2018年10月05日
緊急地震速報と狼少年
【緊急地震速報と狼少年】
就寝中の深夜に、スマホからブザー音と女性の声で『地震です』緊急地震速報!
…と同時に地域の無線から男性の低音ボイスで『地震です』防災無線!
…と同時に軽い揺れ!
気象庁の発表では緊急地震速報の予測精度は80%程度から85%に達成したそうです
85%に達成…
千葉東方沖の地震は、銚子付近が岬の形をしており、海で観測点が少なく、実際の震源よりも約50キロ沖合が震源とされたため、地震の規模を過大に推定してしまいました。今後も技術的な観測精度の向上に努めるしかないとしています
行政は緊急地震速報を出さなかった地域で被害が出れば責任を問われかねないのでリスク回避は役人の行動原理ですが、過大予測が頻発すれば緊急性の重みは薄れ効果を発揮しなくなり『おおかみ少年』になってしまいます
【緊急地震速報】地震の初期微動(P波)が大きな揺れ(S波)より地中を進む速度が速いことを利用し、S波の到達を事前に知らせる仕組み。震源に近い地震計がP波を検知した直後から震源や地震の規模を示すマグニチュードを推定する。予測震度が最大3以上の場合に事業者向けに出される『予報』と、最大5弱以上の場合に4以上の地域に出される一般住民向けの『警報』がある
【オオカミ少年】
羊飼いの少年が退屈しのぎに『狼が出た!』と嘘をついて騒ぎを起こす。大人たちは騙されて武器を持って来るが徒労に終わる。少年が繰り返し嘘をついたので、本当に狼が現れた時は大人たちは信用せず、誰も救援に行かなかった。そのため村の羊は全て狼に食べられてしまう
人は嘘をつき続けると、たまに真実を言っても信じてもらえなくなる。常日頃から正直に生活することで、必要な時に他人から信頼と助けを得ることができる。嘘をつく意図はなくても、結果的に誤ったものとなる場合も同様に扱われることがあるので、どれだけ嘘っぽく聞こえても、脅威に対しては常に備えている必要があります
【備えあれば憂いなし】
地震と津波により安全神話が崩れた福島第一原子力発電所の未曾有の大事故、東日本大震災が残した重い教訓を忘れずに、迫り来るマグニチュード9級の巨大地震に正しく恐れて正しく備えよう
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