2012年02月09日
A008 「よく噛むこと」は脳の老化を防止する
1、「物覚えの悪さ」と「物忘れの良さ」
これは今に始まったことではありません。若い頃から自覚してきたことですが、ここ数年その度が深まりつつあることを実感します。
成り行きに任せれば右肩下がりが続き、その傾向が加速されることになりかねません。
「無駄かも知れない」とは思いながらも、流れに棹さすことを試みています。
これは今に始まったことではありません。若い頃から自覚してきたことですが、ここ数年その度が深まりつつあることを実感します。
成り行きに任せれば右肩下がりが続き、その傾向が加速されることになりかねません。
「無駄かも知れない」とは思いながらも、流れに棹さすことを試みています。
「物覚えの悪さ」と「物忘れの良さ」は結果であり、その原因の一つは「集中心の低下」のようです。言葉を変えると「気力の低下」、「真剣味のなさ」と言えそうです。
最近のウッカリ、ボンヤリを自省する時、10数年前退職した頃のことを思い出します。その頃は、昨日の事どころか今朝の食事のメニューを思い出せないことが度々でした。
流石にほっておくわけに行かず、我が症状を「思い出せない症候群」、「脳軟化症」と名付け、脳を「毎日が日曜日」にしてはいけないと反省して、その日の出来事を個条書きにするだけの「簡易メモ」を書き始めました。
「簡易メモ」とは、テニオハは問題にせず、その日の出来事を個条書きに書き出すだけのものです。
「何もしないよりはよいだろう」位の気持ちでしたが、三日坊主で終わらせずに、何か月か続けていると、有難いことに従前の水準までは改善されておりました。
メモをとることは脳に適当な刺激を与える点で確かに有効なようだと心得て、日常生活であれもこれもとは行きませんが、「これは!」思うときはメモ書きをするように心がけるようにしました。
「後で」ではなく「直ぐに」メモるように心がけました。そうしないと、直ぐに忘れてしまうからです。
日本最初のノーベル賞受賞で時の人となった湯川博士の語録に「何時も枕元にノートをおいていて、夜中でも何かを思いついたら直ぐメモしておく」とありました。
当時、私はまだ小学生でしたが、何故かこの逸話を思い出していました。
2、「よく噛むこと」が「脳に良い」
最近、ファーストフードとかファミリーレストランとか外食の影響があってか、「柔らかい!」を好む風潮に強まっているようです。
この為もあってか、日常の食事で「噛む」ということが非常に少なくなっているそうです。
私が子供の頃は、親から「もっと良く噛んで食べなさい」と、繰り返し繰り返し躾けられました。何処の家でも同じであったと思います。
それが、今は「良く噛んで食べる」という感覚が随分希薄になってしまったようで、日本人の顔の骨格が変わって、ほっそり顔になったという話まで聞こえます。
どうも我々世代が「よく噛む」という食習慣を子供に躾けることを怠った結果、子の世代も孫への躾を出来なかったからの様に思えます。
今の若い親世代は「子供が柔らかいものを好むから」と言って、その望み通りの献立を選び、あえて「良く噛んで食べる」ということを考えない傾向が強いとも聞きます。
元々は我々世代に原因があったようで、おじいちゃん、おばあちゃんたる者として、改めて「よく噛んで食べること」を子の世代、孫の世代に語る責任があると思ったりします。
聖路加国際病院理事長・日野原重明先生のお説を引用させて頂きます。
「”噛む”ということには予想以上に効用がありますから、今一度見直してほしいと思います。よく噛むと消化吸収が高まるだけでなく、脳が活性化するのです。あごの筋肉を動かすと脳の血行が良くなって、頭の働きが良くなるという仕組みです。
これは育ち盛りの子供だけではなく、大人にも大切なことです。脳のトレーニングが流行っていますが、実はそんな費用も時間も必要ありません。食べ物をよく噛むだけで、脳は生き生きと動きはじめるのです。」
食べ物をよく噛むだけで頭が良くなるのだから、トライしない手はありません。
良く噛む習慣を子や孫達に植え付けるならば、更に我々世代の忘れていた人が思い出すならば、子や孫たちも我々世代も脳が活性化され、頭脳明晰になるでしょう。是非とも日本中がこうなってほしいものだと願っています。
料理番組の先生方は、噛むほどに味が出る食材、料理をメニューに取り入れる様にご尽力願いたいものです。
テレビ、新聞などマスメディアでも、「よく噛む」という正しい食習慣を普及・浸透させることを意識した記事、番組をより多く考えてほしい。と希望します。
「日本人の脳が活性化されたならば、良い知恵も沢山でるでしょうし、閉塞感漂う日本を厚く覆う雲間から陽が射す様になるのではないだろうか!」などと思いが飛躍します。
最近のウッカリ、ボンヤリを自省する時、10数年前退職した頃のことを思い出します。その頃は、昨日の事どころか今朝の食事のメニューを思い出せないことが度々でした。
流石にほっておくわけに行かず、我が症状を「思い出せない症候群」、「脳軟化症」と名付け、脳を「毎日が日曜日」にしてはいけないと反省して、その日の出来事を個条書きにするだけの「簡易メモ」を書き始めました。
「簡易メモ」とは、テニオハは問題にせず、その日の出来事を個条書きに書き出すだけのものです。
「何もしないよりはよいだろう」位の気持ちでしたが、三日坊主で終わらせずに、何か月か続けていると、有難いことに従前の水準までは改善されておりました。
メモをとることは脳に適当な刺激を与える点で確かに有効なようだと心得て、日常生活であれもこれもとは行きませんが、「これは!」思うときはメモ書きをするように心がけるようにしました。
「後で」ではなく「直ぐに」メモるように心がけました。そうしないと、直ぐに忘れてしまうからです。
日本最初のノーベル賞受賞で時の人となった湯川博士の語録に「何時も枕元にノートをおいていて、夜中でも何かを思いついたら直ぐメモしておく」とありました。
当時、私はまだ小学生でしたが、何故かこの逸話を思い出していました。
2、「よく噛むこと」が「脳に良い」
最近、ファーストフードとかファミリーレストランとか外食の影響があってか、「柔らかい!」を好む風潮に強まっているようです。
この為もあってか、日常の食事で「噛む」ということが非常に少なくなっているそうです。
私が子供の頃は、親から「もっと良く噛んで食べなさい」と、繰り返し繰り返し躾けられました。何処の家でも同じであったと思います。
それが、今は「良く噛んで食べる」という感覚が随分希薄になってしまったようで、日本人の顔の骨格が変わって、ほっそり顔になったという話まで聞こえます。
どうも我々世代が「よく噛む」という食習慣を子供に躾けることを怠った結果、子の世代も孫への躾を出来なかったからの様に思えます。
今の若い親世代は「子供が柔らかいものを好むから」と言って、その望み通りの献立を選び、あえて「良く噛んで食べる」ということを考えない傾向が強いとも聞きます。
元々は我々世代に原因があったようで、おじいちゃん、おばあちゃんたる者として、改めて「よく噛んで食べること」を子の世代、孫の世代に語る責任があると思ったりします。
聖路加国際病院理事長・日野原重明先生のお説を引用させて頂きます。
「”噛む”ということには予想以上に効用がありますから、今一度見直してほしいと思います。よく噛むと消化吸収が高まるだけでなく、脳が活性化するのです。あごの筋肉を動かすと脳の血行が良くなって、頭の働きが良くなるという仕組みです。
これは育ち盛りの子供だけではなく、大人にも大切なことです。脳のトレーニングが流行っていますが、実はそんな費用も時間も必要ありません。食べ物をよく噛むだけで、脳は生き生きと動きはじめるのです。」
食べ物をよく噛むだけで頭が良くなるのだから、トライしない手はありません。
良く噛む習慣を子や孫達に植え付けるならば、更に我々世代の忘れていた人が思い出すならば、子や孫たちも我々世代も脳が活性化され、頭脳明晰になるでしょう。是非とも日本中がこうなってほしいものだと願っています。
料理番組の先生方は、噛むほどに味が出る食材、料理をメニューに取り入れる様にご尽力願いたいものです。
テレビ、新聞などマスメディアでも、「よく噛む」という正しい食習慣を普及・浸透させることを意識した記事、番組をより多く考えてほしい。と希望します。
「日本人の脳が活性化されたならば、良い知恵も沢山でるでしょうし、閉塞感漂う日本を厚く覆う雲間から陽が射す様になるのではないだろうか!」などと思いが飛躍します。