2012年04月12日
A071・ 高齢者は転びやすい、重大事故になり易い
「65歳以上の高齢者の約1/3が1年間に1回あるいはそれ以上、転倒経験がある」という統計があるそうです。自分のことと感じていない人が多数派と思いますが、どうもそうではないようです。
かく言う私は後期高齢者で、日頃は努めてよく歩いていて脚力は平均を下回ることはあるまい!と自惚れていましたが、家の近くで普通に步道を歩いていて何かに躓いた訳でもないのに転んで膝を打ったことがあります。自信(慢心)に警告を与える出来事でした。
高齢者は転びやすい! をテーマに、気になる点を若干整理してみました。
かく言う私は後期高齢者で、日頃は努めてよく歩いていて脚力は平均を下回ることはあるまい!と自惚れていましたが、家の近くで普通に步道を歩いていて何かに躓いた訳でもないのに転んで膝を打ったことがあります。自信(慢心)に警告を与える出来事でした。
高齢者は転びやすい! をテーマに、気になる点を若干整理してみました。
東京消防庁の統計で、救急車を呼んだ人のうち全体の約45%が「転倒」、約10%が「転落」という統計があるそうです。
確かに「歳を取れば、誰でも転びやすくなる!」様です。
65歳以上の高齢者の家庭内事故統計では実に約7割は「転倒」が原因で、その発生場所は家の中の居室が全体の約7割を占めて、以下階段、廊下、庭などが続く。という解説もあります。
家庭内での転倒・転落といえば階段が話題になりますが、居間の方により多くの注意を向ける必要があるようです。
どこで転んだか?〜
家庭内に限らず屋外屋内全般について、どんなところに注意したら良いのでしょうか?
雑誌「暮しの手帖」の調査によると、
・一般道路や歩道での転倒が約3割、
・自宅内での転倒が 2割弱
・階段は、屋外・自宅内を合計すると2割近くになり、
上りと下りでは下りのほうが転びやすい。
・庭や駐車場など家の周りが1割強。
・ひっかかりがある場所での転倒が約3割、
滑りやすい場所での転倒が 約2割
普通の場所での転倒が 約4割(暮しの手帖77、1998より)
ひっかかりがある場所、滑りやすい場所などは誰でもそれなりに注意するでしょうが、それでも転倒してしまうケースが多いという結果が出ています。
段差もない普通の場所、一般道路や歩道での転倒が多いことに注目します。障害物をよけようとしたり、他の人を避けようとした際に対応しきれなかったり、バランスを崩したりするケースが少なくないように思います。
これら外的な要因ではなく、集中心が途切れたり原因不明で転ぶことが少なくないようです。筋力の低下が原因なのか訳もなく転ぶ事もあります。
「はき物が原因のことも少なくない」と報告されています。
〜何を履いていて転んだか?〜※雑誌「暮しの手帖」の調査結果です。
屋外で転んだ人の半数以上が「運動靴」とか「革靴」でした。「サンダル」という回答も多かったようです。
サンダルが転びやすいのは分かるような気がしますが、運動靴が多いのは意外です。
自分の足に適してないものを履いていたことが考えられます。と解説されています。
外反母趾など足の状態が原因して、さらに転倒しやすかったとも言えます。(暮しの手帖77、1998より)
足に合った楽なはき物であることが第一要件であると思います。これが身の安全につながります。外反母趾とか、何処かキズして痛みがあるとかも自分の問題として合わせ注意する必要ありそうです。
かかとの高いものとか、足を締め付けるとか、足が遊びやすい様なはき物はお勧めでない!と言えそうです。
骨折と年齢の関係
少し視点が変わりますが、年齢と骨折率との関係を見ると、転んだときに骨折する率は、全体としては、年をとるにつれて、高くなっていく傾向にある。という結果が出ています。
・転んだ人のおよそ2人に1人が骨折していること、
・たった一回転んだことで、寝たきりになったり、手足が不自由になったりしていることがわかります。
これらのことからも、高齢者が転ばないように気をつけることはとても大切なことだとわかります。
私は子供の頃から良く歩いていましたし、大人になってからも、今でも、特別何かがなければ2〜3キロの距離なら歩くようにしています。足腰はまだまだ大丈夫と思っていますが、冒頭に触れたように普通に歩道を歩いていて何かのはずみで転んだ経験があります。
事実は事実です。
現在76歳。まだまだこれからと思いながら、高齢者の転倒防止には日頃から注意し、気を配っています。
確かに「歳を取れば、誰でも転びやすくなる!」様です。
65歳以上の高齢者の家庭内事故統計では実に約7割は「転倒」が原因で、その発生場所は家の中の居室が全体の約7割を占めて、以下階段、廊下、庭などが続く。という解説もあります。
家庭内での転倒・転落といえば階段が話題になりますが、居間の方により多くの注意を向ける必要があるようです。
どこで転んだか?〜
家庭内に限らず屋外屋内全般について、どんなところに注意したら良いのでしょうか?
雑誌「暮しの手帖」の調査によると、
・一般道路や歩道での転倒が約3割、
・自宅内での転倒が 2割弱
・階段は、屋外・自宅内を合計すると2割近くになり、
上りと下りでは下りのほうが転びやすい。
・庭や駐車場など家の周りが1割強。
・ひっかかりがある場所での転倒が約3割、
滑りやすい場所での転倒が 約2割
普通の場所での転倒が 約4割(暮しの手帖77、1998より)
ひっかかりがある場所、滑りやすい場所などは誰でもそれなりに注意するでしょうが、それでも転倒してしまうケースが多いという結果が出ています。
段差もない普通の場所、一般道路や歩道での転倒が多いことに注目します。障害物をよけようとしたり、他の人を避けようとした際に対応しきれなかったり、バランスを崩したりするケースが少なくないように思います。
これら外的な要因ではなく、集中心が途切れたり原因不明で転ぶことが少なくないようです。筋力の低下が原因なのか訳もなく転ぶ事もあります。
「はき物が原因のことも少なくない」と報告されています。
〜何を履いていて転んだか?〜※雑誌「暮しの手帖」の調査結果です。
屋外で転んだ人の半数以上が「運動靴」とか「革靴」でした。「サンダル」という回答も多かったようです。
サンダルが転びやすいのは分かるような気がしますが、運動靴が多いのは意外です。
自分の足に適してないものを履いていたことが考えられます。と解説されています。
外反母趾など足の状態が原因して、さらに転倒しやすかったとも言えます。(暮しの手帖77、1998より)
足に合った楽なはき物であることが第一要件であると思います。これが身の安全につながります。外反母趾とか、何処かキズして痛みがあるとかも自分の問題として合わせ注意する必要ありそうです。
かかとの高いものとか、足を締め付けるとか、足が遊びやすい様なはき物はお勧めでない!と言えそうです。
骨折と年齢の関係
少し視点が変わりますが、年齢と骨折率との関係を見ると、転んだときに骨折する率は、全体としては、年をとるにつれて、高くなっていく傾向にある。という結果が出ています。
・転んだ人のおよそ2人に1人が骨折していること、
・たった一回転んだことで、寝たきりになったり、手足が不自由になったりしていることがわかります。
これらのことからも、高齢者が転ばないように気をつけることはとても大切なことだとわかります。
私は子供の頃から良く歩いていましたし、大人になってからも、今でも、特別何かがなければ2〜3キロの距離なら歩くようにしています。足腰はまだまだ大丈夫と思っていますが、冒頭に触れたように普通に歩道を歩いていて何かのはずみで転んだ経験があります。
事実は事実です。
現在76歳。まだまだこれからと思いながら、高齢者の転倒防止には日頃から注意し、気を配っています。