2019年09月04日
災害時に逃げ遅れる心理
西日本を中心に襲った平成30年7月豪雨は200人を超える犠牲者を出しました。地球温暖化による水蒸気の増加が豪雨を強化させ地球温暖化が進む限り豪雨も続くのでこの異常気象は他人事ではありません
令和元年6月は九州南部を中心に記録的豪雨をもたらし鹿児島県では34カ所で土砂崩れが発生し避難指示勧告が合計196万人超に発令されましたが避難指示対象者の避難率は鹿児島市で1%にも達しませんでした
過去の豪雨災害において被害を拡大させた要因は『逃げ遅れ』です。西日本を中心に襲った平成30年7月豪雨で200人を超える犠牲者を出した要因も『逃げ遅れ』でした
なぜ人は危険が迫っているのに逃げ遅れてしまうのでしょうか?
《正常性バイアス》「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」「どうせ大したことない」等ある範囲までの異常は『異常』と認識せず正常なものとして考えてしまう危険な心理
《同調性バイアス》「近所の人が誰も避難していないから」等まわりの人に合わせようとする危険な集団心理
【身の危険を感じたらすぐ逃げよう】
@ハザードマップを確認しておこう
Aいざというときの判断基準を決めよう
・河川近くの場合は自宅を離れる
・河川から離れてる場合は自宅上階に避難
B避難ルートを決めておこう
C情報を待たず自らリアルタイム情報入手
・雨雲レーダーアプリが便利です
正常性バイアスや同調性バイアスに影響されず自分で考えたルールを避難基準にして危険を感じる前に避難行動を起こし自分や家族の命を守ろう
【備えあれば憂いなし】
地震と津波により安全神話が崩れた福島第一原子力発電所の未曾有の大事故、東日本大震災が残した重い教訓を忘れずに、迫り来る関東で約400年おきに繰り返すとされるマグニチュード8級の巨大地震に正しく恐れて正しく備えよう
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