2012年04月14日
A073・「ひとごと」でない、高齢者の「転倒」(2)
(前回)1、他人事でない、高齢者の「転倒」
(今回)2、「転倒」が重大事故になりやすい
2、「転倒」が重大事故になりやすい
高齢者には「ちょっと転んだだけなのに」と思うような場合でも、骨折・入院のケースが多く、
その際、怪我そのものだけではなく、転んで怪我をしたということが身体的・精神的に悪影響を及ぼす。という厄介な問題が尾を引くケースもあるようです。
医療現場の先生の話によると、身体の衰えを過剰に感じ取り、精神的に大きなショックを覚えたり、自尊心が傷つき以後自信喪失、回復意欲喪失に繋がる事があるというのです。
一般的に見て、加齢とともに運動能力が低下して転びやすくなっているし、特に高齢になってからの転倒は骨粗鬆症のために骨が弱くなっているので、骨折、特に足の付け根の骨折(大腿骨頸部骨折)を起こしやすい。と言われています。
前回冒頭に「65歳以上の高齢者の約1/3が1年間に1回あるいはそれ以上、転倒経験がある」という記事を紹介しましたが、
(今回)2、「転倒」が重大事故になりやすい
2、「転倒」が重大事故になりやすい
高齢者には「ちょっと転んだだけなのに」と思うような場合でも、骨折・入院のケースが多く、
その際、怪我そのものだけではなく、転んで怪我をしたということが身体的・精神的に悪影響を及ぼす。という厄介な問題が尾を引くケースもあるようです。
医療現場の先生の話によると、身体の衰えを過剰に感じ取り、精神的に大きなショックを覚えたり、自尊心が傷つき以後自信喪失、回復意欲喪失に繋がる事があるというのです。
一般的に見て、加齢とともに運動能力が低下して転びやすくなっているし、特に高齢になってからの転倒は骨粗鬆症のために骨が弱くなっているので、骨折、特に足の付け根の骨折(大腿骨頸部骨折)を起こしやすい。と言われています。
前回冒頭に「65歳以上の高齢者の約1/3が1年間に1回あるいはそれ以上、転倒経験がある」という記事を紹介しましたが、
別の資料では
「自宅在住の高齢者の 10〜20%
老人ホームなど施設入居の高齢者の20〜50%が
1年間に1度以上転倒を経験している」と報じています。さらに
「この転倒の内 50〜70%が医療機関での治療を要し、
6〜12%が骨折している。
70才以上になるとこの転倒率は増加し、大腿骨頸部骨折が急増する。」とあります。
自宅在住の高齢者よりも老人ホームなど施設入居の高齢者の方が2倍或いはそれ以上に転倒が多いのは、どう理解したら良いのでしょうか。
転倒しやすい状態になった人が人が施設には多いのかも知れません。
この様な母集団の違いがないとすれば、邪推かも知れませんが、老人ホームなど施設に入居していると、何かにつけて身の回りの面倒を見てもらうことが多くなり、本人が頭を使い、身体を動かすことが自宅在住者より少なくなるのではないかとも考えられます。
施設などでの行き届いたお世話が長く続くと、その行為が仇となって、自立意欲・自己防衛能力が低下するのではないかと思ったりします。
施設の実態を検証した訳ではなく、単なる推論です。的外れであるならば、謹んで訂正させていただきます。
自宅であれ、施設であれ、自分のことは極力自分ですることが、当人の気力、体力を維持・向上のための基本であると思っています。
そうは思いながら、誰かが手伝ってくれると、ついついそれに頼ってしまうようになるのが人間の弱い一面であると思ったりします。
何れにしても、かなりの人が転倒を経験し、その結果治療を要したり、骨折入院となる割合が非常に高いことが現実のようです。
「転倒しやすい人」として以下のような記述があります。
・既に転倒したことがある人
・歩く速さが遅い人
・片足で立つことや継ぎ足歩行が出来ない人
・目眩がする人
・コレステロールや中性脂肪が高い人
・視力が悪い人
などなど。お互いに「転ばぬ先の杖」を心がけたいと願います。
「転倒を予防」するためには、先ず「適度な運動」ということになるのでしょうが、人・様々で定番のメニューは無いのかも知れません。
ただ共通して言えることは下肢筋力の強化だそうです。最も一般的、かつ簡単に行えるのが「歩行」ということのようです。
仲間同士で話すのは
「健康な間はあれこれ言っておれるけれど、体調不良になると気力が衰えてくる。そのときどの様にして自分を奮い立たせるか?!」ということです。
「その時はその時、歩ける程度に元気な間は、楽しく歩いていよう」と話が収斂します。こうありたいと願っています。
「自宅在住の高齢者の 10〜20%
老人ホームなど施設入居の高齢者の20〜50%が
1年間に1度以上転倒を経験している」と報じています。さらに
「この転倒の内 50〜70%が医療機関での治療を要し、
6〜12%が骨折している。
70才以上になるとこの転倒率は増加し、大腿骨頸部骨折が急増する。」とあります。
自宅在住の高齢者よりも老人ホームなど施設入居の高齢者の方が2倍或いはそれ以上に転倒が多いのは、どう理解したら良いのでしょうか。
転倒しやすい状態になった人が人が施設には多いのかも知れません。
この様な母集団の違いがないとすれば、邪推かも知れませんが、老人ホームなど施設に入居していると、何かにつけて身の回りの面倒を見てもらうことが多くなり、本人が頭を使い、身体を動かすことが自宅在住者より少なくなるのではないかとも考えられます。
施設などでの行き届いたお世話が長く続くと、その行為が仇となって、自立意欲・自己防衛能力が低下するのではないかと思ったりします。
施設の実態を検証した訳ではなく、単なる推論です。的外れであるならば、謹んで訂正させていただきます。
自宅であれ、施設であれ、自分のことは極力自分ですることが、当人の気力、体力を維持・向上のための基本であると思っています。
そうは思いながら、誰かが手伝ってくれると、ついついそれに頼ってしまうようになるのが人間の弱い一面であると思ったりします。
何れにしても、かなりの人が転倒を経験し、その結果治療を要したり、骨折入院となる割合が非常に高いことが現実のようです。
「転倒しやすい人」として以下のような記述があります。
・既に転倒したことがある人
・歩く速さが遅い人
・片足で立つことや継ぎ足歩行が出来ない人
・目眩がする人
・コレステロールや中性脂肪が高い人
・視力が悪い人
などなど。お互いに「転ばぬ先の杖」を心がけたいと願います。
「転倒を予防」するためには、先ず「適度な運動」ということになるのでしょうが、人・様々で定番のメニューは無いのかも知れません。
ただ共通して言えることは下肢筋力の強化だそうです。最も一般的、かつ簡単に行えるのが「歩行」ということのようです。
仲間同士で話すのは
「健康な間はあれこれ言っておれるけれど、体調不良になると気力が衰えてくる。そのときどの様にして自分を奮い立たせるか?!」ということです。
「その時はその時、歩ける程度に元気な間は、楽しく歩いていよう」と話が収斂します。こうありたいと願っています。