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2022年03月26日

ドラマ『如懿伝』完走&感想

ドラマ『瓔珞』が面白かったから、それと同じ時期の中国王朝ものということで『如意伝』を見始めたのは1月の終わり頃。

なにせ全部で87話もあるもんだから、1日2話分観たとしても1か月以上かかっちゃうわけよ。

瓔珞(エイラク)の時は結構サクサクと観てしまったんだけど、如意伝のほうはなぜか途中で息切れしてしまい、途中で休憩を入れたりしたので時間がかかってしまいました。

比べちゃいけないと思いつつ、「どっちが面白かった?」と聞かれたら、私は「エイラク!」と答えるね。

ただ、ドラマの質の良さを語れば、それはもう間違いなく「ニョイデンのほう!」になると思うね。

たまたま同じ時代の、しかも実在する人物たちをモデルにしたことで比較されちゃってるけど、この2つのドラマはジャンルとしては全くの別物

だから『面白い』という言葉は同じでも質の違う面白さがあって、「楽しかった」という意味で面白かったのは瓔珞のほうで、「見応えがあって素晴らしかった」という気持ちを「面白かった」と言い換えてもいいなら、如意伝も相当面白かった。

瓔珞は、最初から最後まで一貫して復讐劇を描いた勧善懲悪ドラマ。

それに対して如意伝は、一途な愛と誠実な心を貫いた女の一生を描いたヒューマンドラマ。

瓔珞を観ていると、毎回それなりに「はぁ〜、スッキリした」という爽快感を味わえるのに、如意伝のほうはじっくりと時間をかけて如意の過酷な人生を描いていくので、「いつになったら幸せになれるの?」っていうキツイ日々が続いて続いて、、、まだまだ続いて続いて…。やぁ〜っと幸せになれたの?と思うと、またまたどん底。そんなことが繰り返されるから、途中で休憩が欲しくなっちゃうのかもしれないなぁ。

エンタメ性を求める人には如意伝は単調に映って、つまらない作品に思えるかもしれないな。登場する妃嬪たちの綺麗さも瓔珞の女優さんたちのほうが若々しくて華があるように見えるのも影響するかも。

初めて瓔珞を観た時もそうだったけど、中国ドラマは役者さんたちが「はじめまして」の人ばかりだから、はじめのうちは誰が誰なのかを見分けることすら難しくて苦労しちゃいますよね。

そのうえ私は瓔珞を観終えたばかりということもあって、心理的にも映像的にも切り替えのスイッチがしっかり切りかわるまでは「エイラクではこうだったのに〜」と変な比較をしてしまい、ちょっとしたストレスになるんですよ。

何話か観てるうちに違和感は薄れてくけど、そこまでに挫折する人が出てきてもおかしくないかなって思います。

逆のパターンで【如意伝→瓔珞】だったら、「軽っ!」と思ったかもしれないけどね。



瓔珞の場合は何か事件が起きると「やっておしまい!」とばかりに主役の瓔珞を応援してしまうけど、如意伝の場合はちょっと違うんですよ。

登場人物が多いわりに、なぜか共感できる人がいないってのも不思議なドラマだったなぁと。だって、主人公の如意にですら、なんでそんなに耐えるのか…ってイラッとすることがあるのよね。

自分の高潔は守ったけど、かわりに一番身近な海蘭(はいらん)や蕊心(ずいしん)を傷つけることになるんだもんねぇ〜。

まぁ結局、最後の最後に爆発しちゃうわけだけど。。。



紫禁城の中で起きる女の権力争いに巻き込まれる主人公っていう軸があるから、日本のドラマで言えば『大奥』なわけだよ。けど、紫禁城の後宮には歴然とした階級制度があって、その権力と差の激しさと言ったら大奥の比ではない感じ。

ただその権力も皇帝から与えられたものだから、皇帝の意に反すればアッという間に転落。いとも簡単に妃たちの階級が上がったり下がったりするのも笑っちゃうよね。

とはいえ、皇帝も馬鹿じゃないから真偽を見極めようとする態度はあるし、できる限り如意を守ろうとしている。

ところがだよ。色〜んな事件が繰り返しおこり、周囲の顔ぶれも変化し、皇帝自身の権力も安定してくると、感じ方や考え方に変化が出てきちゃいます。気づくと、如意と皇帝の間には深い溝が生まれてしまって、最後に如意を突き落としたのが皇帝自身だったというのが皮肉。

何度画面に向かって「このバカ朕がぁ〜!」と叫んだことか。

常々「周囲の者は信用できない」なんて、いかにも警戒する言葉を発してるのに、一番怪しい人物のことをいっつも許してきたのは皇帝自身。皇后の時も、嘉妃の時も、怜妃のことすら。

怜妃(=エイエンエン)の「温泉大作戦」(58話)なんて爆笑モンだよね。あんな分かりやすい大胆な作戦にコロッとやられてさ。それが「朕が育てた可愛い妃」なんだから、バカ朕と言わずになんと言う?

後で登場する寒部のお姫様(寒香見)にメロメロになっちゃった時なんか、お姫様を喜ばすために着慣れない寒部の衣を身に着けて「やぁ、やぁ!」って得意げに登場するんだけど、集まってた妃嬪たちはビックリ!系と素敵!系に分かれたものの、視聴者的には大爆笑だったよ。

ドロドロの陰謀渦巻く後宮内…って言うけど、実際にドス黒い感情を持ってた人って実は限られてるんだよね。その限られた人にかき回されて痛ましい事件が次々と起きてしまう中で、一服の清涼剤的な人物として登場していたのが、エイエンエンの元恋人・凌雲徹(りょううんてつ)でした。

凌雲徹は最初から最後まで善良な人で、如意が信頼できる数少ない人のうちのひとり。まぁ、最後は怜妃(=エイエンエン)に利用されちゃうんじゃないの?という嫌な予感はあったんだけどね。これが、まさか、、、

まさか、まさかの、、、皇帝からの信じられないような最悪な仕打ちが待ってました。


如意への当てつけ?  嫉妬?

子供か!


「ドラマ、ドラマだから・・・」と心に言い聞かせるけどさぁ。

あの爽やかで実直な凌雲徹が見る影も無く俯いて歩く姿は悲しすぎるよ!

わたし、如意が凌雲徹を呼ぶときに「リーリンチャ」って発音に聞こえてたんですね。二人が知り合った頃からの、親しみを込めた優しい呼び方だった大好きなこの発音。

ところが乾隆帝に罰せられて姿の変わってしまった凌雲徹を前にして、堪えて堪えて、やっと二人きりになって、如意が絞り出した「リーリンチャ」の声が、もう、、、もう、も〜〜、悲しすぎて…

後に「リーリンチャ」改め「リー・ユンチャ」が正しいことを知りましたが…


如意のモデルになった乾隆帝の2番目の皇后・嫻妃(継皇后)には『乾隆帝の江南巡幸の際に断髪してしまった』という史実が残ってるんですよね。

こんなドラマティックな話をドラマで使わないわけが無いので、いずれこの断髪に向かってドラマも進んでくんだろうなぁとは思ってたんですよ。

ただ、想像してた「悲しみに暮れた皇后が断髪」というものじゃなくて、あくまでも「毅然と皇帝との関係を断ち切った」という使われ方だったのが痺れましたよ。

それまでに起きた事件では必ず如意を疑ったし、たしか前皇后に関連した事件は、長い間純貴妃を疑ってたんだよね。

どっちかっていうと善良な二人を疑って、嘉妃がクネクネ踊ったり、怜妃がナヨナヨおねだりしたりすると鼻の下を伸ばして「あの者に悪意はない」とか庇っちゃって、ダメだコリャって皆が思ってるのにさぁ〜。

全然人を見る目がないよね、この皇帝。

如意が自ら人を陥れる人間じゃないって信じてれば、事件の調べ方は別の角度から入るはずだもんね。

ここでひとつ浮かんだ言葉「讒言(ざんげん)」

【讒言】とは
事実を曲げたり、ありもしない事柄を作り上げたりして、その人のことを目上の人に悪く言うこと。


如意からの進言 ⇒ 「うるさい!ゴルァ〜 ヽ(`Д´)ノプンプン」

悪い奴らの讒言 ⇒ 「予に任せておけ〜」

こんなん、堪忍袋の緒も切れるってもんですわ。

こっちから願い下げ。上等、上等。


あ。

でも、こうしてじっくり感想を書いてみると、如意の断髪を「アッパレ!」って思えるように持って行った構成は、やっぱり素晴らしいな。

最後の最後に怜妃(この頃は貴妃)の悪行が表沙汰になって、これまでの行いが断罪されます。

ところが、あんなに調べてた乾隆帝側の調査結果じゃなくて、如意の仕掛けた罠に自ら嵌った怜貴妃を、如意を信じる人たちが協力して暴いた形になってるので、むしろ皇帝ひとりが蚊帳の外だったというのもおマヌケな話ですよ。

しかも怜貴妃に「後宮内で唯一誠実な人を、アンタ自身が幽閉しちゃってるよね〜、アハハハッ!」みたいに最後っ屁をかまされちゃって、案外スッキリしちゃった。




ところで。

イケメン度を比較してみると、乾隆帝オンリーで語れば【にょいでん乾隆帝】のほうが見目麗しいのは間違いないと思います。ただ、頭のキレ具合やお茶目度がある分、私は【えいらく乾隆帝】のほうが好き。

乾隆帝の太監・李玉はどちらにも同じ名前で登場したので実在してるんでしょうか?

李玉の場合は、瓔珞のほうではポッチャリ姿の柔らかい印象ですが、イザという時には頼りになる感じでしたね。イケメン度や誠実さという意味では【にょいでん李玉】に軍配があがるかな。

こうして如意伝には乾隆帝、李玉というふたりのイケメンが連なりますが、申し訳ないが、個人的にはこの二人を足しても及ばない・・・と思ってるのが、瓔珞に登場した富察傅恒の存在。この方が居るか居ないかで、瓔珞の評価は全く別物になった気がしま〜す…笑


如意伝のお気に入りキャラ凌雲徹。彼があまりにも悲しい結末を迎えたので、せめて彼を演じたジン・チャオという人の別の作品を見てみようと、新たに『白華の姫 〜失われた記憶と3つの愛〜』を見始めちゃいました。

こっちのドラマはヒロインを愛する3人の皇子が登場するんですが、そのうちの1人をこのジン・チャオが演じてます。主役ではないので二番手の男として報われないんだろうなぁ〜とは思うけど、大将軍という役どころなので見せ場はいっぱいあるに違いない!

そんな期待の中、

ヒロインを守る大将軍なんだね!
こっちでも悲しくヒロインを見守る役なんだね…涙

と、勝手なストーリーを妄想して見始めてみました。

ところがストーリーが進むにつれて「凌雲徹よりも過酷じゃ?」と思う内容になってきちゃいました。

凌雲徹として見ちゃってるから、大将軍が悲しい顔をするたんびにこっちまでキューっと心締め付けられちゃってます。

なんか、心が持たない。。。

この『白華の姫』も全部で68話という長いドラマなんです。だから先はわからないけど、凌雲徹、、、いや違う、大将軍が幸せになるように願いながら、今後を楽しみたいと思います。


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タグ:如懿伝

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posted by 管理人 at 20:00 | アジアドラマ
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