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2018年03月03日

夫(妻)のADHDを支えるのに必要なのは、忍耐?


こんにちは!
ADHDの夫をもつ、アラサー主婦 はるです。


皆さんは、夫婦として、ADHDを支えていく上で必要なものって、
なんだと思いますか?


愛情・思いやり・忍耐・笑顔・美味しいご飯

この中から選ぶとしたら・・・?




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というのも、本日結婚式に参加してきたんです。
そこで、ウェディングツリーを作ってきました。

参加者全員で、木の枝が描かれたボードに指でスタンプを押していき、
花が咲いたようにして完成させます。


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この時に、お題を「結婚生活にとっていちばん大切なものは?!」として、
参加者それぞれが 愛情・思いやり・忍耐・笑顔・美味しいご飯 の中から
好きな色のスタンプを選ぶというものでした。

この度のウェディングツリーでは、「忍耐」が一番多い結果となりました(苦笑)



みなさんなら何を選びますか?
そして、お題が「夫婦として ADHDを支えていく上でいちばん大切なものは?」だったら??



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忍耐は原動力にならない

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結婚生活においては、たしかに「忍耐」ってとても大切なことだと思います。
バックボーンの異なるひと同士が一緒に暮らすわけですから、
我を通してばかりでは生活が成り立ちません。

「笑顔」も、「美味しいご飯」も、「おもいやり」も、ある意味忍耐の上に成り立つことかもしれませんね。

ですが、忍耐は何かを頑張る過程で必要なアクションであって、頑張る原動力にはなり得ません。結婚生活においていちばん大切なのは「愛情」だ!と偉そうに言うつもりはありませんが、ADHDを支えるのにいちばん大切なのは「愛情」だと、胸を張って言えます。


ADHDを支えるには、何かとエネルギーが必要なことが多いです。
バックボーンが違うどころか、脳の機能が異なる相手を理解しようと努めるわけですから、
なんでそんなことを?!という場面が多々出てくるんですね。

その時に、「耐える」ことばかりでは、あなたが疲れ果てて潰れてしまいます。

そんな疲れた時、それでも頑張ろうと思うには、相手への「愛情」が必要です。
相手を大切な人だと思うからこそ、頑張れる。
きっと人間みんな、そういうことろはシンプルだ思います。


大切なパートナーともに、ADHDを乗り越えるために、できるだけ正しい知識と対応を身につけて、双方にストレスなく過ごせるようにしたいですよね。



ADHDを支える人が陥りがちな間違った対応

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パートナーがADHDを持つ場合、そうでない方は相手を支えようとします。
また、家族のために必要な仕事(家事や育児、お金や書類の管理など)は全部自分でこなさなければならず、まるで自分1人が夫婦のために、家族のために必死になっていると感じる方も多いかと思います。


責任感の強い人ならなおのこと ADHDを持つ相手に生活の一部を任せておけず、ついつい口を出したり、手伝ったりして、まるでお母さんか教師のようになってしまうパターンも多く見てきました。


その場合、ADHDを支えるひとにかかる精神的ストレスはとても大きく、常に「なんでわたしばっかり」「夫は(妻は)何もしない、自分のことしか考えていない」「自分の人生なのに、自分の人生じゃないようなきがする」「ほんとにイライラする!」と、相手への愚痴を言い続ける結果となってしまいます。


これは、「私はADHDではない=まとも」「相手はADHD=まともじゃない」という間違った認識が根底にこびりつき、自分は自分の夫(妻)よりもまともである!という、無意識の優越感に浸っているからです。
ここでいうまともは、「優秀」とか、「相手よりも意見が尊重されるべき」、「常に正しい」というニュアンスも含みます。

この考え方を、否定するつもりはありません。
あなたが相手のことを思うからこそ、「私がなんとかしなきゃ」と感じるのです。

ですが、こういった考えのままでは、時としてあなた自信が辛くなってしまうことがあります。

それはなぜかというと、ADHDを持つあなたのパートナーは、自分のことをまともじゃないとも思っていないし、あなたより劣っているとか、あなたの意見を最優先すべきとか、あなたが常に正しい とは思っていないからです。




ADHDを持つ相手へ、優越感を感じることの危険性

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精神的優位にたつと、時として相手の領域を犯してまで、自分の意見を押し付けてしまうことがあります。
当然相手はこれに不快を示し、反発します。
ですが、精神的優位に立っている(と思いこんでいる)方は、「私がこんなにあなたの為を思ってやってるのに、なんで言うことを聞かないの?!」とイラッとします。
その上で相手の行動が失敗に終わると、「ほらやっぱり!私の言ったとおりにすれば良かったのに!!」となりがちです。


それを繰り返すことで、ADHDの人は問題解決への意欲を失い、責任を放棄するという結果に陥りがちです。また、そうでなくても、ADHDを支えるあなたにはそう見えてしまいます。


具体例を出しますと
夫「明日から出張だから」

妻「え?!そんな突然言われても困るよ。前もってちゃんと言ってって言ってるのに!なんでいつも直前に言うの?!(怒)」

夫「明日何か予定あったっけ?ごはんもう作っちゃったとか?」

妻「違うよ、出張の準備どうするの?!」

夫「まぁなんとかなるでしょ。大丈夫だよ」

妻「そんなこと言っていつもあれがないこれがないって言うじゃない。もういい!私がやるから!何泊?!」

夫「3泊だけど・・・」

妻「じゃああれとこれと・・あ!あれが足りない、もう!だから前もって言ってよ!!いつも言ってるでしょ!今から足りない分買ってくるから!(怒りMAX)」



という感じです。
お恥ずかしながらわが家で実際にあった会話なんです・・・(苦笑)


改めてこう 文字にすると、夫婦の会話というより 小中学生の息子とお母さんの会話ですね。
夫はさぞ息苦しかったと思います。

ですが当時、わたしはこういった行動こそがADHDに対する支援だと本気で思い込んでいました。そして、イライラするのはしょうがない、私が支援の手を差し伸べているのに、それでもちゃんとしない夫が悪い!と思っていました。
まさに、夫に優越感を感じ、精神的優位に立っている証拠ですよね。

ですが、ADHDへの理解が進み、無意識の優越感から解き放たれた今では、彼のADHDにイライラする事はほとんどありません。
家族のことについては別ですが、彼自身の問題にまで首を突っ込む必要はないと気付いたからです。余談になりますが、これはわたしがACを克服したのも大きな要因となりした。

出張の話も、今ではこんな感じです。

夫「明日から出張だから」

私「そうなんだ。どこに行くの?」

夫「博多だよ。3泊」

私「いいなぁ、楽しそう。でもさみしいな」

夫「楽しそうって…仕事だよw お土産も買ってくるから」

私「やった!持っていく者で何か、足りないものとかない?」

夫「ああ、そっか。準備しなきゃね。…う〜〜〜ん、ちょっと手伝ってくれる?」

私「お土産リストが長くなるけどいい?www」


結局出張の準備の手伝いはしているし、結果は何も変わってないのですが、全くイライラしないどころか、たくさんコミュニケーションがとれて、わたしは満足でした。
以前のような、息子とお母さんの関係ではなく、夫婦らしい会話になったかなと思います。

このまま夫が「手伝って」と言わず、準備もしないでのんきにしていることもありますが、放っておいています。夫はそもそも「着替えなんて、現地調達でもなんとかなるでしょ」というお気楽なタイプなので、それを尊重しています。後でそれで彼が痛い目を見たら、「大変だったね」と慰めて終わりです。



ADHDに囚われすぎず、適材適所と割り切る

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ADHDには不得意な分野が多くあります。ですが、本人の問題であれば、あいてがADHDだからといってあなたが首を突っ込む必要はありません。
ADHDというフィルターが、時として境界線を見えにくくしてしまいますが、相手個人の問題を自分のことのように感じて、そこに責任を持とうとするのは間違っています。


ですが、それが家族の問題であれば作業分担をするのも必要ですよね。


我が家の場合では子どもの保育園に必要な書類の管理と、夫の自立支援に関する書類の管理、病院や美容院・レストラン等の予約の電話と、彼の家族とのスケジュール調整、家計の管理は私の仕事です。
これはADHDの夫にとってはどうしても苦手で、ストレスが掛かることだったので出来ませんでした。
なぜ苦手でストレスだったかというと、彼のもともとの性格上こういったことが苦手だからです。苦手でもなんとか頑張ろうとはしてくれるのですが、ADHDの特性上苦手なことは後回しにしたり、ミスが多かったり、気が散って一つのことをやり遂げるのにすごく時間がかかってしまいます。

ですが子どもの健康を考えて食材を選ぶことや、交友関係を広げて様々なイベントを考える事、休日のお出かけのプランを考えること、子どもに分かり易く言い聞かせること、子どもに新しい知識と興味を与えることは、彼に任せています。
これはもともと彼の性格上興味のあること、得意なことです。


私たち夫婦はADHDに振り回されたが故に、なんでもADHDのせいにして来ました。
ですが、お互いがお互いの足りない部分を補い、支え合いながらお互いを尊重して生活してくことって、ADHDとか関係なしに人として大切なことですよね。

それを、ADHDだからわたしがやらなきゃいけないんだ!と被害者ぶって、話をややこしくしてしまったのはほかでもない私自身です。
わたしは、自分で自分の首を絞めていたんだなぁ…としみじみ思いました。



わたしがADHDを持つ夫への優越感から開放された理由

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わたしが夫のADHDに対する優越感から開放されたのは、
自分を甘やかす癖をつけたからです。
甘やかすというとなにか違いますね、、自分で自分の機嫌を取る、というか
自分を大切にして、きちんと整えることが出来るようになったからです。


当時、わたしは不安とストレスでいつもイライラして、まるで獣みたいだったと思います。
相手の善意も受け取る余裕がなく、誰かれ構わず噛み付いては自分を正当化しようとしていました。
また、私はこんなに頑張っているんだから、もっと賞賛されるべきだ!
という、非常に利己的な考えが常に頭にありました。

そんな私を心配して友達がくれたのが、いつもご紹介してる一杯のハーブティーで大切な毎日を取り戻す【MENT】です。

こちらのナイトリセットブレンドを毎日飲むようになって、自律神経が整うと同時に、
自分がいかに偏った思考回路になっているかを反省し、
自分をちゃんと大事にしようと思えるようになりました。

そして、当時はとにかく疲れ果てていたので、自分を整えるための方法をいろいろ試してみました。
一杯のハーブティーで大切な毎日を取り戻す【MENT】をはじめ、
早寝早起き
朝のウォーキング(出勤のために駅まで行くのを、自転車をやめて歩きにしただけですが)
マインドフルネス
ストレッチ
自律神経を整えるツボを押す
夜はシャワーで済まさず湯船に浸かる
などを実践していきました。

お風呂にはこれを使いました。
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※【 薬用ホットタブ重炭酸湯 】は血行・血流を促進し代謝を上げ、
体温を上げることで体の不調の改善や、病気になりにくい体づくりをサポートする入浴剤です。





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オーガニックグレードの天然エッセンシャルオイルを配合した薬用入浴剤です。
私はこれの「正眠」よりも、「リラクゼーション」のほうがより安眠効果がありました。
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こういったことで自分が整ってくると、相手の言葉や行動の真意を考える余裕が生まれました。
また、新しい知識や意見も素直に受け入れられ、きちんと理解することが出来ました。

もちろん、彼がADHDだから割り切ってるといっても、イラッとすることは今でもあります。
特に、自分に余裕がなかったり、疲れが溜まっていたりするとイラッとしやすいです。

例えば、私が外出していて、彼が家にいる時、急に雨が降ってきても まず洗濯物はしまってもらえません(雨に気が付かない。もしくは洗濯物に気が付かないから)
明らかに子供用のお菓子でも、目につくところにあれば食べられてしまいます。

もうほんとにいい加減にしてよ!と思うこともありますが・・・
どんな夫婦も、相手にひとつの不満もなく常に100点満点という訳にはいかないですよね。
ADHDの夫から見た私も、イライラするところのひとつやふたつ、あると思います。



何がADHDだから気をつけないといけないことなのか?どこまでがADHDのせいなのか?
を見極めるのは大変ですし、夫婦ごとにそのラインは違ってくると思います。
だからこそ、相手に愛情を持って、真摯に向き合うことが大切です。
そしてそのためには、自分を整えること、歪んだ情報に惑わされず、正しい知識を持つことが大切かなと、私は思います。






冒頭の話に戻りますが、結婚生活においていちばん大切なのはなにかと思いますか?の質問。
愛情・思いやり・忍耐・笑顔・美味しいご飯
どれも大切だと思います。全部大事で、正解はありません。
でも、夫婦でこの質問に向き合った時、二人の答えが同じなら、その夫婦はうまくいくと思います。
夫婦の目指すベクトルが同じであれば、それが正解かなと思います。

皆さんはどうですか?




ADHDを支える。今回は夫婦の場合に限っての内容となりました。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。



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posted by はる at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 心のこと
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