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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年03月28日
A056 「老後に夫と同居→妻死亡リスク2倍」との新聞記事(1)
1、「偕老同穴」が普通と思いたい

「支え、支えられて「人」となります。」
「偕老同穴、 二人が寄り添って、何時までもお幸せに」
昔の結婚披露宴ではこんな挨拶が定番でした。

今も昔も、家族の幸せを願い、お互いが健康であることを願う気持ちに変わりはないはずです。

ところが、とんでもない見出しの新聞記事が目に入りました。3年以上も前のことですが、「夫妻の心身の健康」という観点から改めて読み返しています。

「老後に夫と暮らすと、妻の死亡リスクが約2倍に高まる」。
こんな書き出しの記事がH19,01,30の朝日新聞朝刊に載りました。

この調査結果を発表した愛媛県総合保険協会の藤本医長が愛媛医学会賞に選ばれ・・

藤本医長曰く「夫が日常生活の多くを妻に依存している高齢者が多く、肉体的にも精神的にも妻は夫の存在が負担になっている」

この記事をご覧になって、第一感、どう思いますか? 

私は大きな違和感を覚えました。この様な事例、或いはこの様な要因は確かにあるとは思いますが、お互いにプラスしあっている夫妻の日本の全体数に対して、この事例の母数はどれほどなのか?

地域によっては特異な因習が残っていて、女性が一方的に苦労を強いられているのだろうか?
と、思ったりもしました。

一般論として、自分が気付かぬままに相方にあらぬ苦労をかけているだろう事は十分にあり得ます。その反省のキッカケではありました。

日本の人口統計を見ると、日本人の平均寿命は平成9年の統計で女83,82歳、男77,19歳だそうです。老齢者だけを見た時、この差が大きく変わることはなさそうです。
「この人口統計と矛盾するのではないか?」。全国的な傾向ではなさそうに思われます。

調査は、約3100人に病歴、生活習慣など17項目の調査表に答えてもらい、5年後、この間に死亡した200人と生存2900人を比べて「死亡した女性は夫が居るほうが、居ない場合に比べて死亡リスクが2,02倍に高まり、一方、男性は、妻が居る場合、居ない場合に比べて死亡リスクが0,46倍に下がった」と説明されています。

調査資料から結論を導く過程での説明がありませんので(紙面の都合もあるのでしょうが)上記の疑問は残ったままです。


地域性とか、統計処理上の問題があるのかもしれません。そこで、疑問は疑問として残したままで、一つの調査結果として受け取り、私たち退職後世代の生活への教訓をどう読み取るか? を考えて見ました。

因みに、調査を行なった先生のコメントは「夫の依存が妻に負担をかけている一方で、妻に先立たれると夫は身の回りのことを助けてくれる存在を失い、死ぬ危険性が高まる。夫が家事などを覚えて自立することが大切だ」とありました。

このコメントだけを見ると何の異論もありませんが、論文の結論とは矛盾するように思われます。 (続く)
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