2019年09月12日
ピアノ乾燥剤が必要な理由と、私は乾燥材と防錆剤がセットになったピアノメイトを選んでみました(写真あり)
ピアノの内の乾燥剤は半年から1年で交換することになっています
ピアノの乾燥剤交換していますか?
初めに使っていたのは、「ピアノスカット」と「ピアノ ニュー エスコート」
「ピアノスカット」はB型シリカゲルが500g入った乾燥剤。有効期限は6カ月です。「ピアノ ニュー エスコート」はピアノ用防虫防錆剤(微香・強力)で、有効期限は6〜8カ月です。紐で引っ掛けるタイプです。
どうして これらの商品を使用していたのかというと、ピアノを島村楽器で購入したので、島村楽器で取り扱っているこれらの商品がついてきたから。
半年後に交換する際、アマゾンで購入しようと思ったら、他にも種類があるし、値段も様々と分かり、検討した結果「ピアノメイト」を購入しました。
「PIANO MATE(ピアノメイト)」もB型シリカゲルが500g入っています。有効期限は6〜12カ月位。でもそれだけではなくて、ひも付き防錆 防虫剤1袋もセットで入っているのです! お得よ〜♪しかも「ピアノスカット」1個より価格も優しいです。
ピアノに乾燥剤が必要な理由
ピアノメイトの方が一度に2つ使用を強く勧めていますので、湿気の多い梅雨や夏時期や、湿気のあるお宅は同時に2つ使用した方が良いのかもしれません。
でも調律師さんに伺うと「すごくたくさん乾燥剤を入れているお宅もありますが、そんなに違いは無いように思うので、1つ使用できちんと交換すれば良いのでは?」とおっしゃっていました。
ピアノメイト VIP MS-16の2個パックを購入しました。
商品内容
■ B型シリガゲル 500g x1袋
■ ひも付き防錆 防虫剤 x1袋
■ 有効期限 6ヶ月〜12ヶ月
乾燥剤は何故いるんだろう?と疑問をお持ちの方に簡単に説明しますと、
ピアノは木(鍵盤など)と金属(共鳴板・ピアノ線)・フェルトで出来ています。
鍵盤を弾くと、ハンマーがピアノ線を叩き音が出る仕組みです。
ピアノ線など金属部分にサビなどがでると、音の伸びが悪くなったり、音がこもって良い音が出なくなります。
また鍵盤が上がりにくくなったりする時がありますが、それは湿気によって木製部の鍵盤が膨張したりするのが原因なんだそうです。
音も湿度が高過ぎると悪くなるそう。
だから乾燥剤と防錆防虫剤でピアノ線をサビなどから守る必要があるのです。
↑ちょっと分かりにくいですが、アップライトなら上の部分を開けて横にひもを引っ掛けます。
ピアノ専用の乾燥材にはB型シリカゲルが使用されています。
これは、吸湿と放出を繰り返してビアノの内部を快適な湿度(50〜65%)にコントロールできるもので、吸湿によってベトついたり液体になることはなく安心です。
ピアノの内部のダメージが起こりにくいので、長期間使用しても問題が発生しにくくなります。
ちなみに納戸やお菓子(海苔)などに入っている乾燥材はA型シリガゲルで、
ひたすら乾燥・除湿をし続ける素材です。
ピアノのばあい、ひたすら除湿し続け乾燥しすぎると、木材の部分が乾燥による反り割れなどが起こる場合があるので適していません。
ピアノの調律も一年に1回することになっていると思いますが、
乾燥剤もしっかり交換して、ピアノを長持ちさせましょう♪