2015年10月14日
A469・数病息災
1、「一病息災」から「数病息災」へ
早いもので、退職してから20年が経過しました。
在職中50歳代半ばに「糖尿病」と診断されて、以来、退職後も「一病息災」を心がけてきました。
この心がけが良かった為なのか、退職後は糖尿病の運動療法として続けていた「歩くこと」で山野草に興味を覚えるようになり、無趣味・無芸・仕事一途?であった私に趣味と言えるものが育ちました。
更に、見聞きしたことの記憶・記録のために始めたパソコン・デジカメも不器用に万年入門・初級レベルでの取り扱いながら自分なりに楽しむようになって、また、同好の仲間が次第に増えて、趣味の間口も奥行きも連鎖的に広がってきました。
持病の糖尿病はインスリン治療に切り替えてからは血糖値のコントロールが順調に推移しています。
家族の在宅看護などが続いて厳しい環境ではありますが、自分自身は「一病息災」であることに感謝しながら前向きに暮らしてきました。
しかし、人生、なかなかスッキリとはいかないようです。
2年前に始まった肩痛があまり苦にならない程度にまで改善されて喜んでいたところ、今年になって、選手交代でもないのでしょうが、腰痛や首痛で病院のお世話になるようになりました。
この8月下旬、突然厳しい腰の痛みに襲われて、近くの病院の整形外科に行ったところ、同じ病院の脳神経外科に回されて、触診(&指圧?)とレントゲン診断の結果「広い意味でのぎっくり腰」とのことでした。
「注射と痛み止めの経口薬で様子を見ましょう」
「2週間経って痛みが残る様なら来院下さい。」
長引くものと半ば思いこんでいましたが、意外にも、ハッピーなことに、治療効果が急激に現れて、1日で一部の違和感を残してほぼ痛みが消え、薬の効果と思いながらも当面の辛さから解放されたのは望外の喜びでした。
ところが1か月ほど後の10月に入るころ、今度は首に違和感を覚え、翌日には上下左右ほとんど動かせない程になりました。ゆっくり、無理しない程度に動かしていると多少は可動域が広がりますが、快方へ!とはいきません。
「随分病院とのお付き合いが頻繁になったものだ」などと思いながらも、必要な時は致し方ないなどと自己弁護しながら再び脳神経外科に行きました。
検査結果、MRI画像を私に見せながらドクター曰く
「首の状態がかなり悪いです。頚椎管が一番狭いところで正常の1/2程になっています」
「痛み炎症を抑える薬と筋肉の緊張を和らげる薬で様子を見ましょう」
「急な外力をかけないように注意してください。整体などでゴキッとしたりすると、大変なことにもなりかねません。」
2、首痛の診断結果と思ったこと
この症状は年月をかけて、ゆっくり進むのが普通とのこと。
加齢と共に進む頸骨の変形、椎間板ヘルニア、頚椎管狭窄、頚椎症、頚椎狭窄症、頚椎性脊椎症・・と並べると、どれがどう違うのか分かりませんが、うんざりします。
ともあれ処方された薬のお蔭で、1週間経った今はほとんど痛みは解消していることに感謝です。
急な外力を与えないように注意しながら、今後の進行を鈍化させるための血流改善、食事・運動に依る体質改善などの処方をこれからドクターの指導を受けながら考えていくつもりです。
この度、初めてMRI検査を受けましたが、画像の鮮明なのに驚きました。
同時にレントゲンも取ったのですが、画像を並べるとMRI画像の方が素人には格段に分かりやすく見えます。
頚椎管が頚椎、頚椎管板の変形で狭窄している様が一目瞭然です。
80歳ともなると、体のあちこちで部品の材質が劣化したり、変形したり、摩耗が進んだりするのは自然の摂理とは思いながらも、斯くも鮮明に見せつけられると我が身ながら唖然とします。
同時に事態を直視出来て、あれこれ推測する必要がなくなって、すっきりもします。
「腰の痛みや首の痛みは長引くもの」という通念が一般化していて、原因がはっきりしないままに病院を転々と移り変わったり、巷に伝えられる素人療法で症状を悪化させている例も少なくないようです。
殊に高齢者の場合は、私のように、知らぬ間に頚椎管の狭窄がかなり進行しているケースが少なくないだろうと思われます。
この場合は、整体や整骨で触診と経験などに依る治療で、無理な外力をかけるようなことがあると、即刻取り返しのつかないことになりかねません。
要注意です。
MRIの画像を見ると、その様な処置はあり得ないはずです。
患部と原因部が異なる場合もある様です。
レントゲン検査だけでははっきりしない場合もある様で、また、
触診、経験などに依る原因推測に依る治療でも、
原因が直接法で確認できないままに治療を進めることの危険を強く感じました。
高齢者が首痛、背骨痛、腰痛に見舞われた際には、素人判断はせずに、先ずはMRI検査、レントゲン検査を受けて、原因を明らかにすることが必須だろうと思わされました。
人並みには、或はそれ以上に「歩いて」体を動かしてきて、「糖尿病」と共に「一病息災」の生活を楽しんできましたが、どうやら次のステージに入って、
「椎骨、椎間板、関節などと脳神経に係る不具合」との共生が加わって
「数病息災」の時期になってきたようです。
そうなったらそうなったで、それなりの過ごし方があるだろう!
と、思っています。
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バックナンバータイトルを下記分類で一覧致します。
該当するジャンルの(1)〜(8)をクリックいただくと、そこに分類されているタイトルが一覧され、
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1、「日記・諸事寸話」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
早いもので、退職してから20年が経過しました。
在職中50歳代半ばに「糖尿病」と診断されて、以来、退職後も「一病息災」を心がけてきました。
この心がけが良かった為なのか、退職後は糖尿病の運動療法として続けていた「歩くこと」で山野草に興味を覚えるようになり、無趣味・無芸・仕事一途?であった私に趣味と言えるものが育ちました。
更に、見聞きしたことの記憶・記録のために始めたパソコン・デジカメも不器用に万年入門・初級レベルでの取り扱いながら自分なりに楽しむようになって、また、同好の仲間が次第に増えて、趣味の間口も奥行きも連鎖的に広がってきました。
持病の糖尿病はインスリン治療に切り替えてからは血糖値のコントロールが順調に推移しています。
家族の在宅看護などが続いて厳しい環境ではありますが、自分自身は「一病息災」であることに感謝しながら前向きに暮らしてきました。
しかし、人生、なかなかスッキリとはいかないようです。
2年前に始まった肩痛があまり苦にならない程度にまで改善されて喜んでいたところ、今年になって、選手交代でもないのでしょうが、腰痛や首痛で病院のお世話になるようになりました。
この8月下旬、突然厳しい腰の痛みに襲われて、近くの病院の整形外科に行ったところ、同じ病院の脳神経外科に回されて、触診(&指圧?)とレントゲン診断の結果「広い意味でのぎっくり腰」とのことでした。
「注射と痛み止めの経口薬で様子を見ましょう」
「2週間経って痛みが残る様なら来院下さい。」
長引くものと半ば思いこんでいましたが、意外にも、ハッピーなことに、治療効果が急激に現れて、1日で一部の違和感を残してほぼ痛みが消え、薬の効果と思いながらも当面の辛さから解放されたのは望外の喜びでした。
ところが1か月ほど後の10月に入るころ、今度は首に違和感を覚え、翌日には上下左右ほとんど動かせない程になりました。ゆっくり、無理しない程度に動かしていると多少は可動域が広がりますが、快方へ!とはいきません。
「随分病院とのお付き合いが頻繁になったものだ」などと思いながらも、必要な時は致し方ないなどと自己弁護しながら再び脳神経外科に行きました。
検査結果、MRI画像を私に見せながらドクター曰く
「首の状態がかなり悪いです。頚椎管が一番狭いところで正常の1/2程になっています」
「痛み炎症を抑える薬と筋肉の緊張を和らげる薬で様子を見ましょう」
「急な外力をかけないように注意してください。整体などでゴキッとしたりすると、大変なことにもなりかねません。」
2、首痛の診断結果と思ったこと
この症状は年月をかけて、ゆっくり進むのが普通とのこと。
加齢と共に進む頸骨の変形、椎間板ヘルニア、頚椎管狭窄、頚椎症、頚椎狭窄症、頚椎性脊椎症・・と並べると、どれがどう違うのか分かりませんが、うんざりします。
ともあれ処方された薬のお蔭で、1週間経った今はほとんど痛みは解消していることに感謝です。
急な外力を与えないように注意しながら、今後の進行を鈍化させるための血流改善、食事・運動に依る体質改善などの処方をこれからドクターの指導を受けながら考えていくつもりです。
この度、初めてMRI検査を受けましたが、画像の鮮明なのに驚きました。
同時にレントゲンも取ったのですが、画像を並べるとMRI画像の方が素人には格段に分かりやすく見えます。
頚椎管が頚椎、頚椎管板の変形で狭窄している様が一目瞭然です。
80歳ともなると、体のあちこちで部品の材質が劣化したり、変形したり、摩耗が進んだりするのは自然の摂理とは思いながらも、斯くも鮮明に見せつけられると我が身ながら唖然とします。
同時に事態を直視出来て、あれこれ推測する必要がなくなって、すっきりもします。
「腰の痛みや首の痛みは長引くもの」という通念が一般化していて、原因がはっきりしないままに病院を転々と移り変わったり、巷に伝えられる素人療法で症状を悪化させている例も少なくないようです。
殊に高齢者の場合は、私のように、知らぬ間に頚椎管の狭窄がかなり進行しているケースが少なくないだろうと思われます。
この場合は、整体や整骨で触診と経験などに依る治療で、無理な外力をかけるようなことがあると、即刻取り返しのつかないことになりかねません。
要注意です。
MRIの画像を見ると、その様な処置はあり得ないはずです。
患部と原因部が異なる場合もある様です。
レントゲン検査だけでははっきりしない場合もある様で、また、
触診、経験などに依る原因推測に依る治療でも、
原因が直接法で確認できないままに治療を進めることの危険を強く感じました。
高齢者が首痛、背骨痛、腰痛に見舞われた際には、素人判断はせずに、先ずはMRI検査、レントゲン検査を受けて、原因を明らかにすることが必須だろうと思わされました。
人並みには、或はそれ以上に「歩いて」体を動かしてきて、「糖尿病」と共に「一病息災」の生活を楽しんできましたが、どうやら次のステージに入って、
「椎骨、椎間板、関節などと脳神経に係る不具合」との共生が加わって
「数病息災」の時期になってきたようです。
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5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)