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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2015年05月05日
A443・足のケアに注意!(2)
ほとんどの人は自分の顔を毎日鏡で見ているでしょうから、わずかな変化にもすぐ気づくでしょうが、
足をしっかりチェックしている人は少ないようです。

ところが、高齢化が進み、また糖尿病人口の増加によって足(下肢)の血管の動脈硬化症が増えているようですので、足のケアの必要性が高まっているようです。

動脈硬化が
・心臓の血管にできると狭心症や心筋梗塞!
・脳の血管にできると脳梗塞! として人々は敏感に反応しますが、
・足(下肢)の血管にできれば閉塞性動脈硬化症! ということにはそれ程の注意が向けられていない様です。

「閉塞性動脈硬化症」とは?

足の血管が詰まり、初期はしびれや冷感、だるさや痛みなどの症状が現れますが、新鮮な血液が末端に届けられないためにキズが治らず、感染を起こし、潰瘍(かいよう)化。悪化すると壊疽(えそ)が起こり、足の切断にまで至る恐ろしい病気。・・と説明されています。

足病変の重症化で下肢切断(膝下、膝上、あるいは股関節から下)という大切断となる人は年間1万人以上と言われ、足の指だけといった小切断数を含めると更に大幅に増え、足を切断する人は毎年増えている由。

足を切断してしまうと結果として寝たきりになってしまう人が多く、5年生存率40%という厳しい報告もあるとのことです。
こう聞くと、足のケアに注意を向けなれば!と改めて思わせられます。

私は持病の糖尿病では病歴20数年のベテラン患者で、前半は経口薬治療でしたがA1cが7%~9%が続き、10年程前に12~13%に急上昇した為、それまでのインスリン忌避をあきらめインスリン注射療法に切り替えました。セカンドオピニオンに納得してのことでした。

以降、ほぼ順調に血糖値はコントロール出来ています。
後になって気づいたのですが、思えば丁度この頃から足の指の感覚に変化が出ていた様です。「しびれ」とは違うような!何か違和感がある!・・・といった状態が続いています。

糖尿病の主治医の先生にを話しても(血糖値がほぼ満足できる水準で推移している為か)「軽い神経障害でしょう」の一言で済まされ、症状の安定が続いて糖尿専門の大学病院から居住地近くの地域病院に移った後、そこのドクターも同じ反応でした。

この様な足の指の感覚に異変が出る以前の、経口薬治療をしていた時代の主治医の先生からも足のケアについての話はありませんでした。

この度、AAA(Act Against Amputation 「なくそう、下肢切断」)プロジェクトが発足し、認知拡大の活動が展開されていることを知って、フットケア外来を受け付けている専門医に見てもらいました。

今迄の糖尿治療記録(A1c記録)を参考までに持参しました。
左右の足の刺激への反応を調べ、神経障害が多少出ていることが分かり、ただし壊疽などの心配はないことの説明を受けました。更に

「・糖尿病神経障害が進むと足の感覚がにぶり、痛みや痒みを感じにくくなり、キズや火傷やけどにすぐ気づけなくなること。
・血糖値が高い状態が続くと身体の抵抗力が弱くなり、細菌や真菌(水虫)などの感染症に対する抵抗力が低下してキズの治りにくくなること。
・この状態を放置していると、潰瘍(かいよう)ができたり、足の形が変形したり、爪がボロボロになったりと、様々な足病変が起こること」

などなど説明されました。

私の場合、症状は落ち着いているが足の変形に依る歩行中の局部的な当たり、靴擦れを防止するため、型どりを完全に行った医療保険適用の靴を処方してもらいました。早速利用していますが、愛用してきたウオーキングシューズとは異なるフィット感があって、フットケアへの関心が誘起させられます。

もっと早い時期に糖尿病主治医の歴代の各先生からフットケアについて今少し突っ込んだ話があったなら!
との思いがあります。

勿論、自分の問題ですから自分で調べ、行動すべきであって、「説明がなかったこと」に恨み、つらみを言うつもりではありません。
しかし体験上、多少なりとも不安な症状があったり、フットケアを意識される場合は、フットケア専門医の診断を受けるのが良策と思っています。

専門医は多くはないようです。ネットで、例えば「フットケア外来」又は「なくそう下肢切断プロジェクト」で検索すると一部アクセスできます。

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