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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2015年05月23日
A446・自分なりに「歩く」
1、「歩くことは人間にとって最良の薬だ」

「歩くことは人間にとって最良の薬だ」と聞かされただけならば、
「そうかもね!」で終わってしまうのかも知れませんが、

「紀元前460年、医学の祖ヒポクラテスの言葉だ!」と言われると、重みが俄然違ってきます。

有名人崇拝指向なのかも知れませんが、2千数百年も忘れられることなく語り継がれているにはそれなりの背景があるのだろうと、己に言い聞かせます。

2、「誰でも、どこでも」「自分なりに」

何れにしても「歩くことは良いことだ」と信じて、この20数年「歩くこと」を生活習慣にしてきましたので、心強い援軍を得た思いです。

もともとは持病の為の運動療法として義務感で歩いていたのですが、歩きながら目にした草木に興味を覚えるようになって、何時しか楽しみに変わっていました。

しかし、このこの趣味と実益を兼ねた体に良い運動も、80歳の声を聞くようになって、いずれは行動が制限されるだろうから、今までとは違った運動、体のメンテナンスが必要だと考えるようになりました。

ストレッチのスタジオに通って、全身の様々な筋肉に刺激を与え、同時に脳にも刺激を与えるような動きを教わりました。筋トレのような鍛錬ではなく、日ごろ使わない筋肉を刺激するメニューが組まれて、硬かった体がほぐれてきて、体幹もしっかり傾向がみられてきました。

その矢先、右肩を痛めて(腕を伸ばしたはずみで)治療、リハビリの羽目となり、さらに、家族の寝たきり介護が始まったりで、折角のストレッチも中断となってしまいました。

人生はなかなか思うようには行きません。
一つの方法が出来なければ別の方法で・・・とならざるを得なくなります。

1年近く運動不足の状態でいましたが、体力・気力の衰えを感じて、改めて、許される範囲の時間で「歩くこと」を再開しました。

ウオーキングは使う筋肉が限られる!と一般に言われ、上記のようなメニューを組んだストレッチと比べると、確かにその違いを実感されます。

しかし、「誰でも、どこでも」という点では、「歩くこと」が最も普遍的であることに変わりはないし、

人それぞれの体調、環境で「誰でも、どこでも」「自分なりに」出来るという最大の利点があることは論を待ちません。

「普通に歩く」
「歩幅を普通〜やや広め〜最大」に変えてみる、
「速さを普通〜やや速め〜高速」に変えてみる、
「普通〜中程度〜最大・高速」を適当な距離(例えば100mインターバル)で組み合わせてせてみる、
を自分の調子に合わせて選択してみます。

使う筋肉が違ってきますし、腕の振り、骨盤の動きが違う様に感じます。
息の上がり方、疲労感も当然違います。
運動量(運動の強さ*時間)を自分なりに自由に選んでみます。

更に例えば一定歩数ごとにステップを変えたり、頭で単純な算数を行うなど脳への刺激を意識するのも一案です。但し、このことに神経が集中しますので一般道路で行うのは危険です。公園の遊歩道などのみで行うようにしています。

3、運動は脳に送る血流を活発にする

私たちの脳は酸素や栄養素をたくさん消費しています。それらは血液によって心臓から脳へ送られています。
運動は(誰でも、何処でも、自分なりに出来る)は、この脳に送られる血液の量を増やすと言われます。

平たく言って「血の巡りがよくなる!」と言うのですから、私にとっては願ったりかなったりです。

少し数量的な説明を文献から引用させて頂きます。(斜字体)

1分間に心臓から脳に送られる血液の量は1.4リットルほどなので、これを1日あたりの量(すなわち、1日は60分×24時間=1440分)に換算しますと、なんと約2,000リットル、即ちドラム缶10本分ほどの量の血液が、毎日心臓から脳に送られていることになります!

さらに驚くべきことは、ウォーキングをはじめ、運動はこの脳へ送る血流量をおよそ10倍に増やします。

運動によって脳の血流が増えるということは、それだけ新鮮な酸素や栄養分がよりたくさん脳に届けられるということになります。そう考えますと、“運動が脳に良い”ということが理解できると思います。

「運動が脳に送られる血液の量を増やす」訳ですから、努めて手足を動かすように心がけたいと思っています。


加齢と共に何となく体を動かすことが億劫に思いがちになります。これを乗り越えるのがこれからの健康法だろうと思っています。

「後でを直ぐに!」などは、此の為の好ましい生活習慣と心得ます。
頑張りすぎない程度に頑張って、前を向いてこの先を過ごしていこうと思っています。

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