2018年12月06日
原点は日馬富士暴行傷害事件@
大相撲は記録で測るものではないと思います。平成の大横綱貴乃花の全身全霊の相撲道は美しく強かったです。静かに立ち上がる、自分から仕掛けない、一旦全部受け止める、恐れいりました、第65代横綱貴乃花は、永遠に色あせることなく、永遠にヒーローです
貴乃花親方の言動による『不注意』が、高野利雄危機管理委員長による『忠実義務違反』との見解で『情報操作』され、いつのまにか被害者の貴ノ岩や貴乃花親方が悪者になってしまった横綱日馬富士暴行事件から1年…
日本の宝『第65代横綱貴乃花』が公益財団法人日本相撲協会を去りました
相撲協会や記者クラブやマスメディアのような『ムラ社会』は盲目的に『病』に侵されてしまっています『ムラ社会という病』を治療しなければパワーハラスメントやイジメはなくなりませんが自由民主主義国家であるはずの日本には『ムラ社会という病』を根治する薬はないようです…
法治国家に暮らす国民として、優先されるローカルルールが腑に落ちない『横綱日馬富士暴行事件』でしたが、腹落ちする文献です
【2018年10月4日NETIB-NEWS青沼隆郎】
すべての事件の原点は日馬富士暴行傷害事件から(1)
【青沼隆郎の法律講座 第15回】
【事実の経過】
日馬富士暴行事件の真実は究明されたのか。現役横綱3人が臨席した深夜の宴席での暴行傷害事件。本当に横綱日馬富士だけの偶発的な単独傷害事件だったのか
土俵上の勝負の真剣さ、神聖さに悪影響をおよぼすとする貴乃花親方の相撲道の信念から、ほかの相撲部屋の力士との酒宴を堅く禁じられていたにも関わらず貴ノ岩がこの酒宴に参加した経緯には何かが隠されている
最初から、この酒宴は、相撲界でいう「かわいがり」が目的だったのではないか。事実、白鵬は、当初、マスコミに対し、そのような趣旨の説明をしていた。従って、参加した貴ノ岩より番付上位の力士たち(かわいがりが可能な先輩力士)に暗黙の同意があれば、刑法的には完全な傷害の共謀共同正犯である
日馬富士の暴行を止めることができる立場の人間が暴行を止めなかった場合、また、すでに一定の傷害が発生した後に止めた場合には、極めて高い確率で、共謀共同正犯ないし幇助犯が成立する。犯罪の防止は日本国民の基本的義務であり防止行為が客観的に不可能な場合を除き、防止義務がある。とくに事件を全員で隠蔽したことは、刑事犯罪の隠蔽であるから、証憑隠避罪に該当する
事実を調査した機関が、この最も重大な点について、証拠や事実によって、共謀共同の事実はないと証明公表した事実はいまだにない。真実の究明を誰が阻害しているのか
貴乃花親方辞職事件に日馬富士暴行傷害事件が深く影を落としているのか。その真偽はいつものように協会の全否定によって不明にされてしまっているが、告発状が事実無根であることを自認するよう、協会が貴乃花親方に迫ったとされている。世間の人々はその真の理由が理解できないために、協会の全否定を受け入れ、貴乃花親方の誤解説を受け入れている
【これは明らかに第2の真相隠蔽である】
事件の真の解決のためには、今や、事実無根自認強制は貴乃花親方の誤解として片づけようとしている不可解なマスコミの風潮こそ重大問題とされなければならない
そこで、今後、改めて真実を究明するため、真実が闇に葬られないために、以上の事実経過を事実無根自認強制事件と呼ぶ
【事実無根自認強制事件】
自認強制は協会自身の直接的行為によるものと外見は間接的なものがある
(1)直接的強制
協会は、外部弁護士のお墨付きと称し、告発状の内容が事実無根であることが証明されたのでこれを認めるよう、文書を貴乃花親方に送付した。貴乃花親方は当該書面に文書で反論した
(2)間接的強制
上記、直接的強制と機を一にして協会は急遽、全親方がいずれかの一門に所属しなければならないとする規則を制定したとされる(未公表のためこのように表現する)
同時に、一門に所属しない親方は協会を追放されること、とくに、貴乃花親方の一門所属の条件として、告発状が事実無根であることを認めなければならない旨が複数の関係者を通して、貴乃花親方に非公式に伝えられたという。これは貴乃花親方が記者会見で明らかにした事実である。この後半部分の事実について、協会は直ちに記者会見を開き、事実を全面的に否定した
また、全親方の一門所属義務には合理的理由がないとの世間の批判に対し、一門への助成金の支出において、その透明性を高めるため、個人の無所属親方の存在は管理上不都合であるとの理由を述べた
<プロフィール>青沼 隆郎(あおぬま・たかお)
福岡県大牟田市出身。東京大学法学士。長年、医療機関で法務責任者を務め、数多くの医療訴訟を経験。医療関連の法務業務を受託する小六研究所の代表を務める
【2018年10月4日NETIB-NEWS青沼隆郎】
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