2012年02月08日
A007 自分流の食習慣
「食事は
・1日3回規則正しく、バランス良くにこだわらない。
・1日或いは2日単位でトータルに考えればよい。
・規則正しく”より”身体に合わせて”」
という日野原先生のお話をご著書で拝見しました。
後期高齡者の我が身に照らし、糖尿病と付き合っていく今後の食習慣について改めて考えています。
・1日3回規則正しく、バランス良くにこだわらない。
・1日或いは2日単位でトータルに考えればよい。
・規則正しく”より”身体に合わせて”」
という日野原先生のお話をご著書で拝見しました。
後期高齡者の我が身に照らし、糖尿病と付き合っていく今後の食習慣について改めて考えています。
食事は「1日3回規則正しく、十分なカロリーと栄養バランスのとれた食事を、ゆっくり時間をかけて、楽しく談笑しながら」というのが一般的ですが、これにこだわる必要はないという 聖路加国際病院理事長・日野原重明先生のお話しについて、考えてみました。
人は皆それぞれ、成長期の年代か、中年か、高齢者か、激しい運動をするか、仕事で不規則な生活を強いられるか、病で様々な制約があるかどうかなどなどで、身体の状態・要求が様々な訳で、従って「一つの慣行に縛られることなく、自分に合った自分流の食習慣を身につける様に心がけてほしい」というご説のようです。
「良い習慣が心と体を育む」と、日野原先生は講演活動などを通じ根気よく語り続けておられます。
100才を超えて、なお現役で毎日忙しく活動されている元気さの秘訣は何でしょうか?
取材の記者は食習慣に秘密がありそうだ。と考え、「1日3回規則正しく、十分なカロリーと栄養バランスのとれた食事を、ゆっくり時間をかけて、楽しく談笑しながら」という模範的な回答を期待したそうですが、その答えは意外なものだった!とのことです。
先ず、朝は野菜や果物のジュースにオリーブ油を茶さじ1杯注いだものと、コップ1杯の牛乳と牛乳入りの暖かいコーヒーだけ。しかもキッチンに立ったまま。ゆっくり飲んでいる時間がない。
昼は更に時間がない。1杯の牛乳と2〜3枚のクッキーだけ。これすら来客などで食べられない日があるとか。
先生は「1日トータルで考えれば大丈夫」として、夕食でバランスに気を遣うとのことですが、とは言っても週の半分は会食やパーティという生活で、ゆっくり食事を楽しむとは行かない様です。
曰く「自分はこれで良いが、成長期の人は1日3回、栄養バランスのとれた食事を摂ることが不可欠で、朝食抜きとかエネルギー不足は脳も身体も成長しない。
成長期を過ぎた人でもスポーツ選手などは1日3食、量とバランスを考える必要がある。
40代50代の忙しい年代で、仕事の関係で不規則な生活を強いられる人は、前夜の過食を朝食抜きで調整するなど、1日或いは2日単位でトータルに考えればよい」。
また(2008年、日野原先生談)
「私の場合、回数にすれば1日3回ということになりますが、朝、昼は食事らしい食事とは言えません。それに、学会とか海外に出たときはカロリーオーバーになります。それで、そのあとの食事を減らしたり、手を付けないなどしてバランスを保とうとします。90才代後半でも元気なのは、規則正しく食べているからではなく、身体に合わせて臨機応変に食べているからかも知れません。」
20年以上も前のことですが、私が糖尿病と診断された時、病院で栄養士さんの食事指導があって「食事は1日3食ほぼ等量、栄養バランスを保って摂取すること」と指導されました。
この考えでの食事療法に運動療法と薬事療法を合わせて対処してきましたが、加齢と共に何れは運動療法が軽度なものに変えざるを得なくなるでしょうし、食事は糖質(炭水化物)の割合を下げて血糖が上がる要因を減らすなど、今後の食習慣、運動習慣を見直す必要を感じています。
現行の食事を再チェックし、これからの「自分流の食習慣」を見直すにあたって、改めて考えさせられています。
人は皆それぞれ、成長期の年代か、中年か、高齢者か、激しい運動をするか、仕事で不規則な生活を強いられるか、病で様々な制約があるかどうかなどなどで、身体の状態・要求が様々な訳で、従って「一つの慣行に縛られることなく、自分に合った自分流の食習慣を身につける様に心がけてほしい」というご説のようです。
「良い習慣が心と体を育む」と、日野原先生は講演活動などを通じ根気よく語り続けておられます。
100才を超えて、なお現役で毎日忙しく活動されている元気さの秘訣は何でしょうか?
取材の記者は食習慣に秘密がありそうだ。と考え、「1日3回規則正しく、十分なカロリーと栄養バランスのとれた食事を、ゆっくり時間をかけて、楽しく談笑しながら」という模範的な回答を期待したそうですが、その答えは意外なものだった!とのことです。
先ず、朝は野菜や果物のジュースにオリーブ油を茶さじ1杯注いだものと、コップ1杯の牛乳と牛乳入りの暖かいコーヒーだけ。しかもキッチンに立ったまま。ゆっくり飲んでいる時間がない。
昼は更に時間がない。1杯の牛乳と2〜3枚のクッキーだけ。これすら来客などで食べられない日があるとか。
先生は「1日トータルで考えれば大丈夫」として、夕食でバランスに気を遣うとのことですが、とは言っても週の半分は会食やパーティという生活で、ゆっくり食事を楽しむとは行かない様です。
曰く「自分はこれで良いが、成長期の人は1日3回、栄養バランスのとれた食事を摂ることが不可欠で、朝食抜きとかエネルギー不足は脳も身体も成長しない。
成長期を過ぎた人でもスポーツ選手などは1日3食、量とバランスを考える必要がある。
40代50代の忙しい年代で、仕事の関係で不規則な生活を強いられる人は、前夜の過食を朝食抜きで調整するなど、1日或いは2日単位でトータルに考えればよい」。
また(2008年、日野原先生談)
「私の場合、回数にすれば1日3回ということになりますが、朝、昼は食事らしい食事とは言えません。それに、学会とか海外に出たときはカロリーオーバーになります。それで、そのあとの食事を減らしたり、手を付けないなどしてバランスを保とうとします。90才代後半でも元気なのは、規則正しく食べているからではなく、身体に合わせて臨機応変に食べているからかも知れません。」
20年以上も前のことですが、私が糖尿病と診断された時、病院で栄養士さんの食事指導があって「食事は1日3食ほぼ等量、栄養バランスを保って摂取すること」と指導されました。
この考えでの食事療法に運動療法と薬事療法を合わせて対処してきましたが、加齢と共に何れは運動療法が軽度なものに変えざるを得なくなるでしょうし、食事は糖質(炭水化物)の割合を下げて血糖が上がる要因を減らすなど、今後の食習慣、運動習慣を見直す必要を感じています。
現行の食事を再チェックし、これからの「自分流の食習慣」を見直すにあたって、改めて考えさせられています。