実は今日は、試してみたいことがあったのです。それは、、、
「斜度がきついとこはジグザク走行したら速いかのか?」
ということです。今日は早朝、平日ですから対向車などは少ないはず。これを試すにはぴったりの日だと思ったのです。(もちろん、対向車には細心の注意をはらいますが)
※ジグザグ走行=斜度のキツイ登りの時、まっすぐではなく左右斜めにくねくね曲がることにより斜度のきつさを緩和させる走り方。
で、結果ですが、、、、
全然遅かった!(笑)
いつものデータ表をご覧ください。今日は平均パワー191Wだったのですが、ここ最近の同W時の日のものだけを並べてみました。あと、参考までに黄色は自己ベストタイム時、青は自己ベストW時のものです。
順位をご覧ください。3位が今日です。1位の3月21日と比較して何と1分近くも遅いです。この日のホイール&タイヤはレーゼロカーボン&GP4000SU、今日はボラワン&GP5000ですが、性能差は無いといっていいですから、同じ平均パワーなのにこんなにもタイムが遅くて、何かもったいないですね。普段、ラインどりなんかあまり気にしてなかったのですが、今更ながらタイムを出そうと思ったら、ラインどりについては真剣に考えたほうがよさそうです。そこでちょっと真面目に考えてみました。
基本的にコーナーを速く回るラインどりはいわゆる「アウト・イン・アウト」と言われております。これだとコーナーを直線的に曲がるから速いというわけです。しかし、これは平坦路の場合。斜度のキツイ登りのコーナーだと話は違ってきます。下の図をご覧ください。(へたくそな手書きですみません。描画ソフト持ってないもんで)
この図の×印の所が一番斜度がきつくなっている所とします。(つづら折りのコーナーでよくあるヤツですね。)赤の線がラインどりです。
このようなコーナーをアウト・イン・アウトで曲がろうとすると、×印を通過しなければなりませんよね。脚力に自信があって、それでもスピードが落ちない、疲れない、という方はそれでもいいと思います。が、私の場合それではスピードダウン&脚を削られて後々の走行に支障きたします。では、図の1のようにインに張り付いて登る場合(いわゆるインベタ)はどうでしょう。これは走る距離が一番短くなるので一見一番よさげに見えますが、これも×印を通るので脚力の無い方には向きません。図2は、今日私が試したジグザグ走行のラインですが、冒頭に書いたように走行距離がすごく延びてしまって大きくタイムロスになりました。(問題外ですね。ただ、遅いですが一番楽に登れるので、登るだけならいいラインだと思います。)
今の私の脚力の場合、図3の「イン・アウト・イン」のラインが一番合ってると思います。これだと、距離は少し延びるものの、×印を回避できます。結果的に脚を温存し、(今のところ)早く走れます。(将来的に、脚力が増せば1の方が速くなると思いますが。)
それでは次に右コーナーを見てみましょう。下の図をご覧下さい。
図2はアウト・イン・アウトで、×印を通過するのでダメ。1は(アウトべったり)斜度の一番緩いところを通過できますが少し距離が長くなります。3はアウト・ミドル・アウト、というべきでしょうか、アウト側から侵入してやや道の真ん中あたりを通過するラインです。1よりも距離が短くなります。私の場合は脚力的にこれが一番早いです。
以上のように、ヒルクライムのラインどりについて書いてきましたが、あくまでも自分の脚力、その時のコンディション、路面状況などに合わせて、瞬時に最適と思われるラインどりを判断しするしかないわけで、一概にこれがベスト、とは言えません。この辺がラインどりの奥深さだなあと今更ながら気づけました。とにかく、何も考えずボーっと走ってはいけないという事ですね。前を見て次のコーナーの斜度、距離を見極めて、一番効率の良い、最適なラインどり、ギアを選択するという事が大事なんだなあと、今日のジグザグ走行で思い知らされました。
最近、パワーを上げることばかり考えていて、そのパワーを最も効率よく使うという事を忘れていました。という事で、今日はいい練習になりました。
ではまた!
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