2014年02月05日
広島の汁なし担担麺は「きさく」が元祖!本場四川の担担麺との違いは?(担担麺の由来は!?)
今回は汁なし担担麺を広島で初めて出したお店、舟入の「きさく」のご紹介です。路面電車の線路沿いにあり、舟入幸町電停の近くになります。
店主の服部さんが2001年に汁なし担担麺専門店をはじめられたのは、当初出されていたラーメンだけではうまくいかなかったのがきっかけだそうです。それにしても四川の汁なし担担麺を知っていたのが人生の転機・・・まさしく「その時歴史が動いた!」ですね。
先日RCCテレビで放送されていた「汁なし担担麺」の特集番組によると、本場中国の担担麺は「汁なし」が普通なのですが、日本に入ってくる際に料理の鉄人である陳健一さんの父、陳健民さんの発案で「汁あり」になったようです。
本場中国四川では伝統のある担担麺専門店を名乗るには政府公認のレシピで出さないといけないそうで、味にバリエーションがなくつまらないとか。番組内で「キング軒」や「くにまつ」の店主の方が四川の公認「担担麺」を食べていたのですが、広島のものよりも唐辛子の辛さ酸味が主体で、山椒のシビレは少ないのことでした。そして「きさく」の服部さんが熱く語っていたのが、四川ではバリエーションをもたせた担担麺は「担担麺」を名乗ることができないため、オリジナルの呼び名の麺を出しているお店の中に本当に美味しいお店が隠れているということ。是非とも四川に行って食べ歩いてみたいものですね。
「きさく」には数年前に数回訪問したのですが、山椒のシビレに妻ともどもカルチャーショックを受けたのを鮮明に覚えています。今回は久しぶりの訪問ですが、麺の歯ごたえを楽しみたかったので冷しの「汁なし担々麺」を注文しました。温泉玉子トッピングは中国にはなく広島オリジナルだそうですが、山椒の味が鈍るし、ケチな私は60円がもったいない年頃なのでもちろん不要。
食券を購入したのちお店の中のベンチで10人弱の待ちがあり、30分ほどで着席できました。辛さは普通と告げ、しばらくしてやってきました「汁なし担々麺」(冷し、480円)。
まぜまぜ、マゼマゼ、マドモアゼ〜ルっと。
あれれ・・・こんなに赤かったっけ?
一口食べると、山椒の香りはもちろん、トマトの酸味と旨みがじわじわと泉のようにあふれ出します。やや油が多く感じますが、トマト酸味でくどさが打ち消されます。肉の旨みがトマトの旨みに押され気味ですが、女性にも好まれるメニューだと思います。
これは以前よりも大きく進化しているぞ・・・と思っていたのですが、どう考えても汁なし担担麺とナポリタンの融合というか、「汁ナポ担担麺」といった感じ。おかしいなあ・・・という気持ちが泉のように湧き出てきます。
ここでさすが私、ピン子・・・いやピンときました。この冷し「汁なし担担麺」は温かい「汁なし担担麺」とは全く別物なのでは、と。
というわけで帰りに持ち帰り用の「汁なし担担麺(温、大盛り550円)」を辛さ普通で購入しました。
作り方を見ながらシェイク、シェイク。
ホ〜ラ、やっぱり元祖は赤じゃない、茶色ですよ。
しっかりと混ぜて・・・うむうむ、以前食べたのはやっぱりこれだ〜〜〜!!!トマトがなく麺も温かいので、肉の旨みをしっかりと感じることができました。
そして以前は打ちのめされた花山椒のシビレ。今回は担担麺トレーニングの甲斐あって全く問題なく、余裕すら感じられました。
過去の記事
・「麻辣(マーラー)商人」の「汁なし担々麺」(つけ麺「六厘舎」と同じ「浅草 開化楼」製の麺)
・「キング軒」の「汁なし担担麺」(舟入「きさく」同様、山椒のしびれる辛さ)
・「國松(くにまつ)」の汁なし担担麺(苦手だったはずが・・・アイランド食品のチルド麺)
・「くにまつエキスプレス」の汁なし担担麺(「Excella(エクセラ)」も「ZEROU」も旨い!!!)
・「梵天斬り」!?汁なし担々麺の人気店「梵天丸(ぼんてんまる)」(広島市佐伯区のおすすめ店)
・「花山椒 本店」の並盛「汁なし担担麺」(「キング軒」や「きさく」のようなビリビリ感)
・「武蔵坊」で広島名物汁なし担担麺(「國松・くにまつ」のようなフワッと華やかな香りがおすすめ)
・「キング軒」 に「薬研堀出張所」と「東雲研究所」(中を窺うと・・・!?汁なし担担麺耐性アップ!)
・キング軒の汁なし担担麺(某スーパーで購入!「ひまわりフーズ」さん、は〜ば〜た〜けぇ〜!!!)
・市販の「汁なし担々麺のたれ」を徹底比較(「オタフクソース」v.s. 「川中醤油」!味の感想)
それにしてもさすが元祖の味!広島の「汁なし担担麺」を語るには必訪のお店です。無料の駐車場があり、土曜日も日曜日も営業されているのはとても助かりますね。
「きさく」の「汁なし担担麺」は麺1玉の普通で480、麺1.5玉の大盛が550円、ダブルの2玉でも620円と、広島つけ麺と比べてもとてもリーズナブルです。広島観光に来られた方でどちらも未食の方にとってはまずは「汁なし担担麺」の方をおすすめします。1回目は何このビリビリ?と感じるかもしれませんが、良い話のタネになりますよ。そして不幸にも1回目で中毒になってしまった方、残念ですがこれは広島に住む者の特権です(笑)。インターネットからご購入ください。
【楽天】(「きさく」の公式ショップと「川中醤油」の汁なし担々麺のたれ)
きさく
〒730-0845広島県広島市中区舟入川口町5-13
営業時間:昼11:00〜14:00、夜18:00〜21:00(日曜日は11:00〜15:00のみ)
定休日:水曜日
駐車場:あり(5台分、隣に有料パーキングもあり)
TEL:082-231-0317
店主の服部さんが2001年に汁なし担担麺専門店をはじめられたのは、当初出されていたラーメンだけではうまくいかなかったのがきっかけだそうです。それにしても四川の汁なし担担麺を知っていたのが人生の転機・・・まさしく「その時歴史が動いた!」ですね。
先日RCCテレビで放送されていた「汁なし担担麺」の特集番組によると、本場中国の担担麺は「汁なし」が普通なのですが、日本に入ってくる際に料理の鉄人である陳健一さんの父、陳健民さんの発案で「汁あり」になったようです。
本場中国四川では伝統のある担担麺専門店を名乗るには政府公認のレシピで出さないといけないそうで、味にバリエーションがなくつまらないとか。番組内で「キング軒」や「くにまつ」の店主の方が四川の公認「担担麺」を食べていたのですが、広島のものよりも唐辛子の辛さ酸味が主体で、山椒のシビレは少ないのことでした。そして「きさく」の服部さんが熱く語っていたのが、四川ではバリエーションをもたせた担担麺は「担担麺」を名乗ることができないため、オリジナルの呼び名の麺を出しているお店の中に本当に美味しいお店が隠れているということ。是非とも四川に行って食べ歩いてみたいものですね。
「きさく」には数年前に数回訪問したのですが、山椒のシビレに妻ともどもカルチャーショックを受けたのを鮮明に覚えています。今回は久しぶりの訪問ですが、麺の歯ごたえを楽しみたかったので冷しの「汁なし担々麺」を注文しました。温泉玉子トッピングは中国にはなく広島オリジナルだそうですが、山椒の味が鈍るし、ケチな私は60円がもったいない年頃なのでもちろん不要。
食券を購入したのちお店の中のベンチで10人弱の待ちがあり、30分ほどで着席できました。辛さは普通と告げ、しばらくしてやってきました「汁なし担々麺」(冷し、480円)。
まぜまぜ、マゼマゼ、マドモアゼ〜ルっと。
あれれ・・・こんなに赤かったっけ?
一口食べると、山椒の香りはもちろん、トマトの酸味と旨みがじわじわと泉のようにあふれ出します。やや油が多く感じますが、トマト酸味でくどさが打ち消されます。肉の旨みがトマトの旨みに押され気味ですが、女性にも好まれるメニューだと思います。
これは以前よりも大きく進化しているぞ・・・と思っていたのですが、どう考えても汁なし担担麺とナポリタンの融合というか、「汁ナポ担担麺」といった感じ。おかしいなあ・・・という気持ちが泉のように湧き出てきます。
ここでさすが私、ピン子・・・いやピンときました。この冷し「汁なし担担麺」は温かい「汁なし担担麺」とは全く別物なのでは、と。
というわけで帰りに持ち帰り用の「汁なし担担麺(温、大盛り550円)」を辛さ普通で購入しました。
作り方を見ながらシェイク、シェイク。
ホ〜ラ、やっぱり元祖は赤じゃない、茶色ですよ。
しっかりと混ぜて・・・うむうむ、以前食べたのはやっぱりこれだ〜〜〜!!!トマトがなく麺も温かいので、肉の旨みをしっかりと感じることができました。
そして以前は打ちのめされた花山椒のシビレ。今回は担担麺トレーニングの甲斐あって全く問題なく、余裕すら感じられました。
過去の記事
・「麻辣(マーラー)商人」の「汁なし担々麺」(つけ麺「六厘舎」と同じ「浅草 開化楼」製の麺)
・「キング軒」の「汁なし担担麺」(舟入「きさく」同様、山椒のしびれる辛さ)
・「國松(くにまつ)」の汁なし担担麺(苦手だったはずが・・・アイランド食品のチルド麺)
・「くにまつエキスプレス」の汁なし担担麺(「Excella(エクセラ)」も「ZEROU」も旨い!!!)
・「梵天斬り」!?汁なし担々麺の人気店「梵天丸(ぼんてんまる)」(広島市佐伯区のおすすめ店)
・「花山椒 本店」の並盛「汁なし担担麺」(「キング軒」や「きさく」のようなビリビリ感)
・「武蔵坊」で広島名物汁なし担担麺(「國松・くにまつ」のようなフワッと華やかな香りがおすすめ)
・「キング軒」 に「薬研堀出張所」と「東雲研究所」(中を窺うと・・・!?汁なし担担麺耐性アップ!)
・キング軒の汁なし担担麺(某スーパーで購入!「ひまわりフーズ」さん、は〜ば〜た〜けぇ〜!!!)
・市販の「汁なし担々麺のたれ」を徹底比較(「オタフクソース」v.s. 「川中醤油」!味の感想)
それにしてもさすが元祖の味!広島の「汁なし担担麺」を語るには必訪のお店です。無料の駐車場があり、土曜日も日曜日も営業されているのはとても助かりますね。
「きさく」の「汁なし担担麺」は麺1玉の普通で480、麺1.5玉の大盛が550円、ダブルの2玉でも620円と、広島つけ麺と比べてもとてもリーズナブルです。広島観光に来られた方でどちらも未食の方にとってはまずは「汁なし担担麺」の方をおすすめします。1回目は何このビリビリ?と感じるかもしれませんが、良い話のタネになりますよ。そして不幸にも1回目で中毒になってしまった方、残念ですがこれは広島に住む者の特権です(笑)。インターネットからご購入ください。
【楽天】(「きさく」の公式ショップと「川中醤油」の汁なし担々麺のたれ)
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きさく
〒730-0845広島県広島市中区舟入川口町5-13
営業時間:昼11:00〜14:00、夜18:00〜21:00(日曜日は11:00〜15:00のみ)
定休日:水曜日
駐車場:あり(5台分、隣に有料パーキングもあり)
TEL:082-231-0317
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この記事へのコメント
私は京都府に住んでる橋本と申します。
テレビできさくさんの汁なし担々麺を見てすぐに楽天で頼んだんですが、購入履歴はあるのに楽天から全然連絡なくて、もう一回頼んでみようと思い、購入しようとしたら全て売り切れの表示が出て頼めませんでした。
どうしてもきさくさんの汁なし担々麺が食べたいんですが、広島まで行く時間と旅費がないので、どうしても送って欲しいのですが、どうすれば購入出来るか教えて下さい。
宜しくお願いします。
橋本