2012年11月17日
NHK-BSプレミアム「大人になった君たちへ 尾崎豊20年目の真実」を観た!
昨夜、NHK-BSプレミアムで『ヒーローたちの
壮絶人生「大人になった君たちへ 尾崎豊20年目
の真実」』という番組を観ました。1980年代後半、
若者たちの圧倒的な共感を集めながら、26歳で
亡くなった孤高のアーティスト尾崎豊。20年の
時を経て、初めて大量の自筆の創作ノートが
明らかになった。番組では、本人が吹き込んだ
未発表のデモテープを初公開。孤高のアーティスト
が何と闘い、何に苦悩していたのか。関係者の証言
や未発表の資料をもとに人間・尾崎豊の魂の遍歴に
迫る、というもの。
語りに永作博美さん、朗読に長男・裕哉さん。
中でも興味深かったのが、未発表のデモテープ。
高校生だった尾崎豊さんが、音楽プロデューサー
の須藤晃さんに持ち込んだものです。番組では
「OH MY LITTLE GIRL」の元になったデモテープ
「となりのリトルガール」が流れました。ギターの
弾き語りで歌われた曲で、歌詞が違っていました。
元は自分の身近な女の子の事を唄っています。
須藤さんは「曲は凄くいい」と、教室がどうのと
いう狭い視点の歌詞を直すべく、アドバイスを1つ
だけ、「自分の目の前に広がる日常風景の奥にある
意味を考えよう」と話したそうです。
自分が生活している範囲の視点から、それぞれの
人が置き換えて考えられる様にした方がいいと考え、
”自分が守るべきものに対する大きな愛情を歌う”と
いう風に自分で目覚めていった。と語られていました。
なんか、曲を作る過程を知って、ちょっと
「OH MY LITTLE GIRL」の印象が変わりました。
尾崎豊(Yutaka Ozaki) - OH MY LITTLE GIRL
https://youtu.be/XrOvHNIi2rg?si=shwAl-fPoYvhwnVa
番組で、ラジオのプロデューサー加藤与佐雄さんが
尾崎豊さんの事を「生き急いでいる感じがした。」
と、須藤晃さんは「自分が何故生きているかを
問い詰めて、それを歌にしていかないといけないと
いう事を背負っている。その悲しみを感じた。」と
語っていました。
2人の言葉、そのまま凝縮したような番組でした。
尾崎豊の内面が少し解かったような気がする、
そんな番組で、これまで幾つか尾崎豊さんの番組
を見た中で、一番良かった気がします。
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