2012年05月06日
A095・「年寄り気分」
(今回の目次)
1、「年寄り気分」は環境で変わる
2、「還暦」に始まる祝い言葉
1、「年寄り気分」は環境で変わる
自分より高齢の方と交流していると、しかもその方が活動的であればなおのこと、自分は若い気分で過ごすことが出来るようです。
反面、閉鎖的なグループで自分は「年長者」といった気分で過ごしていたり、一人で家に閉じこもっていたりしていると、自分だけの世界に閉じこもってしまいがちで、「年寄り気分」になってしまいやすいようです。
人は、この様な法則に支配される傾向があるようです。
1、「年寄り気分」は環境で変わる
2、「還暦」に始まる祝い言葉
1、「年寄り気分」は環境で変わる
自分より高齢の方と交流していると、しかもその方が活動的であればなおのこと、自分は若い気分で過ごすことが出来るようです。
反面、閉鎖的なグループで自分は「年長者」といった気分で過ごしていたり、一人で家に閉じこもっていたりしていると、自分だけの世界に閉じこもってしまいがちで、「年寄り気分」になってしまいやすいようです。
人は、この様な法則に支配される傾向があるようです。
私は今、植物の同好会に入っていて、10年以上にわたって月例の観察会で講師の先生のご指導を得て来ました。
先生のお人柄を慕い、現地での丁寧な解説を楽しみに、毎回20名程が参まります。
所が、先生が体調不良のため講師を中断されることになりました。
卆寿のお祝いをしたのが一昨年で、私たちメンバーはご高齢の身体を気にしながらも、先生の若々しさに甘えて野山や公園などを歩き、草木の説明をいただいていました。
年齢でも大先輩の先生と行動していると、自分は若手意識でいることに気付きます。そして今、先生がおいでにならなくなってみると、自分が最高齢の部類にいる事を知らされます。かく言う自分は「後期高齡者」です。
10数年前の私を思い返します。
退職前、会社という集団の中では定年近くの人が年齢上は先輩の存在であり、ご当人達も何となく「年だ!」「年長者だ!」と思っているようでした。
「井の中の蛙 大海を知らず」
会社の中でこそ最年長グループですが、60歳前後くらいで「年寄り気分」になっているとしたら、とんでもない思い違いであること明白です。
会社から離れて、セカンドライフ世代の仲間入りをすると、ここでは最も若手であることに気付くはずです。
気持ちを新たに、溌剌とした気分であって欲しい!
間違っても「退職後は余生」などと思わずに、前向きに新たな道を歩んでほしと思います。
2、「還暦」で始まる祝い言葉
新聞の広告欄に「孫が古希、娘が米寿で私ゃ茶寿」とありました。
世の中は、斯くなってきているようで、恐れ入るばかりです。
「還暦」に始まる一連の祝い言葉を並べてみます。
60歳=「還暦」;60年で十干十二支の組み合わせが一回りすることに依る
70歳=「古希」;唐の詩人・杜甫の詩「人生70古来希なり」にちなむ
77歳=「喜寿」;喜の草書体が七十七にみえる
80歳=「傘寿」;傘の略字が八十にみえる
88歳=「米寿」;米の字が八、十、八からなる
90歳=「卒寿」;卒の通用異体字「卆」が九、十からなる
99歳=「白寿」;百の字から一を引くと「白」になる
108歳=「茶寿」;茶の字の草冠を二十、下の部分を米という字に見立てた
111歳=「皇寿」;皇の字を「白」(百引く一)と王(一プラス十プラス一)、即ち(九十九プラス十二)と見た
以前は「人生五十年」でしたが、最近は「人生八十年」の時代になりました。
このまま上がり続けて「人生百年」になったとしたら?
一体どんな世の中でしょうか?
ココまでは行かずとも、平均寿命は国民全体の平均値での話。現在60歳〜70歳代の人を平均で見ると更に数年以上延びることになる由。
80歳を「傘寿」で祝います。ですが、大相撲の番付でいうとやっと十両か幕内程度でしょうか。上には「皇寿」など、三役もおれば、横綱もいます。何処までも道は続きます。
「定年退職しました」などと言うと、昔は「お年寄り」「隠居」の気分が多分にありました。周囲もそんな目で見たものでした。
今はこんな事を言うと笑われ位に世の中は変わりました。
一連の祝い言葉を眺めていると、怠惰に流れない程度に、頑張り過ぎない程度に頑張って、これからを過ごしていこうと思わされます。
先生のお人柄を慕い、現地での丁寧な解説を楽しみに、毎回20名程が参まります。
所が、先生が体調不良のため講師を中断されることになりました。
卆寿のお祝いをしたのが一昨年で、私たちメンバーはご高齢の身体を気にしながらも、先生の若々しさに甘えて野山や公園などを歩き、草木の説明をいただいていました。
年齢でも大先輩の先生と行動していると、自分は若手意識でいることに気付きます。そして今、先生がおいでにならなくなってみると、自分が最高齢の部類にいる事を知らされます。かく言う自分は「後期高齡者」です。
10数年前の私を思い返します。
退職前、会社という集団の中では定年近くの人が年齢上は先輩の存在であり、ご当人達も何となく「年だ!」「年長者だ!」と思っているようでした。
「井の中の蛙 大海を知らず」
会社の中でこそ最年長グループですが、60歳前後くらいで「年寄り気分」になっているとしたら、とんでもない思い違いであること明白です。
会社から離れて、セカンドライフ世代の仲間入りをすると、ここでは最も若手であることに気付くはずです。
気持ちを新たに、溌剌とした気分であって欲しい!
間違っても「退職後は余生」などと思わずに、前向きに新たな道を歩んでほしと思います。
2、「還暦」で始まる祝い言葉
新聞の広告欄に「孫が古希、娘が米寿で私ゃ茶寿」とありました。
世の中は、斯くなってきているようで、恐れ入るばかりです。
「還暦」に始まる一連の祝い言葉を並べてみます。
60歳=「還暦」;60年で十干十二支の組み合わせが一回りすることに依る
70歳=「古希」;唐の詩人・杜甫の詩「人生70古来希なり」にちなむ
77歳=「喜寿」;喜の草書体が七十七にみえる
80歳=「傘寿」;傘の略字が八十にみえる
88歳=「米寿」;米の字が八、十、八からなる
90歳=「卒寿」;卒の通用異体字「卆」が九、十からなる
99歳=「白寿」;百の字から一を引くと「白」になる
108歳=「茶寿」;茶の字の草冠を二十、下の部分を米という字に見立てた
111歳=「皇寿」;皇の字を「白」(百引く一)と王(一プラス十プラス一)、即ち(九十九プラス十二)と見た
以前は「人生五十年」でしたが、最近は「人生八十年」の時代になりました。
このまま上がり続けて「人生百年」になったとしたら?
一体どんな世の中でしょうか?
ココまでは行かずとも、平均寿命は国民全体の平均値での話。現在60歳〜70歳代の人を平均で見ると更に数年以上延びることになる由。
80歳を「傘寿」で祝います。ですが、大相撲の番付でいうとやっと十両か幕内程度でしょうか。上には「皇寿」など、三役もおれば、横綱もいます。何処までも道は続きます。
「定年退職しました」などと言うと、昔は「お年寄り」「隠居」の気分が多分にありました。周囲もそんな目で見たものでした。
今はこんな事を言うと笑われ位に世の中は変わりました。
一連の祝い言葉を眺めていると、怠惰に流れない程度に、頑張り過ぎない程度に頑張って、これからを過ごしていこうと思わされます。