2012年03月14日
A042・「血糖値」の自己測定(2)
(前回)
1、血糖値の測定頻度を上げる効果
(今回目次)
2、体験談
2、体験談
・2カ月に1回の血糖値(ml/dl)の測定では、その1日〜2日前にカロリーを減らしたり、運動量を増したりするのは検査の本筋に対して有害・無益ですが、毎日又は1日おきに2回測定するなど頻繁に計る場合はほとんどの時間帯が摂生の傘の下に入るので事情が違ってきます。
試験前の危機感に似たような感覚で間食や無駄食いの誘惑を有効に制御出来ます。しかも、単に「我慢する」のではなく、測定値で自分の状態を知った上で納得して自発的に行う摂生ですのでストレスにはなりません。
趣味とか目標のはっきりしたテーマ(フィールドノートのメモやデジカメデータの整理・加工やブログへの投稿など)に気持ちを向け、その作業に取り組むと時間の経過を忘れ、間食や夜食への意識がお留守になって、無理なく無駄食いをさけることが出来るようになります。
・主治医の先生に決めていただいた間隔での測定スケジュールを「自己管理ノート」にマークしておき、自分で血糖値を測定して結果をそこにに記録しています。
測定のタイミングは具体的には、今日「朝食前・後の2点」を測定すると、1日おいて明後日は「朝食後、昼食前の2点」その翌々日は「昼食前・後」・・・と位相をずらしながら1日おきに2点という具合です。
この記録によって1日のどの時間帯はどのような血糖値になっているかを食事の量、質や運動のメニューによって類推出来るようになり、カロリーコントロールの意識レベルが高まりました。
・「我慢、辛抱、ねばならぬ・・と言った義務感」ではなく「期待、希望が先行した自発的な意欲」によって食事・間食・夜食のカロリー調整、抑止と運動推進を行い得るようになりました。
・一般的な傾向として血糖値(mg/dl)は食後上昇し0,5〜1時間ほどでピークをうち、以後下降に転じ、次第に傾斜がなだらかになり3〜4時間で安定に向かう様なカーブが示されています。
私の場合最悪期は食後2時間での血糖値(mg/dl)が400以上にもなりましたが、インスリン注射をするようになって100台後半から中頃まで下がりましたが、この食後2時間値からの下がり方が遅いけいこうにあることが分かりました。
・夕食後の血糖値はピーク時から就寝時にかけて降下し、夜間午前2〜3時頃に底を打ち、その後朝方にかけてゆっくり上昇するなど、自分のパターンを知ることが出来て、食事の仕方運動の仕方に貴重な情報を得るようになりました。
このように血糖値(mg/dl)多点測定で食事の内容・量や運動の程度によって、どの位の数値になりそうか、どんな傾向を示すか、大体の推定が出来るようになって気持ちの面でも随分余裕が出ましたし、効果的な対応を出来るようになりました。
・間食・夜食は極力回避すべきものされていますが、これがなかなかの難事です。つい食べてしまって、その都度後ろめたい気持ちにさせられもしましたが、インスリンを打つようになってしばらくしてから、今の主治医の先生に「測定結果を見ながら、食事が少なめの時は食間に少し補食をするように」言われるようになって、随分気持ちに余裕が出てきました。
血糖値の多点測定を続けてきた体験から、食事の内容・量・運動の状態でなんとなく体の状態が分かるようになってきたので、適宜、間食・夜食を摂るようにしています。精神的なゆとりが出来て、「我慢!辛抱!」と闘っていた頃とは天と地の違いとなっています。
人間は意志の弱いところがある様で、私もその一人ですが、何か歯止めがないと目先の楽な方に楽な方にと流れがちです。
検査などといった外的な権威に上手く便乗して、効果的な治療生活をストレスを溜めることなく続けられるようになったと思っています。
1、血糖値の測定頻度を上げる効果
(今回目次)
2、体験談
2、体験談
・2カ月に1回の血糖値(ml/dl)の測定では、その1日〜2日前にカロリーを減らしたり、運動量を増したりするのは検査の本筋に対して有害・無益ですが、毎日又は1日おきに2回測定するなど頻繁に計る場合はほとんどの時間帯が摂生の傘の下に入るので事情が違ってきます。
試験前の危機感に似たような感覚で間食や無駄食いの誘惑を有効に制御出来ます。しかも、単に「我慢する」のではなく、測定値で自分の状態を知った上で納得して自発的に行う摂生ですのでストレスにはなりません。
趣味とか目標のはっきりしたテーマ(フィールドノートのメモやデジカメデータの整理・加工やブログへの投稿など)に気持ちを向け、その作業に取り組むと時間の経過を忘れ、間食や夜食への意識がお留守になって、無理なく無駄食いをさけることが出来るようになります。
・主治医の先生に決めていただいた間隔での測定スケジュールを「自己管理ノート」にマークしておき、自分で血糖値を測定して結果をそこにに記録しています。
測定のタイミングは具体的には、今日「朝食前・後の2点」を測定すると、1日おいて明後日は「朝食後、昼食前の2点」その翌々日は「昼食前・後」・・・と位相をずらしながら1日おきに2点という具合です。
この記録によって1日のどの時間帯はどのような血糖値になっているかを食事の量、質や運動のメニューによって類推出来るようになり、カロリーコントロールの意識レベルが高まりました。
・「我慢、辛抱、ねばならぬ・・と言った義務感」ではなく「期待、希望が先行した自発的な意欲」によって食事・間食・夜食のカロリー調整、抑止と運動推進を行い得るようになりました。
・一般的な傾向として血糖値(mg/dl)は食後上昇し0,5〜1時間ほどでピークをうち、以後下降に転じ、次第に傾斜がなだらかになり3〜4時間で安定に向かう様なカーブが示されています。
私の場合最悪期は食後2時間での血糖値(mg/dl)が400以上にもなりましたが、インスリン注射をするようになって100台後半から中頃まで下がりましたが、この食後2時間値からの下がり方が遅いけいこうにあることが分かりました。
・夕食後の血糖値はピーク時から就寝時にかけて降下し、夜間午前2〜3時頃に底を打ち、その後朝方にかけてゆっくり上昇するなど、自分のパターンを知ることが出来て、食事の仕方運動の仕方に貴重な情報を得るようになりました。
このように血糖値(mg/dl)多点測定で食事の内容・量や運動の程度によって、どの位の数値になりそうか、どんな傾向を示すか、大体の推定が出来るようになって気持ちの面でも随分余裕が出ましたし、効果的な対応を出来るようになりました。
・間食・夜食は極力回避すべきものされていますが、これがなかなかの難事です。つい食べてしまって、その都度後ろめたい気持ちにさせられもしましたが、インスリンを打つようになってしばらくしてから、今の主治医の先生に「測定結果を見ながら、食事が少なめの時は食間に少し補食をするように」言われるようになって、随分気持ちに余裕が出てきました。
血糖値の多点測定を続けてきた体験から、食事の内容・量・運動の状態でなんとなく体の状態が分かるようになってきたので、適宜、間食・夜食を摂るようにしています。精神的なゆとりが出来て、「我慢!辛抱!」と闘っていた頃とは天と地の違いとなっています。
人間は意志の弱いところがある様で、私もその一人ですが、何か歯止めがないと目先の楽な方に楽な方にと流れがちです。
検査などといった外的な権威に上手く便乗して、効果的な治療生活をストレスを溜めることなく続けられるようになったと思っています。