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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年05月07日
A096・歩かないでいると、足の衰えは意外に早い
前回「年寄り気分」について触れました。閉じこもりなどで「年寄り気分」に浸っていると、気力が衰え、体力が衰え、老人化が加速されます。

また、歩かないでいると、足の衰えが想像以上に早く進みます。
人の健康は生活習慣次第で大きく左右されることを知らされます。

日本は敗戦後の廃墟から目覚ましい復興を果たし、世界第2位の経済大国などといわれるまでになりました。自動車産業の発達は目覚ましく、国中に車が溢れるほどの車社会となりました。

以前は2キロや3キロの距離は歩くのが当たり前であったのに、ちょっとした所へ行くにも車を使い、それを何とも思わない人が多数派となっていました。

マイカー族の多くが自らの足で歩くことを忘れ、汗ばむほどに歩くことは少なくなってしまいました。

近年、ガソリン価格高騰や若者の車離れが進んでいますが、これが「歩く」ことにつながるのなら、皮肉な現象ですが歓迎されましょう。

「人は足から衰える」とも言われ、足を使わないでいると、衰えは意外に早く進むものです。実際に体験してみないとピンとこないと思いますが、入院して一カ月もベッドで過ごしていると、いざ歩こうとしたとき歩行に不自由を感じる程になってしまいます。

私は糖尿病と診断されて入院したときに体験しました。出来るだけ院内の廊下や階段を歩く様にしてはいましたが、3週間ほどのベッド暮らしの後、院外歩行の許可が出て歩く練習のために靴を履いて階段を下りようとしました。その時、靴底を通しての感覚と階段の踏面が一致せずに驚かされました。
文字通り「地に足がつかない」思いをしました。

最近、病院では手術後に驚くほど早い時期から患者に歩くよう指導するようです。

これは体力の回復と、自分の体を自分で動かす積極的な気持ちを持つようにとの狙いがあってのことだと聞きます。

足が衰えると、一般に行動することが少なくなるようです。体力の衰えとともに、気力の衰えにも繋がるようです。

人間本来の姿に戻って、「歩くこと」を積極的に取り込むような日常生活を送った方が健康で右肩上がりのセカンドライフを長く続ける為には良いのだろうと思っています。

「歩け歩け」と自分に呼びかけて日々歩いています。

やや歩幅を広めに、背筋を伸ばして(いるつもりで)歩いています。





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