2015年05月17日
A445・「治療より予防」の方策は?
「予防医学」という分野を専門にしているドクターの話です。
(問)よく「医学と何が違うのか?」と聞かれます。
(答)勿論、重なる部分も多いけれど、次のように捉えてもらえると分かりやすいかなと考えています。
・医学 → 「病人の治療」がねらい
・予防医学 → 「社会全体の健康」をめざす
「世界一の長寿国家日本で、これ以上の健康をめざしてどうするのか?」という声もあります。
しかし、この長寿は日本の世界に誇る医療制度に依るところ大!と見ることが出来て、反面、「予防」に対する意識が全体的に低い、という問題があるといえます。
予防医学に注力する所以です。
という内容でした。
発病してから「治療」で苦しむより、病気に罹らないように「予防」を心がけたほうが良い!とは誰もが思いながら、実際にはそういかないのが世の常というもののようです。
「生活習慣病」などという病気が日本中に蔓延して、その代表格の糖尿病を見ても、治療の大変さ、予防の大切さを実感いたします。
ほんの30年程前は「成人病」と言われていました。
働き盛りの年代の人たちが飲食で不摂生と運動不足を続けた挙句、糖尿病の兆候が出て警告を受けても、
気にはしながらも、
「仕事のため」と己に言い訳をしたり、
「食べたいものを食べずに、何が人生か!」などと粋がったりして年月を過ごした挙句、数年以内に「糖尿病です!」と宣告されるのがお決まりのコースでした。かく言う私もその一人です。
「後の後悔 先に立たず」
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」(徳川家康訓)
を思い知らされます。
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」(吉田松陰)とは土俵が違うけれど
「かくすれば かくなるものと知りながら」・・ついつい己の無自覚を悔やむことになってしまいます。
病気に限らず、世の中は問題が起こってから騒ぐことが多いようです。
世界に誇る日本の警察!
発生した事件の捜査には絶大な権力を持っていますが、犯罪防止の面では頼りなさを感じます。
ストーカー行為とか嫌がらせ、脅しなどを受ける市民の助けを求める声に迅速、的確に対応しなかった為、殺人事件が起こってしまった!と見られるケースなどその例です。
その警察の対応を容認するかの如く「個人の痴話話にいちいち警察が付ききってどうする!警察は忙しいのだ」との有名な政治家の発言を新聞で見たことがあります。
この様な気分が日本の社会にはある訳で、口先では「予防」「防止」といっても、なかなか一筋縄ではいかないようです。
話を「病気の予防」に戻します。
「予防医学」ドクターのお話です。
病気を予防するためには、次のようなやっかいなことをしないといけません。
・たばこは吸わない
・お酒は飲み過ぎない
・塩分は控えめに
・睡眠はきちんととる
・野菜をたくさんとる
・体を動かす、 などなど
更に厄介なのは、わたしたちの脳が、欲望に負けやすくできていることです。予防医学の研究者が、いま必死になって研究しているのが、「行動科学」と言われる分野です。
「行動科学」とは?
などと言い始めると面倒なことになりそうです。
要は
「人は弱い生き物です」
「よし、やるぞ!」と意志を固めたとしても、「意志」ほど信用できないものはない!というところから予防医学の研究は展開されていくようです。
「かくも弱き意志こそ、21世紀における予防医学の最大のチャレンジなのです」
と言われています。
「禁煙、食生活の乱れ、運動不足など日々の意志決定(とその未達成)に関する問題で、年間約70万人のアメリカ人が命を落としている」という研究成果発表もあるそうです。
ドクター曰く「新たなことを行おうとするよりも、今迄の生活習慣のキーになる部分にちょっとした工夫をすることで、人生が大きく健康に向けて変わった」という事例を見て行きたい」。
「人の意志は当てにならないもの!」と認めたうえで、自分の生活習慣を見直していく!
説得力のある話だと思わせられたことです。
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1、「日記・諸事寸話」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(1)
2-1、「身体の健康」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(2)
2-2、「運動」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(3)
2-3、「食習慣・食生活」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(4)
3、「心・頭脳の健康」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(5)
4-1、「病気・傷害・医療」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(6)
4-2、「糖尿病」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(7)
5、「福祉・介護・看護」
「ジャンルなし」
・「ハッピー健康習慣」バックナンバー(8)
(問)よく「医学と何が違うのか?」と聞かれます。
(答)勿論、重なる部分も多いけれど、次のように捉えてもらえると分かりやすいかなと考えています。
・医学 → 「病人の治療」がねらい
・予防医学 → 「社会全体の健康」をめざす
「世界一の長寿国家日本で、これ以上の健康をめざしてどうするのか?」という声もあります。
しかし、この長寿は日本の世界に誇る医療制度に依るところ大!と見ることが出来て、反面、「予防」に対する意識が全体的に低い、という問題があるといえます。
予防医学に注力する所以です。
という内容でした。
発病してから「治療」で苦しむより、病気に罹らないように「予防」を心がけたほうが良い!とは誰もが思いながら、実際にはそういかないのが世の常というもののようです。
「生活習慣病」などという病気が日本中に蔓延して、その代表格の糖尿病を見ても、治療の大変さ、予防の大切さを実感いたします。
ほんの30年程前は「成人病」と言われていました。
働き盛りの年代の人たちが飲食で不摂生と運動不足を続けた挙句、糖尿病の兆候が出て警告を受けても、
気にはしながらも、
「仕事のため」と己に言い訳をしたり、
「食べたいものを食べずに、何が人生か!」などと粋がったりして年月を過ごした挙句、数年以内に「糖尿病です!」と宣告されるのがお決まりのコースでした。かく言う私もその一人です。
「後の後悔 先に立たず」
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」(徳川家康訓)
を思い知らされます。
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」(吉田松陰)とは土俵が違うけれど
「かくすれば かくなるものと知りながら」・・ついつい己の無自覚を悔やむことになってしまいます。
病気に限らず、世の中は問題が起こってから騒ぐことが多いようです。
世界に誇る日本の警察!
発生した事件の捜査には絶大な権力を持っていますが、犯罪防止の面では頼りなさを感じます。
ストーカー行為とか嫌がらせ、脅しなどを受ける市民の助けを求める声に迅速、的確に対応しなかった為、殺人事件が起こってしまった!と見られるケースなどその例です。
その警察の対応を容認するかの如く「個人の痴話話にいちいち警察が付ききってどうする!警察は忙しいのだ」との有名な政治家の発言を新聞で見たことがあります。
この様な気分が日本の社会にはある訳で、口先では「予防」「防止」といっても、なかなか一筋縄ではいかないようです。
話を「病気の予防」に戻します。
「予防医学」ドクターのお話です。
病気を予防するためには、次のようなやっかいなことをしないといけません。
・たばこは吸わない
・お酒は飲み過ぎない
・塩分は控えめに
・睡眠はきちんととる
・野菜をたくさんとる
・体を動かす、 などなど
更に厄介なのは、わたしたちの脳が、欲望に負けやすくできていることです。予防医学の研究者が、いま必死になって研究しているのが、「行動科学」と言われる分野です。
「行動科学」とは?
などと言い始めると面倒なことになりそうです。
要は
「人は弱い生き物です」
「よし、やるぞ!」と意志を固めたとしても、「意志」ほど信用できないものはない!というところから予防医学の研究は展開されていくようです。
「かくも弱き意志こそ、21世紀における予防医学の最大のチャレンジなのです」
と言われています。
「禁煙、食生活の乱れ、運動不足など日々の意志決定(とその未達成)に関する問題で、年間約70万人のアメリカ人が命を落としている」という研究成果発表もあるそうです。
ドクター曰く「新たなことを行おうとするよりも、今迄の生活習慣のキーになる部分にちょっとした工夫をすることで、人生が大きく健康に向けて変わった」という事例を見て行きたい」。
「人の意志は当てにならないもの!」と認めたうえで、自分の生活習慣を見直していく!
説得力のある話だと思わせられたことです。
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