黒豆茶の効能にびっくり…大豆の一品種ということでそれなりの効果は期待していたのですが。: お茶でおいしく健康生活

2016年12月27日

黒豆茶の効能にびっくり…大豆の一品種ということでそれなりの効果は期待していたのですが。

黒豆とは
黒豆（くろまめ）とは、ダイズの品種のひとつであり、黒大豆（くろだいず）もしくはぶどう豆とも言い、ノンカフェインなので子供でも安心して飲むことが出来ます。
黒豆には大豆と同じような栄養素の他、外皮の黒い部分にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。

ポリフェノール
ポリフェノールとは分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基を持つ植物であり、ほとんどの植物に含有、光合成によってできる植物の色素や苦味の成分です。
植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持ちます。

アントシアニン
ブルーベリーやクランベリーなどに含まれている成分。
アントシアニンには活性酸素の増加を防ぐ「抗酸化作用」の他、髪や肌を若々しく保つ美容効果（シワやシミ、たるみなどのトラブルを回避）、さらに骨粗しょう症にも効果があるとの研究結果あるようです。
さらに網膜の中にあるロドプシンという物質に働きかけることにより「かすみ目や疲れ目」などにも効果があると言われています。

ロドプシン
脊椎動物の光受容器細胞に存在する色素であり、視紅（しこう）と呼ばれてます。

黒豆の効能

アントシアニンによる効果
血流改善の他、皮膚のコラーゲン同士を結びつけることにより美肌効果を期待できます。
（アントシアニンには皮膚のシミの原因となるチロシナーゼ酵素の働きを抑制します）
さらにアントシアニンが体内の活性酸素を減らすことによりガン細胞の発生を防ぐ他、老化防止・アンチエイジング効果を発揮、その他の効果として脂肪の吸収を抑えて排出を促します。

大豆大好き「イソフラボン」による効果
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似たような効果があり、女性の更年期障害に効果がある他、骨からカルシウムの流出を防ぐことにより骨粗しょう症予防もあります。
女性は更年期に差し掛かると女性ホルモン（エストロゲン）が減少し手ゆびにしびれや痛みを伴う症状（手根管症候群）を発症する割合が高まるため、毎日のイソフラボン摂取でこのような症状を改善する効果を期待できます。

サポニンによる効果
サポニンとは植物の根や葉、茎などに含まれる配糖体であり、食物の苦味やエグみのもとになる成分。
サポニンには殺菌・抗菌作用の他、体内のコレステロールを下げたり（体内で吸収されたブドウ糖が脂肪に変化するのを防ぎ、脂肪の代謝を高める効果）、血栓のもととなる過酸化脂質の生成を抑制したりする作用があります。

レシチンによる効果
レシチンには油になじむ性質（親油基）と、水になじむ性質（親水基）の両方の性質があります。
（界面活性剤としての効果）
つまりレシチンの親油性が血管内のコレステロールを血液中に溶かしこんで血行を改善、コレステロール値の低下や動脈硬化の予防、コレステロールを原料に作られる胆石の予防に繋がります。
また、レシチンの血行改善効果により、脳の活性化や高血圧、心臓病、肝臓病等、様々の病気の予防に繋がります。

その他
黒豆には、血糖値上昇を抑制する効果のあるα-グルコシダーゼ阻害作用があるので血糖値が高い人には糖尿病予防にとってもよい食品となってます。