2012年04月10日
A069・路傍の七草(春組)
1、路傍の七草(春組)
四月に入って陽ざしが随分明るくなりました。
故郷の札幌など北国ではまだまだ寒い日が続いているでしょうが、それでも日に日に草木の緑が顔を出してきていることでしょう。
東京では、ここ1週間くらいで道端の草花がぐーんと伸びてきました。街中の街路樹の下とか、公園のあちらこちらにも黄色や白や紫やピンクやらの草花が咲きそろってきました。
芝生で寛ぐ人、園内でジョギングする人、ウオーキングする人、散歩する人が随分多くなってきました。
歩く足を止めて、「何という花だろうか?」と話し合っている人をよく見かけます。
よく見かける草木の花の名前など、チョット知っているだけでも散歩が何倍も楽しくなりそうです。
四月に入って陽ざしが随分明るくなりました。
故郷の札幌など北国ではまだまだ寒い日が続いているでしょうが、それでも日に日に草木の緑が顔を出してきていることでしょう。
東京では、ここ1週間くらいで道端の草花がぐーんと伸びてきました。街中の街路樹の下とか、公園のあちらこちらにも黄色や白や紫やピンクやらの草花が咲きそろってきました。
芝生で寛ぐ人、園内でジョギングする人、ウオーキングする人、散歩する人が随分多くなってきました。
歩く足を止めて、「何という花だろうか?」と話し合っている人をよく見かけます。
よく見かける草木の花の名前など、チョット知っているだけでも散歩が何倍も楽しくなりそうです。
見えても見ないで通りすぎるのは、何とも勿体ないことです。
花の顔と名前を知っていると、見えるものが見るようになり、発見!ご対面の喜びもあって「やあ、こんにちわ!」
「きれいに咲いてくれて有難う」などと語りかける気分に成ります。心が晴れて元気が増すような気がします。花も喜んでいるように思えます。
道端で良くお目にかかる草花を「春の七草」にゴロを合わせて「路傍の七草(春組)」として並べてみました。たまたまこの日に多く見かけた順に選んだもので、外れた花から異議が出るかも知れませんが、他意ありませんとしてご容赦願いたく思います。
ホトケノザ;(仏の座)
茎の周りをぐるりと巻く葉の形が
仏を安置する仏座に似ているのが名の由来。
「春の七草」にあるホトケノザは今はコオニタビラコ
というキク科の草で、本種とは別物です。
ヒメオドリコソウ;
花笠をかぶって踊るときの花笠に似ていることに
由来するオドリコソウという種があって、その花を小型にした様な
ところから名付けられたと言う説が一般的。
小さなピンクの花の周り、株の上方に赤紫色の葉が重なります。
オオイヌノフグリ;(写真ありません)
青紫色で径1cm程の花はとても綺麗ですが、実が犬の陰嚢の如し
ということでこんな名前が付けられたとか。
直感的といえばそうなのですが?
ノゲシ(ハルノノゲシ);
名はケシですがキクの仲間です。
春先から秋の頃まで花が見られます。葉のトゲ状の部分は触れても
痛くありません。似た仲間で格段にトゲトゲしい種はオニノゲシ
といい、これはさわると痛い。
カラスノエンドウ(烏の豌豆);
スズメノエンドウという種があり、より大型なのでカラス。
という説と、
実が黒いから烏という説があるようです。更に栽培種の豌豆と
区別して野生のエンドウ(野豌豆)との説も聞かれます。
カタバミ(傍食);(写真ありません)
暗くなると葉が折りたたんだようになり、片側が食べられた
(食(は)まれた)様になることが名の由来と言われています。
葉が赤茶色で花弁が黄色のアカカタバミ、
花弁が赤紫で中央部が濃く花粉が黄色のイモカタバミ、
花弁は薄い赤紫で花粉が白色のムラサキカタバミなどが見られます。
山地では白花のミヤマカタバミが見られます。
ナズナ(ペンペングサ);
”撫でる菜”とか”実が三味線のバチの様な形なので
ペンペン・・・”とか、名前の由来は様々です。
普通に見るナズナは花は白色、実はバチ形ですが、ナズナの
仲間にもいろいろあって、黄花で実が楕円形はイヌナズナ。
白花で実が軍配形はグンバイナズナ。注意していると街中でも
時々見かけます。
写真の枚数と大きさに制限がありますので残念ですが、足りない分は図鑑などで満たしてください。
これ以外にもハコベ タンポポ スミレ ショカッサイ ハハコグサ ヘビイチゴ ハルジョオン ヒメジオン シロツメクサ(クロ−バー) などなど、更に初夏から夏に向けて様々な草花が咲き競いましょう。とても楽しみです。
2、春の七草
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ これぞ七草」
(平安時代の左大臣・四辻喜成が詠んだ短歌)
ゴギョウ=ハハコグサ、スズナ=カブ、スズシロ=ダイコン
この歌で春の七草を数えるのが一般的のようです。ついでに「秋の七草」はどうでしょうか?
「秋の野に咲きたる花を指折り かき数うれば七草の花
萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、また藤袴、朝貌の花(キキョウ)」
この山上憶良の歌で口調良く指折ることが出来ます。
オバナ=ススキ、
アサガオ=今のキキョウと考えられています。今のアサガオはまだ日本に入ってきていませんでした。
この様に、「春の七草」が食用であるのに対して 「秋の七草」は観賞用の花が選ばれています。
「春の七草」観賞用の花として「路傍の七草(春組)」を見ていただければ、と思います。
花の顔と名前を知っていると、見えるものが見るようになり、発見!ご対面の喜びもあって「やあ、こんにちわ!」
「きれいに咲いてくれて有難う」などと語りかける気分に成ります。心が晴れて元気が増すような気がします。花も喜んでいるように思えます。
道端で良くお目にかかる草花を「春の七草」にゴロを合わせて「路傍の七草(春組)」として並べてみました。たまたまこの日に多く見かけた順に選んだもので、外れた花から異議が出るかも知れませんが、他意ありませんとしてご容赦願いたく思います。
ホトケノザ;(仏の座)
茎の周りをぐるりと巻く葉の形が
仏を安置する仏座に似ているのが名の由来。
「春の七草」にあるホトケノザは今はコオニタビラコ
というキク科の草で、本種とは別物です。
ヒメオドリコソウ;
花笠をかぶって踊るときの花笠に似ていることに
由来するオドリコソウという種があって、その花を小型にした様な
ところから名付けられたと言う説が一般的。
小さなピンクの花の周り、株の上方に赤紫色の葉が重なります。
オオイヌノフグリ;(写真ありません)
青紫色で径1cm程の花はとても綺麗ですが、実が犬の陰嚢の如し
ということでこんな名前が付けられたとか。
直感的といえばそうなのですが?
ノゲシ(ハルノノゲシ);
名はケシですがキクの仲間です。
春先から秋の頃まで花が見られます。葉のトゲ状の部分は触れても
痛くありません。似た仲間で格段にトゲトゲしい種はオニノゲシ
といい、これはさわると痛い。
カラスノエンドウ(烏の豌豆);
スズメノエンドウという種があり、より大型なのでカラス。
という説と、
実が黒いから烏という説があるようです。更に栽培種の豌豆と
区別して野生のエンドウ(野豌豆)との説も聞かれます。
カタバミ(傍食);(写真ありません)
暗くなると葉が折りたたんだようになり、片側が食べられた
(食(は)まれた)様になることが名の由来と言われています。
葉が赤茶色で花弁が黄色のアカカタバミ、
花弁が赤紫で中央部が濃く花粉が黄色のイモカタバミ、
花弁は薄い赤紫で花粉が白色のムラサキカタバミなどが見られます。
山地では白花のミヤマカタバミが見られます。
ナズナ(ペンペングサ);
”撫でる菜”とか”実が三味線のバチの様な形なので
ペンペン・・・”とか、名前の由来は様々です。
普通に見るナズナは花は白色、実はバチ形ですが、ナズナの
仲間にもいろいろあって、黄花で実が楕円形はイヌナズナ。
白花で実が軍配形はグンバイナズナ。注意していると街中でも
時々見かけます。
写真の枚数と大きさに制限がありますので残念ですが、足りない分は図鑑などで満たしてください。
これ以外にもハコベ タンポポ スミレ ショカッサイ ハハコグサ ヘビイチゴ ハルジョオン ヒメジオン シロツメクサ(クロ−バー) などなど、更に初夏から夏に向けて様々な草花が咲き競いましょう。とても楽しみです。
2、春の七草
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ これぞ七草」
(平安時代の左大臣・四辻喜成が詠んだ短歌)
ゴギョウ=ハハコグサ、スズナ=カブ、スズシロ=ダイコン
この歌で春の七草を数えるのが一般的のようです。ついでに「秋の七草」はどうでしょうか?
「秋の野に咲きたる花を指折り かき数うれば七草の花
萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、また藤袴、朝貌の花(キキョウ)」
この山上憶良の歌で口調良く指折ることが出来ます。
オバナ=ススキ、
アサガオ=今のキキョウと考えられています。今のアサガオはまだ日本に入ってきていませんでした。
この様に、「春の七草」が食用であるのに対して 「秋の七草」は観賞用の花が選ばれています。
「春の七草」観賞用の花として「路傍の七草(春組)」を見ていただければ、と思います。