2017年11月04日
ペットの心の病
つかず離れず適度な距離を…
ペットも鬱になるのか…
言葉を話せない動物にはうつの客観的な診断基準がないため、うつという診断名は使われていません
しかし、人間の精神疾患に分類されるような疾患はあります
そうした精神疾患の一つが、同じ行動をとり続けるような「常同障害」である
人間でいう強迫性障害に類似する疾患で、光や影を追いかけたり、体をなめ続けたり…
自分の尻尾を追い続けてかみちぎってしまうこともある
病的な尾追い行動は遺伝性が高いといわれており、柴犬でもっとも多く、実に30%近い柴犬に病的な尾追い行動が見られた
犬種差がある理由はわかっていません。また、同じ常同障害でも、柴犬は尻尾を追う行動が多いのですが、ドーベルマンではわき腹をなめたりします
こうした精神疾患の治療には、飼い主への過度の依存を断つ行動療法や、人間と同じように「三環系抗うつ薬」「SSRI」といった抗うつ剤も使う
ペットに精神疾患が目立ち始めたのはなぜか…
最近のペットは、夏場のクーラーが利いた部屋に長時間いて体温調整ができなくなったり、住宅事情による運動不足などでストレスを感じる環境下に置かれたりしています
東洋医学でいう、気が不足する「気虚」や、気が滞る「気滞」の状態になると、精神疾患を発症しやすいという
かわいいペットが心の病にかからないためにはどうすればよいか…
・飼い主はペットの気持ちを察してスキンシップを大切にする
・適度な運動
・ペットとの距離が近すぎても依存しあう状態になり、飼い主と別れた時には「分離不安」になるので、つかず離れずの距離を保つ
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