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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年04月15日
A074・家に閉じこもると、体も心も衰える(1)
1、幸せは歩いてこない、だから歩いていくんだよ

前回、前々回、高齢者の「転倒」について考えてきました。
「転倒を予防」する為には、「適度な運動」とりわけ「歩く」ことが最も一般的であり、かつ有効であると改めて思いました。

私は日頃、つとめて歩くようにしていますが、それでも何かの都合で家にいる日が続くと、何となく出かけるのが大儀に思うようになります。

そのまま、ズルズル家に引きこもってしまうと、結果は、はなはだ宜しくないことになるはずです。体も心もどんどん衰えていってしまいます。

足腰は使わないでいると、驚くほど早く衰えます。1カ月も入院で寝たままになっていると、まともに歩けない程になってしまいます。そうなってしまうとリハビリに大変な努力が必要です。

気分的に大儀に思っても、「エイヤー」っと家から出てしまうと、歩き出してしまうと、歩いた後では、ノルマを果たした満足感を覚え「出かけて良かった」と思います。

大儀な思いに負けて、出かけずにグズグズしていると、「やり残した」と思うのか、何かもやもやした晴れない気持ちで過ごすことになります。

こんなことを何度も経験してきました。

私には「糖尿病の運動療法」という歩く為の動機がありました。何も目的とか動機がない人は、歩く動機とか目的を力ずくでも「設定」して、行動するのがよいと思います。

自分が求めなければ、ズルズル家に閉じこもり、背中を丸めてブツブツ言っている老人になってしまいます。

水前寺清子さんが歌っていた「365歩のマーチ」。
元気溌剌として、歌も良かったけれど歌詞もまたお氣に入りでした。

「幸せは歩いてこない だから歩いていくんだよ」・・

この歌詞通りなのですが、人間は目先の楽な方に楽な方にと流れる習性がありますので、頭では分かっていてもこの通り実践できません。

人とは、本来、「幸せが歩いてきてくれる」のを何となく願っているもののように思われます。

「求めよさらば与えられん。たずねよさらば見出されん。たたけよさらば開かれん」とのキリストの教えがあっても、その様に実行できていないのが多数派のように思われます。

時々気を取り直して「一念発起」と意気込むのですが、腰砕けを繰り返す結果になりがちです。

「人間は目先の楽を求めるもの」
「種をまかずに実を求めるのが自然の姿」と自らを慰めて、そのまま怠惰を決め込むのでは人生が淋しいものになってしまいます。

「自分の殻に閉じこもっていると、考えが否定的になってしまう」
「外に出て人と話をし、一寸したキッカケを掴むなどして行動すると気持ちがオープンになり、人生にプラスを得るようになる。そう過ごしたいものだ」
と自問自答してます。

「人生、照る日曇る日」の、曇る日とか、そこまでは行かずとも何となく気合いが入らないとき、ボーッとしていたい時があります。

そんな時は多少は流れに身をまかせます。
程々に頃を見て、気を立て直すように心がけます。

頑張りすぎない程度に頑張って日々を送ろうと心がけています。

2、記憶の連鎖は脳の健康にプラスする

テレビ番組でのことです。痴呆症の予防、頭の老化防止などがテーマでした。

「自分の昔のことを書き出したり、殊に話をしていると、脳の何とか言う部分の動きが活発になりプラス効果が大きい」

ということを脳の画像で色の変化を示しながら解説されていました。

確かに子供の頃とか昔懐かしい話になると、次々に話題が広がって時間の経過を忘れてしまいます。

私の故郷は札幌で、その中学校の同級生4人が首キ圈に住んでいます。数年前から年に1度集まります。顔を合わせるなり昔話が途切れなく続いて、文字通り時の経つのを忘れます。

散会後一人になったとき、脳細胞が躍動しているような、活発な血液の流れを感じます。
老化しかかった脳血管が若返った思いが致します。

こう考えると同窓会やクラス会は楽しいものと言えそうですが、実際にはそうでない人も少なくないようです。別の概念がより上位になるのでしょうか。(続く)
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