整が子供の頃に親しくしていた女性で、喜和を通して天達とも親しくなっていました。天達は、事件に第三者がかかわっているのではないかと疑っていました。
整は別荘に来る前、天達から「参加者の中に一人だけ嘘をつく人物がいるので見ていて欲しい」と頼まれていました。そのことを風呂光に打ち明けると、実は風呂光も頼まれていて、その内容は「嘘をつかない人を見ていて欲しい」というものでした。
翌朝、皆で雪かきを済ませて部屋に戻りますが、その際、停電になって整と風呂光の二人はガレージに閉じ込められてしまいます。暗闇の中で、二人は天達から頼まれたことの答えが出たかを話し合いますが、お互いにまだ分からないという結論に至ります。
ただ、嘘ではなくてお芝居をしている人がいるので、まだ別のゲームが続いているのではないか?という疑問を感じている整。
それを聞いてから、アイビーハウスに集う人々全員が怪しく見えてくる風呂光でしたが…
ドラマ感想
前回の記事で、整君と同様にバイトとしてアイビーハウスに来ていた相良レン君の役割が風呂光さんに代えられていたことに対する違和感と期待を書きましたが、さて、実際にドラマを視聴してみると…
原作を知らないでドラマを観れば、十分成り立った内容になってました。
整君と風呂光さんがガレージに閉じ込められてしまった時の、風呂光さんのピョンピョンジャンプが可愛かったですw
レン君が橘高の持っている地図を見て暗渠の存在を知るシーンは、停電になった暗闇の中で、テントの中の照明を探す時に整君が偶然目にしてしまう…という状況に変更されていました。
結末を知ってる身としては、前回の放送で橘高がグローブをはめたまま部屋で過ごす様子に、視聴者が違和感を抱かないかハラハラしてましたが、今週の雪かきのシーンで登場人物全員がグローブをしていたため、なんとなく違和感が薄れた気がして、これ、わざと?と思いながら観てました。
そして昼食用にカレーを作るシーンで、橘高が率先してジャガイモの皮むきを手伝いに来るシーンがあります。このシーンはむしろ原作では違和感ありありでしたが、ドラマでは実に自然に描かれていたので「ほぉ〜」っと感心してしまいました。
そうだそうだ、橘高が携帯を自宅に忘れてきたというやり取りも、ドラマのほうが無理なく描かれてましたw
原作だと「ここでこれを描く意味ある?」と思えるような部分がしっかりとクローズアップされてることが多いので、そういう部分はしっかり記憶に残るし怪しんだ状態で先に進むけど、ドラマでのやり取りは物凄ぉ〜く自然な会話をしてるので、まさかこの中に伏線が隠れてるとは気づかない人も多かったんじゃないかな。
しかも今回のミステリーは過去の事件を解決する話…と思わせながら、実はもうひとつ別の事件が現在進行形という、実に複雑な内容だったわけです。
原作既読組としては、登場の瞬間から橘高のことがわかってしまってるんだけど、嘘をついたことと本当のことを言ったことを指摘されてどんどん窮地に追いこまれ、実は最近の事件にも関わっていたことが判明したところで、ふっとひと呼吸あったあとの
「これって罪になるの?」
は?
思わず「は?」ですよ。
知ってるのに・・・
まぁ、細かいところまで覚えてないとはいえ、、、それにしても、その場にいる全員と同じような感覚で「は?」と思ってしまった自分に笑ってしまったw
しかも、さっきまでの怯えっぷりと、ここからの開き直りっぷりの落差!
このドラマは犯人役の役者さんが皆さん素晴らしい。単なる謎解きドラマとは違うところはそういう所でしょうね。というのも原作ありきです。
あらためてタイトルを思い起こせば『ミステリという勿れ』ですよ。
これって「ミステリ? そんな単純なお話じゃありません」ってことです。
整君は色んな事件に巻き込まれてしまうけど、事件の謎を解くだけじゃなくて、最後は犯人の心も解きほぐしてくれる不思議な人。
これまで読んできた田村作品の主人公たちは、どちらかというと自分の運命を切り開こうとする自立型の女の子が多かったし、そのパートナーになる男性たちもワイルド系が多かったので、整君のようなキャラを生み出した田村先生の引き出しの多さにも驚きます。
さて、次回は焼き肉屋さんの回です。
実は、この焼肉屋さんでの数コマが頻繁にネット広告に表示された時期がありました。ミステリ〜の連載が始まったころ、私は絶賛 7SEEDS 愛読中で、これ以上田村作品を追いかけるのはやめておこうと思って見て見ぬふりをしていたのに、あまりにもネット広告が現れるので、ある時我慢できずにクリックしてしまったのが運の尽き。
コミックが当分の楽しみになったといえばそうだけど、簡単に終わりそうにないし、かといって気になる事件が解決しないままなのは気になるし…。
とりあえずはドラマがどんな形で終わるのか、楽しみにしています。
そういえば、ネットニュースでミステリ〜のシーズン2が制作決定したとか見ましたよ。だけど、そんなに原作のストーリーは残ってないような…? テレビオリジナルを挟むんでしょうか?
2022年03月08日
イッキ見!『雲霧仁左衛門 5』
録画しておいた『雲霧仁左衛門 5』の8話分。
3日くらいかけてイッキ見しちゃった。
やっぱり時代劇はいいよねぇ。
それにしても、もう一人の火付け盗賊改として登場した榎木孝明さんがアッという間に悲運の退場。なんと贅沢、なんと勿体ない!
ちゃんと殺陣のできるベテランとこれからの若手をもっともっとつばぜり合いさせて鍛えておいてほしいよね。今後の時代劇のためにも…。
あと私、今回の新キャラとして登場した『山川』という若侍が、初見で「どこかで見てるけど思い出せない…」というまま何話か経過して、それでも所作や殺陣が上手いなぁ〜と気になって気になって…
調べてビックリ。知って納得!!
今シリーズの重要な役どころになった山川安左衛門を演じていたのは早乙女太一さんでした!
早乙女太一といえばつい最近、ドラマ『ミステリという勿れ』で【炎の天使】という役を演じていたばかりじゃないですか。こちらは儚げな美少年だったはずが、今回の役どころは狂気に包まれた正義。
「目が血走ってる」って表現が現実に映像で映し出された時は「ヒェ〜〜〜っ」てなっちゃいました。
こういう時代劇が作れるなら、もっと作ってよぉ〜、と。。。
それにしても、雲霧一党の相変わらずの連携には溜飲が下がるね。見慣れた顔ぶれが活躍するのは本当に楽しい。
元々は山崎努版の雲霧シリーズが大好きなんです。
山崎努版『雲霧仁左衛門』OPを聞いただけでもアガるアガる。
けど、ここまで来ると中井貴一版の一党の顔ぶれにも愛着が湧いてしまって、もう同格に並べてもいいんちゃうか?と思うほど好き。
山崎努版の雲霧シリーズを観たことない人には、ぜひ一度見て欲しいなぁ。あっちはあっちで昭和の泥臭さがありながらも、どことなく品を失わないカッコよさが全編に漂う秀逸の作品なので。
残念なことに山崎版はなかなか動画配信にならないのよ。TSUTAYA DISCAS とか、ゲオ宅配レンタル なんかだと、DVDでレンタルしてるみたいです。
今回は入れ代わり立ち代わり悪人たちが登場したけど、中でも特にお金が大好きで権勢欲の強い若年寄という役の筧さんの演技が…、もう、なんだか笑っちゃって。あれはあれで盛り上げたということなんでしょう。
そして、何と言っても今シリーズは、ともさかりえという女優抜きには語れない。
若い頃から知ってる女優さんとして、親しみを込めてどうしても「ちゃん」を付けたくなるけど、それはもう失礼なのかもしれないな。
大奥総取締という大役を担う女性としての貫禄、風格を纏いながら、弟を思う姉の姿などなど、、、複雑な心情を素晴らしい形で表現されてました。
ドラマ『アシガール』のおふくろ様として登場した時から「なんて時代劇が似合うんだ!」と。「なんてカッコいい女性になったんだ!」と思ってたけど、今回の雲霧で、不動の地位を確信したよ。
最後、雲霧一党とはいえ紗江が滝山の元に戻るっていう結末は泣けました。こういう余韻のある終わりって凄く好き。
あぁ〜、でもこれでまた当分時代劇はお預けか。
毎週楽しみになる新しい本格時代劇を、、、
毎回迫力ある殺陣の見られる時代劇をぉ〜
雲霧については、テレビオリジナルのストーリー展開になるだろうけど、そこは脚本家に頑張ってもらって、今後もできる限り続けてほしいなぁ。
NHK BS時代劇『雲霧仁左衛門 5』
雲霧仁左衛門、狙うは忖度が渦巻く大奥の隠し金!
3日くらいかけてイッキ見しちゃった。
やっぱり時代劇はいいよねぇ。
それにしても、もう一人の火付け盗賊改として登場した榎木孝明さんがアッという間に悲運の退場。なんと贅沢、なんと勿体ない!
ちゃんと殺陣のできるベテランとこれからの若手をもっともっとつばぜり合いさせて鍛えておいてほしいよね。今後の時代劇のためにも…。
あと私、今回の新キャラとして登場した『山川』という若侍が、初見で「どこかで見てるけど思い出せない…」というまま何話か経過して、それでも所作や殺陣が上手いなぁ〜と気になって気になって…
調べてビックリ。知って納得!!
今シリーズの重要な役どころになった山川安左衛門を演じていたのは早乙女太一さんでした!
早乙女太一といえばつい最近、ドラマ『ミステリという勿れ』で【炎の天使】という役を演じていたばかりじゃないですか。こちらは儚げな美少年だったはずが、今回の役どころは狂気に包まれた正義。
「目が血走ってる」って表現が現実に映像で映し出された時は「ヒェ〜〜〜っ」てなっちゃいました。
こういう時代劇が作れるなら、もっと作ってよぉ〜、と。。。
それにしても、雲霧一党の相変わらずの連携には溜飲が下がるね。見慣れた顔ぶれが活躍するのは本当に楽しい。
元々は山崎努版の雲霧シリーズが大好きなんです。
山崎努版『雲霧仁左衛門』OPを聞いただけでもアガるアガる。
けど、ここまで来ると中井貴一版の一党の顔ぶれにも愛着が湧いてしまって、もう同格に並べてもいいんちゃうか?と思うほど好き。
山崎努版の雲霧シリーズを観たことない人には、ぜひ一度見て欲しいなぁ。あっちはあっちで昭和の泥臭さがありながらも、どことなく品を失わないカッコよさが全編に漂う秀逸の作品なので。
残念なことに山崎版はなかなか動画配信にならないのよ。TSUTAYA DISCAS とか、ゲオ宅配レンタル なんかだと、DVDでレンタルしてるみたいです。
今回は入れ代わり立ち代わり悪人たちが登場したけど、中でも特にお金が大好きで権勢欲の強い若年寄という役の筧さんの演技が…、もう、なんだか笑っちゃって。あれはあれで盛り上げたということなんでしょう。
そして、何と言っても今シリーズは、ともさかりえという女優抜きには語れない。
若い頃から知ってる女優さんとして、親しみを込めてどうしても「ちゃん」を付けたくなるけど、それはもう失礼なのかもしれないな。
大奥総取締という大役を担う女性としての貫禄、風格を纏いながら、弟を思う姉の姿などなど、、、複雑な心情を素晴らしい形で表現されてました。
ドラマ『アシガール』のおふくろ様として登場した時から「なんて時代劇が似合うんだ!」と。「なんてカッコいい女性になったんだ!」と思ってたけど、今回の雲霧で、不動の地位を確信したよ。
最後、雲霧一党とはいえ紗江が滝山の元に戻るっていう結末は泣けました。こういう余韻のある終わりって凄く好き。
あぁ〜、でもこれでまた当分時代劇はお預けか。
毎週楽しみになる新しい本格時代劇を、、、
毎回迫力ある殺陣の見られる時代劇をぉ〜
雲霧については、テレビオリジナルのストーリー展開になるだろうけど、そこは脚本家に頑張ってもらって、今後もできる限り続けてほしいなぁ。
ドラマ備忘録
NHK BS時代劇『雲霧仁左衛門 5』
雲霧仁左衛門、狙うは忖度が渦巻く大奥の隠し金!
- (1)もう一人の盗賊改(2022.01.14放送)
- (2)大奥の隠し金(2022.01.21放送)
- (3)老兵、散る(2022.01.28放送)
- (4)豪商の意地(2022.02.04放送)
- (5)いもうと(2022.02.11放送)
- (6)罠と若年寄(2022.02.18放送)
- (7)大奥の抜け道(2022.02.25放送)
- (8)旅路(2022.03.04放送)
2022年03月07日
ドラマ『ミステリという勿れ』第8話
先週からは、『ミステリという勿れ』の…、原作で言うと「アイビーハウス編」が始まりました。
原作で言うと第7巻の内容になります。
事件の舞台となるアイビーハウス(蔦の絡まる家)には、整君が通う大学の教授とそのお友達などが集まって『謎解きミステリーナイト』が催されます。
整君はそのお手伝いにバイトとして駆り出されるわけですが、到着した先でもう一人の学生(相良レン)に出会い、二人で甲斐甲斐しく働く・・・はずでした。
ところが、、、
先週のドラマでは、この新キャラ・レン君が登場せず、その役割は風呂光さんに変更されていました。
これは、、、
これは、いいのか?
相良レンという男の子は整君とは真逆の、キラキラした今ドキの学生です。
屈託なく、物怖じすることなく言葉を発しますが、なかなか鋭く相手を観察しています。人の名前を覚えるのが苦手なので、似顔絵とあだ名をつけて間違えないようにしている子です。
レン君に付けられた整君のあだ名は「ぼっちえのき」でした。
独りぼっちの「エノキ」←ヒョロヒョロ…
整君、このあだ名が意外とお気に入りでした。。。(笑)
同じゼミに参加してるのに、これまで話したこともなかった整君とレン君。ポワ〜んとしている整君に対して、テキパキと仕事をこなしていくレン君はとっても対照的で、だからこそ、二人の役割がハッキリと違うことも後々わかってくるはずなんです。
レン君は魅力的なキャラなので、誰が演じるのかを楽しみにしてたこともあって残念度が高いです。整君とは同じゼミに所属している間柄ということもあって、いつ再登場してもおかしくない位置にいるはずなんですよ。
その大切な役割が風呂光さんに変更されたというのが、ドラマ版のストーリー展開にどう変化をもたらすのかが気になります。
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ドラマ『ミステリ〜』が始まってから、風呂光役の伊藤沙莉さんに注目が集まってますね。もちろん私も素敵な女優さんだなぁ〜とは思うんですが、風呂光というキャラが、こうも整君への恋愛感情っぽい意識が画面に散りばめられると「それは止めて〜」と思うんですよねぇ。
原作での整君と警察サイドとの距離感が、違うものに変わってしまう気がして嫌なんです。
原作では、どちらかというと風呂光よりも池本のほうが整君に対する思い入れは強い感じで描かれてます。
ドラマ版の池本を演じている尾上松也さんが、とっても上手く池本を演じてくれているので、もっとこちらをうまく活かせなかったのかなと、残念になっちゃいます。
初回放送時の感じなら良かったものの、回を重ねるごとに風呂光推しが増してくるのが謎過ぎたんですが、考えてみると、フジの「月9」枠に持ってきたということで、どうしても恋愛要素が必要だと考えられちゃったんですかねぇ?
純粋に、整君のフィルターで語られる世の中のフシギやギモンに対して、視聴者が「気づき」と「思考」に結びつくカタチで良かったんじゃないかと、、、
原作既読組としては、アイビーハウス編の結末は知ってるわけですが、風呂光が登場してることで多少の違いが生まれてくるのかもしれません。
今晩、どんな形で描かれているのかを待ちたいと思います。
原作で言うと第7巻の内容になります。
事件の舞台となるアイビーハウス(蔦の絡まる家)には、整君が通う大学の教授とそのお友達などが集まって『謎解きミステリーナイト』が催されます。
整君はそのお手伝いにバイトとして駆り出されるわけですが、到着した先でもう一人の学生(相良レン)に出会い、二人で甲斐甲斐しく働く・・・はずでした。
ところが、、、
先週のドラマでは、この新キャラ・レン君が登場せず、その役割は風呂光さんに変更されていました。
これは、、、
これは、いいのか?
相良レンという男の子は整君とは真逆の、キラキラした今ドキの学生です。
屈託なく、物怖じすることなく言葉を発しますが、なかなか鋭く相手を観察しています。人の名前を覚えるのが苦手なので、似顔絵とあだ名をつけて間違えないようにしている子です。
レン君に付けられた整君のあだ名は「ぼっちえのき」でした。
独りぼっちの「エノキ」←ヒョロヒョロ…
整君、このあだ名が意外とお気に入りでした。。。(笑)
同じゼミに参加してるのに、これまで話したこともなかった整君とレン君。ポワ〜んとしている整君に対して、テキパキと仕事をこなしていくレン君はとっても対照的で、だからこそ、二人の役割がハッキリと違うことも後々わかってくるはずなんです。
レン君は魅力的なキャラなので、誰が演じるのかを楽しみにしてたこともあって残念度が高いです。整君とは同じゼミに所属している間柄ということもあって、いつ再登場してもおかしくない位置にいるはずなんですよ。
その大切な役割が風呂光さんに変更されたというのが、ドラマ版のストーリー展開にどう変化をもたらすのかが気になります。
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ドラマ『ミステリ〜』が始まってから、風呂光役の伊藤沙莉さんに注目が集まってますね。もちろん私も素敵な女優さんだなぁ〜とは思うんですが、風呂光というキャラが、こうも整君への恋愛感情っぽい意識が画面に散りばめられると「それは止めて〜」と思うんですよねぇ。
原作での整君と警察サイドとの距離感が、違うものに変わってしまう気がして嫌なんです。
原作では、どちらかというと風呂光よりも池本のほうが整君に対する思い入れは強い感じで描かれてます。
ドラマ版の池本を演じている尾上松也さんが、とっても上手く池本を演じてくれているので、もっとこちらをうまく活かせなかったのかなと、残念になっちゃいます。
初回放送時の感じなら良かったものの、回を重ねるごとに風呂光推しが増してくるのが謎過ぎたんですが、考えてみると、フジの「月9」枠に持ってきたということで、どうしても恋愛要素が必要だと考えられちゃったんですかねぇ?
純粋に、整君のフィルターで語られる世の中のフシギやギモンに対して、視聴者が「気づき」と「思考」に結びつくカタチで良かったんじゃないかと、、、
原作既読組としては、アイビーハウス編の結末は知ってるわけですが、風呂光が登場してることで多少の違いが生まれてくるのかもしれません。
今晩、どんな形で描かれているのかを待ちたいと思います。